魂がだいぶん抜けている(撮影・AJ広島のゆかいな仲間たち) |
午後8時26分、248.1キロ地点のPC2セブンイレブン下関彦島水門店に到着。
平坦基調とはいえ、この距離を走るとさすがに楽ではない。
今回のブルべで、数少ないPCのうちの一つ。
AJ広島のスタッフが出迎えてくれた。
心遣いがうれしい。
向かいのジョイフルのレシートでもOKだけど、わしらはセブンのものを取得。
ジョイフルでランチしたしね~。
ここのクローズは午後11時32分なので貯金は3時間とちょっと。
増えもしないが、減りもしない。
補給を済ませて20分ほどで再出発した。
いってきま~ス(撮影・AJ広島のゆかいな仲間たち) |
さあここからが本格的なナイトライドだ。
まずは丘を越えて、彦島バイパスへ。
これまた自動車専用道と間違えるような片側2車線のバイパスだ。
夜なので交通量はさほどでもない。
見通しのいいほぼ直線路だ。
この日は夜になっても晴天が続いた。
雨が降らないだけでありがたい。
国道191号に合流。
今度は海岸沿いの別のバイパスを行く。
ひたすら距離を稼いでいく。
やがて立派なバイパスは終わり、普通の郊外の国道になる。
左手には付かず離れずの距離を取り、山陰線が並走している。
しばらく我慢の時間帯。
気温も徐々に下がってきた。
田園地帯を抜け、建物が増えてきた。
下関市豊浦町だ。
右手にはローソン。
距離は275キロ。
時刻は午後10時過ぎ。
少し休もう。
休憩だ |
サドルバッグから冬用のレッグカバーを取り出して着用する。
太ももを露出しないと履けないので、建物脇に隠れる。
肌寒くなってきたので、薄手のウインドブレイカーも羽織る。
このレッグカバー、ゴールまで履きっぱなしでした |
ここで一緒になった彼からタバコを恵んでもらうケーキさん。
喫煙者同士の妙な連帯感ってあるのね。
ケーキさんの視線はタバコへ |
ここで暖かいものを食べた気がするのだけど、よく覚えていない。
着替えたりしたので随分と休んでしまった。
尻に根が生える前に動かないと。
再び北へ、北へ。
瓦そばで有名な川棚温泉を過ぎ、小串へ。
やがて道は海岸沿いに出る。
右手は山。
左手は山陰線の向こうに響灘が広がる。
月齢6の下弦の月が空の半ばにぶら下がっている。
水平線から下の海は月の光を浴びて、ちらちらと綾織のように細かくきらめく。
スマホのカメラでは切り取れない情景だ。
道の先には、小さな街灯が見え、わしらの行く先を示す。
無心になって走る時間。
だが、なかなか次の目的地である角島大橋が近づかない。
角島大橋ってこうも遠かったっけ。
時刻は11時過ぎ。
眠気が迫ってくる。
「道の駅北浦街道ほうほく●キロ」という看板がある。
そうそう角島の手前に道の駅があるんだよ。
なんとかそこまで耐えよう。
左手に道の駅発見!
ケーキさんと滑り込む。
午後11時半、出発から約300キロ地点。
四方を囲まれたスペースではないけどベンチがある。
暖かくはないが昨年秋のアラウンド広島ほど、寒くて耐えられないほどでもない。
ここでいいや。
すごく人気ある道の駅らしいよ。昼間は |
横になる。
目をつむる。
おやすみなさい・・・
...
起きる。
少しだけ復活する。
もっと寝たいのは山々だけど。
ホットドリンクに癒される |
暖かい飲み物をいただく
結局、30分間休んだだけで再出発した。
調べてみると、この道の駅たいそう人気があるようで。
角島の眺めがよかったり、イカの活け造りとか新鮮な魚介類を楽しめたり。
深夜、日付が変わるころにくる場所じゃないね。全く。
191号から角島大橋への道はアップダウンが多い。
いつも日が暮れてからしか走ったことがないわしら。
いつかゆっくりと明るいうちに走って、道の駅でうまいもんでも食べたいものだ。
過去何回かのブルベでおなじみの風景。
妙に立派なバス停のそばを通って、角島大橋のたもとにたどり着いた。
角島大橋に到着 |
角島大橋の向こうには沈みゆく月が。
たちまちフォトチェック用の証明写真を撮る。
フォトチェックのミッション完了! |
周囲にはだれもいない。
用事がすめば立ち去るだけ。
今回のアラヤマのほぼ折り返し点だ。
山口県のほぼ西北端。
いつもの道を通って、国道191号に戻る。
合流点にあるローソンは今回は通過した。
だいぶん冷え込んできた。
道端に自転車を止める。
冷えてきた |
防寒用のレインジャケットに着替え、レインパンツを履く。
モンベルさんお世話になります |
いつものアップダウンをこなして、長門へ向かう。
時折ある下り坂もフル装備なので寒くない。
ケーキさんはレインパンツを積んでいたなかったので寒い思いをしたようだ。
備えあればうれしいな。
眠気の波状攻撃が、わしらを襲う。
やれん。
長門の手前にちょうどいいコインランドリーがあるとの情報を得ていたので、そこに滑り込む。
午前1時半過ぎ、324キロ地点。
まだまだ旅は終わらない。
長くなってきたので、つづく
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