ラベル 浜田 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル 浜田 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2018年4月30日月曜日

野呂山と浜田 600へのチャレンジ

どうも、たっかんです。

GWですねえ。
わしは5月1~3日、連休を申請して、今年初の600ブルべに参加しますよ。
BRM501広島600km須波・徳島です。
サブタイトルが「剣山&金比羅」。
発着はおなじみ三原市須波のみはらし温泉前。
剣山をはじめとする四国山地のど真ん中を縦断。
金比羅さんのそばを通って帰るという超ハードなコースですわ。
山越えは標高1000メートルを超すのが二つ。
それを真夜中に超えるという。
いやあはたして完走できるのでしょうか。
不安と不安とでいっぱいです。
天気が持ってくれるといいのだけど。
どうやら難しそう ( ;∀;)
仕様がありませんな。


というところで、4月は600に向けて、やや長距離ライドをこなしておりました。
まず15日(日)は、みんな大好きワインバー、チンクエチェント主催の「仙人珈琲へ行こう」ライドに参加。
モリリンによると、山成分多めとのこと。
8時にエキニシのチンクに集合。
初めての方も多く、緊張するわ~。
一日よろしくっす!


駅前を通って一路東へ。
マツダスタジアム前のコンビニで合流。
で、ここで一人忘れていたことに気付き、モリリンさんが店まで引き返すというハプニングが。
朝のマツスタ

ようやくモリリンさんと戻ってきたのは、岩国から自走(!)できたチャドさん。
大洲街道、国道31号線を走って、一気に天応の呉ポーまで。
手足の長さよ

雨の翌朝ということで、山々の緑や海の青が鮮やかだったな~。
呉ポーではバイシクルトライアルの練習風景を見学。
わしもちょっとだけ乗らせてもらいましたよ。ありがとうございました。
かっこだけのわし

うまい!止まっている

ここで呉の案内人(?)N氏も合流。
呉市内はいつも車が多いだけで、今いち楽しくないのですがこの日が違った!
案内人の誘いで、急傾斜のまちらしさあふれる「両城の200階段」を訪問。
あれか

海猿のロケに使われたとか

すんごい急傾斜で、上がったら見晴らしよくて、たのしかったわ。
登るよ~

高度感あります

この急傾斜を見よ

初めての景色に出遭えるのっていいね。
呉のまち一望

仁方のセブンで大休憩(広島弁)。
丘を越えて、野呂山の麓へ。
途中で右折して、しばらく行くと黄色のお家が。
仙人さんが営む仙人珈琲

この日がプレオープンになる「仙人珈琲」さんだ。
ご挨拶すると「水でいい?」
どんな店やねん!とみんなからツッコミが入っていたのでした。
とびしまの島々と橋を箱庭のように眺めつついただくコーヒーとクッキーは最高でした。ごちそうさまでした。

そして珍しい「ネイティブフルート」の演奏も生で聞かせていただいて、心も体も浄化されたのだった。


清らかな体で、野呂山に生まれて初めて自転車で挑む。
広島の自転車乗りにはその名を知られた標高839メートルの名峰だ。
みなさん、あっという間に見えなくなる。速いな。

途中の展望台で、とびしまの眺望を楽しむ。

眼下にとびしま

九十九折を重ねるにつれて、季節が巻き戻されて、桜の花が目立ち始める。
八重桜とサイクリスト
ソメイヨシノはすでに散り果て

頂上近くの展望台で撮影。
とびしまがわが足下に

寒い。気温が10度を下回っている。
さすが標高約800メートルだけはある。
一休みした後、郷原方面へダウンヒル。
ベストを羽織るけど、寒い。長い。
ところどころにあるグレーチングに気を使う。
ようやくダウンヒル終了。
みなさんに追いつく。
ノダカナ、まだかな

しかししばし待つが、モリリンさんとノダカナ氏が下りてこない。
どうしたの?
しばらくするとモリリンさんが下りてきた。
どうやらノダカナ氏、途中で握力が売り切れたらしい。
ノダカナ号、一世代前の105だったので、ブレーキの効きが悪い上にSTIの握りが大きいのも響いたようだ。なるほどな~。
その後、その後、後述の浜田ライドまでに現行アルテに交換し、下り坂最強になったようだ(祝)


ということで、モリリンさんはノダカナ氏のサポートに回るため、ここで離脱。
アディオス!

残りのメンバーで進む。
時間が若干押し気味だったので、当初予定のコースも変更することになった。
旧安佐郡民にとって、熊野町周辺は暗黒地帯。
みなさまだけが頼りです。
灰ヶ峰北側の標高400メートル程度の峠を越える。
山里感

下りたところにある和菓子屋さんで休憩。
豆大福ゴチでした!
Nさんゴチでした!

ここで仕事があるという地元のN氏が離脱。
残りのメンバーで先を急ぐ。
熊野町のセブンで大休憩。
トレーニングコースとして有名らしい「串掛林道」へ。
「熊野側からだとたいしたことないよ~」とおっしゃっていまして、確かにそうでしたけど、それなりにアレな坂でした。
ピークを過ぎると、広島市街地が一望に。
脚つった人がガガガガ

海田町側へのダウンヒルは確かに超ハードな激坂でした。
参加したメンバーと握手をして、順次お別れ。
なんとか市内を抜け、己斐橋たもとでチャドさんとお別れ。
チャドさんは岩国へ。
わしも己斐峠を越えて自宅へ戻ったのだった。
130キロ、獲得標高2084メートル、Ave18.6km/時。
みなさん、お疲れさまでした。楽しいライドをありがとうございました!


で、翌週の4月22日(日)午前5時過ぎ、自宅をスタート。
本日はモリリン氏のご紹介で、シクロアジョシの月例ライドに参加させてもらい、浜田に向かう。
背中にはミラーレス一眼をたすき掛け。
きょうはカメラマンに徹するぞ!


・・・・・


美食の感動あり。
ケンボローの特選とんかつ定食!脂が甘いッ
いちご大福。甘くて酸いいいッ



感動のドラマありの200キロが終わった。


心地よい疲れとともに自宅に戻ったわし。
PCに写真を落とすかな。
机の上をふと見ると、SDメモリーカードがぽろりと。
え、ええええええええ。ええええええ。ええええええ。
写真はイメージです


やっちまったぜ。
オオーノオオー

みんなの頑張った顔、輝いた顔は鮮やかに記憶されているのに、肝心のカメラには記録されていないなんて。
一体何回シャッターを切ったのだろう。
何回の笑顔をもらったたのだろう。
なのに、なぜ。
どうもみなさんごめんなさい。
本当に言葉がありません。
・・・


というようなライドをしてきたわけで。
これにこりずに、みなさんまた一緒に走りましょう。
向島の検問もなくなったことだし、明日からの四国、頑張ります!


おわり

2017年8月7日月曜日

BRM722広島 高宮300km 災害による統合ルートその3

午後9時すぎ、深入山のふもとの名水ポイント「深命水」に到着したオヤジたち。
ほぼ60キロ地点なので、ほぼ平均時速20キロで走れている感じ。
ギリギリ隊にしては、いいペースであります。
聖湖でキャンプするときには、ここに必ず寄り、水を汲んでいくのがわしのルーチンである。
なので、たとえブルべの途中といえどもよらざるを得ない。
レバーをひねって水を出す。
のどを潤す。
冷たい!うまい!最高!
ケーキさんは頭から水をかぶって冷却。
最高に気持ちよかったらしい。
水浴び後


ふう。
一息ついた。
名水ポイントなので、木のテーブルが据え付けてあるのがありがたい。
座って、むすびを食らう。
とはいえ、照明はないので辺りは真っ暗。
バイクのフロントライトは点灯したままだ。
TBCウエアは白基調。
で、カナブンが寄ってくること寄ってくることwww
カナブンブン


まるで、夏の夜の昆虫採集ではないか。
白い布にライト照らして、虫を集めるってやつね。
子どものころ読んだ昆虫図鑑に載ってたよ。
まさか半世紀近く過ぎて、自分が白い布の人になろうとは思いもせんかったよ。
カナブンだけで、スズメバチが集ってこなくてよかったわ~。


再び走り出すわしら。
深入山の入口を過ぎると、まもなくピーク。
ここからは高原の小刻みなアップダウンがしばらく続く。
この辺、標高が700~800メートルぐらいあり、今回のルート上で最も高い場所である。
ガーミンによると、気温はさすがに20度前後まで下がっていたのだが、湿気が高く、それほど涼しくは感じなかった。
聖湖キャンプ場の入口を過ぎると、まもな八幡高原191スキー場のそばを通り、島根県に入る。
ここからはしばらく気持ちのいいダウンヒルが続く。
車では散々通った道なのだが、自転車では昨年のイカライドに続き2度目だ。
いっぺんでも走った道は勝手が分かっていて走りやすい。
ケーキさんを置いて、先に下っていく。
カーブも斜度もなだらかなので、実に走りやすい。
約10キロのダウンヒルをあっという終え、道川の道の駅に到着。
道川にとうちゃこ。


まもなくケーキさんも着いた。
トイレを済ませて再び走り出す。
ここからはしばらく上り返しがある。
夜の道。
じわじわとした上り。
トンネルをいくつか通る。


そして下りが始まる。
最初は結構ジェットコースターのように右左に振られるコーナーが続く。
気を遣うが、交通量が少ないのが幸いだ。
しばし我慢の時間。


そしてカーブがなくなる。
下り基調の道がしばらく続くので、非常に走りやすい。
益田市美都町に入る。
川沿いの道を行く。
車も少ないので、夜中でも走りやすい。
ナイトライド最高!


ルート上、千代田町以来のコンビニが左手に!
芸北のヤマザキストアはとっくの昔に閉まってましたからね。
ブルベエたちがたむろしておる。
午後10時57分、わしたちは99キロ地点のPC1、ローソン・ポプラ美都仙道店に到着したのだった。
ほぼローソン


午後6時に出発したから、5時間で約100キロを走り抜いた計算だ。
わしらは通常ペースなら、100キロ6時間をめどにしている。
なのに5時間、必要以上に順調じゃないか。


ポイントで待ってくれていた撮影隊のKブラザーズともご挨拶。
「今回、みんなペース速いわ~」って言ってました。
そうブラザーズ、今回も神動画をつくってくれました。
これね。


もう素晴らしいのなんのって。
ブルべの陽の部分が凝縮されているのだ。
これを見たら、ブルべに出ざるをえないでござるよ。
さあ君もAJ広島のブルべにレッツゴー!
って今から参加できるBRMって10月の1000キロしかないのだけどね(^_^;)
あ、陰の部分は当ブログに散見されますよ(^_^)


そうそう、それとここで聞いた驚きの情報が「地元からの通報で、参加者が職質にあった」ってこと。えええ!
夜中に明るいライト付けて自転車が何台も連なって走っているのを見て、地元の人が不審に思って警察に通報したらしい。
聞いたことのないハプニングじゃ。
あ、言っておきますけど、もちろんわしら道交法順守して安全に走っていますよ!
夏の定番、とろろそば

髪ぼさぼさおじさん


ということもありましたが、わしはとろろそばをかっこんで一息ついて、ドリンクを補給して、再び出走したのであります。
結局20分ぐらい休んだのかな?
行ってきまーす!


コースはこれまでの191号を外れ、なぜか山間部に突入する。
そうです。広域農道だ。
かつて益田界隈をカバーしていたケーキさんでありますが、この農道は走ったことなかったようで。
まじか。AJ広島のルート探索能力半端ねえな。


じわじわと坂を上っていく。
気温は若干上がって22,23度といったところ。
相変わらず湿気は高く、蒸し蒸し。
汗が乾かず、体温が下がらない。
よってしんどい。

途中、このルートからさらに農道を進む、もう一つの分かれ道があったのだけど、ここで止まっていた別のランドヌールさんとeTrex20のおかげでミスコースせずに済んだ。
ありがとうございました!
分かりにくい分かれ道


と、いってもその後もアップダウンが続く道。
好きねえ、ほんまに。


アップダウンも終わり、浜田市三隅町で国道9号に合流する。
なんたら桜への案内看板が多かったようだが、ケーキさん、そんなにきれいなの?


国道9号。
かつては一般道であるにもかかわらず、トラックがびゅんびゅん飛ばすことから「高速道路」と言われたけど、そんな感じは受けない。
交通量もそれほどではない。というか少ない。
並行して、ほんまもんの高速道路である山陰道が整備されているおかげだろう。
こんな非常識な時間に走る自転車乗りにとっては、非常にありがたい話だ。
三隅通過


三隅を抜ける。
左手に時折、日本海が見える。見えないけど。
水平線に沿って、イカ漁船の漁火が点々と光っているのが見える。
イカにも日本海だよね~。
見えるか?見えるだろ。


で、しばし走ると左手に今回楽しみにしていた「ドライブイン日本海」が見えたのだった。
来た!ドライブイン日本海!

その筋(どの筋や!)の人には、極めて著名なドライブイン日本海。
あの昭和時代の忘れ形見とも称される「うどん自販機」が平成の世も、いや平成の夜にも現役バリバリとして活躍されているという。
その筋のブログや同人誌によると、益田市にいらっしゃる「神」がメンテされているおかげで、平成の世もいまだに自販機うどんで老若男女に喜びを与えているらしい。
詳しくは、右の方にリンクしてあるこなきさんのサイトを見るか、まあググっていただければと。
FBにアップじゃ!


だが惜しむらくは、肝心のうどんに「売り切れ」のランプが点灯していたこと。
懐かしの切り絵調デザイン、で、売り切れ


PC1でおなか一杯になっていたので、うれしいやら悲しいやら残念やら。
様々な感情が去来したのだった。
昭和のイートイン


ま、気を取り直して店内を散策する。
懐かしのカップヌードル自販機も・・。
カップ麺自販機!

これ数年前までうちの会社の食堂にもあったのだけど、利用客が少ないとかで結局撤去されてたのよね。
そのほか、パンの自販機も・・・。
充実しているなあ。
ほんまに昭和のコンビニ


わしたちは、トウガラシの赤い粉末が飛散しているテーブルに腰を下ろし、一息ついた。
スマホをチェックすると、浜田が地元のケンセーさんもここに立ち寄ったらしい。
そして、うどんの売り切れに心を折られ、次の目的地に進んだらしい。
しょうがないよね。
修理終わったらしいよ。


猫さんが常駐していたので、写真を撮ろうかとも思ったけど、逃げられて徒労に終わってしまったという。
奥にいるニャー


再び走り出す。
お馴染みの浜田を過ぎる。
だけど時間は午前1時過ぎ。
サイクリスト大好き「ぐっさん」はもちろん開いてない。
なのでそのまま国道9号を東へと走るしかないわけで。


国道9号は海沿いを走っているので、結構アップダウンがある。
耐えながら走る。
江津市との境、水族館のアクオスに差し掛かった。

ケーキさんが「そろそろ休みませんか」と提案。
わしもまだ眠くはないけど、異論はない。
早めの休憩で睡魔を克服しよう!
EDGE520Jを見ると、ほぼ走行距離は150キロ。
時間は午前2時。
ということはわずか8時間で300キロの半分の150キロを走ったということか。
制限時速は15キロなので10時間に対し、2時間の余裕がある。
これは素晴らしい。


で、気がつけば右手に「波子駅」という看板が。
駅→待合→ベンチ→ベッド?
という連想が素早く働いたわし。
国道9号を離れ、闇夜に沈む、波子の集落に足を踏み入れたのだった。

つづく。