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2024年5月24日金曜日

温泉旅館で宴会のち新幹線輪行で帰宅 2024BRM428広島200km「玉入れ」竹田津・内牧金時 アフター編

BRM428広島200km「玉入れ」竹田津・内牧金時に参加したレポート続きます。

いい眺めだった

阿蘇の大観峰を経由し、17時39分、200km地点のゴール「ローソン阿蘇内牧店」に到着したわし。

12時間39分での完走である。

喜ぶおじさん

まあ時間内だからヨシ。

レシートをゲットして、ほぼ同時刻に到着したみなさんとしばし歓談した。

その後、街中を抜け、川沿いを走ることしばし。

和風温泉旅館「金時」さんが現れた。

金時さん(熊本県観光連盟HPから)

今回の旅の目的地で、玉入れの玉たちが集う場である。

極言すればこれからが、今回のブルべのメインディッシュなのだ。

玄関にバイクをとめて、旅館内に入り、ゴール受付を済ませた。

長崎発のブルべには、NHKの自転車番組「チャリダー★」のロケが入っているというサプライズも。

玄関にそろいのジャージを着たランドヌーズと、ビデオカメラを持ったスタッフさんの姿があった。

そればかりか、わいもディレクターさんにインタビューを受けてしまった。

さて、放送時に使ってもらえるかどうかw

番組の趣旨への理解度が試されるな。

放送はいつになるんじゃろうね。


受け付けを済ませ玄関に戻ると、ちょうどファットバイクのあらんさんが到着した。

お疲れ様でした!なんと無事に時間内に完走したとのこと。素晴らしいな。


自転車を持って、3階の屋根があるテラスに置く。

これなら安心じゃね。


わしの部屋は4階の畳み部屋。

広島から走ったYさん、福岡発に参加した山口のryuuta19さんと同室だった。

生活感にじみ出る室内

2人とも先着して、くつろいでいた。

わしも温泉につかって、汗を流した。

金時さんの温泉(熊本県観光連盟HPから)

硫黄臭のある、いいお湯であった。


待望の宴会は19時半から。

ずらりと並んだ料理

会場の大広間には、ランドヌール、ランドヌーズがずらり。

60~70人ぐらいはいたのかしら。

圧巻

すごいよな。

みんなブルべを好きな人ばかりなんだぜ。

本当に世の中は広いよね。

カンパーイ!

乾杯する。ビールが染み入る。うまい。

約2時間、飲んで食べてしゃべって。

大好きな自転車の話ばっかり。

料理にも満足させてもらった。

実に楽しい時間だったなあ。


2次会は別の広間で。

各自が持ち寄った地酒やつまみが潤沢に供給され、こちらも大にぎわい。

クーラーボックスに集合する地酒たち

わしは残念ながら途中で離脱し、22時前に就寝したのだった。

もはやお子様である。

zzzz


翌朝は6時30分に起床した。

外は大雨だ。

外は大雨

予報通りとはいえ残念でならない。

晴れていたら阿蘇のサイクリングを楽しめたのに。


たちまち朝風呂を楽しむ。

午前7時半から朝食。

朝飯、いただきます

ブルべ明け翌日のランドヌールの食欲はすさまじい。

ご飯おかわりがデフォルトである。

ご飯が足りなくなってしまった。

宿のお姉さんが「予想外」と驚いていた。

どうやら昨夜の宴会のご飯消費量から今朝の消費量を推定。

見通しを誤ったらしい。

昨夜はみんなお酒が入っていたからなあ。

わしもビールは飲んだが、ご飯モノは進まなかったなあ。

ちなみに出走していないのに、3杯目を頼みに行った某代表もいたな。

日付が過ぎても楽しんでいたらしい。さすがだね。


食後は3階のテラスで自転車をばらして輪行状態にする。

PEKOさん輪行袋に収納完了

ワシはケンセイ号に乗せてもらって熊本駅へ向かう。

9時過ぎに金時を出た。

熊本地震の復興道路である国道57号北側復旧道路を通る。

むっちゃスムーズだった。

あっ!ホテルAZ

今回実感したのだが、ケンセイさん、熊本というか九州一円に実に詳しい。

よく旅行に来ているとのこと。

そういえば昨年秋の指宿→小倉の600ブルべを企画したのもケンセイさん。

山口県人の九州に対する距離感の近さを改めて認識したのだった。


熊本駅には10時過ぎに到着した。

ケンセイさん、ありがとうございました!

11時16分の便なので余裕がある。

エキナカの店でお土産を購入して時間をつぶした。

分かってはいたがバイクは重い

さくらで小倉へ。

12時12分発のこだまの自由席に乗り換えた。

もうちょっと遅い便を予約していたが目の前に止まっていて、運よく最後尾の荷物スペース付き席が空いていたのだ。

ランチを食べる

徳山駅で下車。雨に濡れて、駐車場の車まで戻る。

駐車代2600円を支払おうとしたら、万札しかない。

ここの精算機、万札が使えないのよね。

みなと口のロータリーにあったラーメン店で中華そば650円をいただき、千円札に崩した。

旅をしめくくるラーメン

ブルべ腹なのでどんとこい!だ。

雨の高速道路を慎重にドライブ。

15時過ぎには広島市の自宅に戻ったのだった。


というところで今回の旅はおしまい。

フェリー旅、サイクリング、絶景、宴会、輪行と盛りだくさんの内容を1泊2日で楽しんできた。

遠征費用はそれなりにかかったけど、それに見合う価値ある旅だった。

今回のブルべを主催したAJ広島のみなさん、玉入れ宴会を企画していただいたAJ福岡さま、ありがとうございました。

道中、一緒に走ったみなさんもありがとうございました。

本当に楽しい時間でした。


さあ次はどこへ走ろうか。

(おわり)


2021年1月24日日曜日

BRM1024‌呉・‌高‌知‌600km‌ ‌そ‌の‌‌7 HOTEL(完)

2020年10月25日(日)午後11時5分。

愛媛県松山市の道後温泉の坊ちゃんからくり時計前。

24日午前8時に呉市を出発してから609キロ(ガーミンでは612キロ)。

39時間5分の旅が終わった。

やった!


先着したK代表が迎えてくれた。

「ランタンルージュです。お疲れ様」

ランタンルージュとはフランス語で赤いライトのこと。

転じてツールの最下位ゴールの選手を示す。

だが、完走しなくては最下位になれない。

走り切った人間だけが受け取れる「名誉」だ。

ここは誇っていい。

元気そうだな。K代表


とはいうものの、一時3時間以上あった貯金は派手に食いつぶしてしまって、結局、40時間の制限時間に対し55分を余すだけ。

結局、AJ広島ギリギリ隊としての務めをまたもや全うしてまった。

と思っていたら某氏から「使わなければ貯金じゃない」という名言をいただいた。

制限時間いっぱい楽しんだ(苦しんだ)のだから、よしとしよう。


そして今回の600キロの完走で、2020年のSRが決定。

これで2年連続だ。

コロナ禍の年という厳しい条件下だったが、200、400を2本、600でなんとかやり切った。えらいぞワシ。


1月中旬に届いた2020年のSRメダル

さて、ちなみにK代表は午後8時過ぎのゴールとか。

これから三津浜港に向かって、柳井行きのフェリーに乗って帰るという。

まじかよ。元気だなオイ。


一息ついたので、例の拾ったゴアジャケットを手渡し、別れを告げる。

無事、持ち主が現れたそうです。

お役に立ててよかった。

ブルべ中にブルベエさんの落とし物拾ったの3度目じゃわ。


50代半ばのわしはK代表ほど元気でないので、もちろん宿泊。

道後温泉のホテルに予約しているのだが、自家温泉の営業が午後12時まで。

これは急がないと。


坊ちゃん時計を離れ、丘を上る。

ホテル発見。

フロントに自転車を預ける。

風呂なしの部屋だと、自転車持ち込みOKだそう。

だが、今回は間に合わなかった時を想定してバストイレ付きにしたので。

ま、結局滑り込みセーフだったのだけど。

事前にホテルあてに送っていたドロップバッグを受け取って部屋へ。

部屋はツインの畳スペース付きだ。


いい部屋じゃないか

GoToの恩恵。これで5000円は安い。

浴衣に着替えて、香ばしいウエア類を袋詰めする。


たちまち大浴場へ。

天井が高く、広々とした贅沢な造りだ。

道後温泉の香りを楽しみながら、湯舟に体を浮かせる。

気持ちいい。600キロを頑張ったご褒美だ。

サドルで擦れたお尻にちょっとしみるけど。

なんとか20分ほどゆっくりできた。

部屋に帰って、勝利のビールをあおる。うまい。


あああ、うまい


午前0時半には就寝した。

zzzz


体がホテルじゃない火照る(タイトル回収)。

眠りが浅い。

疲れているのに。

体はまだ走り続けているのだ。

しばらく、うとうととして結局6時前には起床した。


朝風呂に向かう。

月曜の朝なので人は少ない。

浴槽のふちに寝転んでリラックスする。

温泉成分が痛めた右足のアキレス腱にしみ込んでくれたらいいのに。

風呂を出る。


松山の街並みを眺める場所にマッサージチェアが並んでいる。

マッサージチェアに体をあずける。

600キロのライドでこわばった体がほぐれていく。

むっちゃ気持ちいい。

これは天国だ。

あっという間に時間が過ぎる。


レストランで朝食の鯛めしむすび弁当を受け取る。

「密」回避対策だ。

部屋に帰っていただく。

鯛めしむすび弁当


もう一泊のんびりしたいぐらいだが、午前10時のチェックアウトは近づいてくる。

しょうがないので荷物をまとめる。

フロントで自転車を返してもらって、再び走りだす。

明るくなって見た坊ちゃん時計


右足が昨日より痛い。

昨日はアドレナリン出ていたのだろうな~。

のろのろと走って、松山の市街地方面へ。

念願の「周平」

「周平」でラーメンをいただく。

これまで何回か松山は来ていたけど、日曜日は開いていないので、ずっと来たかったんだ。

広島の「周一」では食べられなくなったからね。

コレコレ。この感じだよ


ただ疲れで味覚がおかしくなっていたのか、若干だしが薄く感じたのだった。

ともかく完食。

食後に同じブルベに参加した、ちゃけのびさんと遭遇した。

「松山はつけ麺もうまいよ」という、わしのツイートを読んで、同じ店を探し当てたらしい。

しばし歓談してお別れ。

SNSの時代だなぁ。


いったん忘れ物を引き取りにホテルに戻ったら、今度は駐輪スタンドにヘルメットをぶら下げて忘れてしまい、もう1回取りに戻った。

やっぱ疲れて注意散漫になっていたのかな。

のろのろと松山観光港へ向かう。

港へ向かう


足が痛いので、ストップ&ゴーがほんまにつらかった。

13時半過ぎに観光港に到着。

サイクルーズパスをつくると自転車の輸送代が無料になり、呉まで片道3000円で帰れる。

港のロビーでお土産を購入し、午後2時15分発の新造船シーパセオに乗りこんだ。


シーパセオが到着

船内はモダンでゆったりとした造りだ。

トイレも現代水準。

一番上の展望デッキを効果的に使っていて、特別感を演出していた。

上は展望デッキ


売店やカフェスペースも充実している。

いい感じ


わしはフェリーで定番のカーペット席にスタンバイ。

ここで昼寝


しばし午睡を楽しんだのだった。

午後4時前に音戸の瀬戸を通過。

ちょ、陸が近い。

すぐそこに建物


そして橋桁


音頭大橋が頭上を過ぎると、音戸渡船が。

音戸の渡船

フェリーが瀬戸を抜けるとともに対岸へ向かっていった。

そして右手に広がる、赤茶けた巨大な建物群。

この景色は壮大だ


日本製鉄瀬戸内製鉄所呉地区である。

わしらには日新製鋼呉製鉄所のほうが通りがいいが。

この鉄を産みだす巨大な施設群が閉鎖されるとは、本当に信じられない。


午後4時、呉港に到着。

本通りのコインパーキングに向かう。

土曜日の朝から月曜日の夕方まで駐車して、料金は3200円だった。

広島呉道路、南道路を乗り継いで、午後5時半には無事帰宅できた。


というところで、今回の旅はおしまい。

非常にしんどいが、いい旅だった。

右足を痛めたのが誤算だったなあ。

これがなければ、もっと楽だったろう。

楽なブルベはない、ってことを実感させてくれた600キロだった。


厳しい時期だったが、走れてよかった。

AJ広島のみなさんに感謝を。

そして道中、一緒に走ってくれたり、励ましあったりした仲間たちにも感謝を。

ありがとう。ほんまにありがとう。


今年も困難な状況は続いている。

それでも前を向いて足を回そう。

走り続けよう。

明けない夜はないから。

さあ、次はどこへ走ろうか。


おわり。