11月はブルべの新年度スタートの月。
11月3日(金祝)、新年1発目を飾るBRM1103広島200km広島・松山を走ってきた。
午前5時過ぎにAJ広島主催のBRMおなじみのマツダスタジアムに到着。
蛍光ベストを羽織ったブルべエな人たちが集っている。
ツネちゃん、本年度も宜しくお願い致します。 |
新年度初のブルべ。
ランドヌール的にはあいさつは「明けましておめでとう」だ。
200ブルべだけあって、ダホンとキャノンデールの小径車で出走する強者が2人もいる。
ダッホンだ! |
キャノンデールのフーリガン! |
すごすぎるぜ。
5時半過ぎから担当のツネちゃんのブリーフィング。
きょうはワンオペらしい。頑張ってね。
午前6時に出発する。
ブルべが初めての4人を含む15人が旅立った。
しばし信号峠に我慢。
海田からは瀬野川沿いをダラダラと登っていく。
踏切待ち |
下界は晴れていたが、だんだんと霧が濃くなってきた。
志和分かれ付近 |
国道2号をずっと進むのかと思いきや、志和インター分かれを過ぎたところで左側の細道に。
こんな道初めてだわ。
どうやら山陽線の急こう配の難所「セノハチ」の撮影ポイントらしく、道端にカメラを構えたファンがたむろしていた。
鉄ちゃんのツネちゃんらしいコース設定である。
山陽線の北側を並走する県道46号を進む。
霧がどんどん深くなる。
サングラスに細かい水滴が付き、真っ白になる。
拭いても拭いてもすぐ曇る。キリがない。
雨よりもたちが悪い。
視界が狭まる。
27km地点の通過チェックのファミマを危うく通り過ぎるところだった。
ツネちゃんが呼び止めてくれて気が付いた。すまんすまん。
狭い道だが、クルマの通行量が結構多い。
進路をふさぐように急停車するクルマもいて、同行のランドヌールが餌食になるところだった。危ないなあ。
八本松から西条へ。酒蔵通りを抜ける。
相変わらず濃い霧だ。
地元ランドヌールによると「この時期、霧は多いけど、こんなのは珍しい」とのこと。
現在、東広島在住のケーキさんによると「霧だったけど10時過ぎたら快晴だったよ」
白市から空港までの区間もずっと真っ白。
白市方面 |
空港の誘導灯も見えない |
結局、本郷へのダウンヒルまで晴れることはなかった。
沼田川の右岸を下り、三原市内を過ぎる。
すっかり快晴になり、気温も順調に上がっていく。
すっかり快晴 |
尾道駅前は尾道刑務所の矯正展が開かれ、にぎわっていた。
尾道駅前、にぎわっている |
9時50分に83km地点の尾道渡船に到着した。
渡船が出たばかりで、向島から戻ってくるのを10分ほど待った。
渡船が出たばっか |
向島に渡るとすぐにPC1のエブリイ向島店である。
店外ではツネちゃんがいつもの笑顔で、店内に入るとDJの小林克也さんが「エブリイ!」と渋い声で迎えてくれた。
通過時刻は10時07分。
クローズが11時36分なので、貯金はほぼ1時間半だ。
ここからは勝手知ったるしまなみ海道。
連休ということでレンタル自転車の観光客も多い。
「通ります!」と声をかけながら抜かしていく。
因島大橋 |
因島から生口島へと渡る。
瀬戸田のジェラート店ドルチェさんも大にぎわいだ。
さすがのドルチェさん |
11時半過ぎに瀬戸田港前のハンバーガー店ゴロッケンさんに到着。
瀬戸田港のそば |
今回、ここに来ると決めていたのだ。
すでに大にぎわい。
サイクリストにも人気 |
ご夫婦の活気ある掛け合いを聞きながら、しばし待つ。
ラージ、ポテト、ドリンクをオーダー。計1500円なり。
メニューです |
ハマショー愛好家にして、サイクリストでもあるご店主に挨拶できてよかった。
プレミアムバーガーであるJ・BOY(1500円)は前の組で売り切れだった。
待ちに待ったハンバーガー、美味かった。
肉が荒ぶる |
荒ぶる牛肉に翻弄されるだけの人生だった。
45分ほど滞在して12時20分に再出発した。
残りが85kmちょっと。
大三島から伯方島へ。
かんきつの季節 |
133km地点のPC2ローソン伯方島インター店は、13時13分に通過した。
貯金は1時間39分。
暑くなってきたので、ドリンクを補給する。
伯方大島大橋を渡る。
まだ時間が早いのか、身近島のキャンプ場はそれほど混んでなかった。
車が入れないキャンプ場 |
14時過ぎから来島海峡大橋を渡る。
来島海峡大橋 |
微妙に斜度があり速度が上がらない。
とはいえ景色は最高。
空の上を走る |
好天にも恵まれ、空中散歩を楽しんだ。
四国に降り立つ。
波止浜からはいつもの海沿いの道へ。
海沿いをゆく |
160㎞を過ぎたところで足が攣った。
漢方薬を飲んで、だましだまし進む。
気温も25度を超えている。
汗をかいていて、レッグカバーも塩で真っ白になっている。
何で足が攣ったのか。
そういえば今回はバナナを食べていない。
あれが原因か。
ラストのPCでバナナを食べるか。もう手遅れか。
脳内に「ラストバナナをもう1本」という謎フレーズが駆け巡る。
菊間の鬼瓦にあいさつ。
瀬戸内海をにらむ鬼瓦 |
このかいわいはトラックが多いので気を遣う。
海沿いを離れ、松山北条バイパスに入る。
道が広くなり、走りやすくなった。
15時45分、184km地点のPC3ローソン松山北条バイパス店を通過した。
レシート |
スポーツドリンクと水を買う。
結局、バナナ買ってないじゃん。
貯金は2時間35分に増えた。
このペースだと16時40分ぐらいには着くかしら。
18時過ぎのフェリーがあるので、それに間に合えばいいな。
右折してバイパスを離れ、海沿いの道を行く。
夕日がまぶしい |
そろそろ日暮れ。夕日がまぶしい。
影の伴走者 |
16時半過ぎ、松山観光港に到着した。
予想通りだね。
ん?港に反射ベストのみなさんがいる。
アナウンスで何か言っている。
「16時50分発松山広島行のフェリーにご乗船の方は・・」
50分だと!あと10分ちょっと。
16時台のフェリー、もっと時間が早いものと勘違いしていた。
ターミナルに駆け込む。
売店で「貧乏くさい味」と秋田知事が言って、話題になったじゃこ天を2袋購入。
レシートは16時39分!
階段を駆けあがって、2階の研修室へ。
AJ広島の赤ジャージがつるしてある。
テーブルにはツネちゃんと、地元ランドヌーズのよねだっくさんがスタンバイしていた。
倍速で手続きを済ませ、認定をもらった。
10時間39分で完走。
十分あいさつする暇もなく、自転車に戻る。
切符売り場までスプリントし、広島までの切符を購入。
フェリーへ向かう。
なんとか出港に間に合ったわ。
乗り込むと同時に車両の出入り口が閉まった。
間に合った |
よかったわ~。
船内の憩いのスペースでは、先に到着したランドヌールのお仲間たちがいた。
香ばしい薫りを互いに発しているようだが、嗅覚が麻痺しているので気にならない。
心地よい疲れ。体が塩分を欲している。
同行者を見習い、売店で買ったカップヌードルをあてに感想戦を繰り広げたのだった。
塩分補給 |
帰りがフェリーのワンウェイブルべって、この時間が楽しいよね。
というわけで、今回の200ブルべはおしまい。
昼食にたっぷりと時間を割いたにしては、まずまずのタイムかな。
想定より早いフェリーにも乗れたし。
ブルべ新年度を無事故で終われたのが何よりだ。
ちなみに出走した15人全員が時間内に完走できたそうな。素晴らしい!
主催いただいたAJ広島のツネちゃん。
道中ご一緒したランドヌールのみなさま。
ゴール受付のよねだっくさん、ありがとうございました。
またどこかの道であいましょう。
(おわり)