2018年9月1日土曜日

6月は山口満喫月間 1本目はBRM609広島400km岩国・角島 その4(峠3連発でツネちゃんブレイクダンス編)

午前1時50分過ぎ、277キロ地点のPC3、ローソン美東大田店を出る。
ここから300メートル級の峠が三つ残っている。
未明の峠3連発。
眠気と坂道との戦いが始まる。
まずは美東から山口へ抜ける吉敷の大峠だ。


序盤と終盤がややキツイ。
ただ中盤が緩やかでスピードに乗る。
なので、思ったよりも早くトンネルの入り口にたどり着いた。
4回目にして、トンネル内が微妙に上っているのに気がつく。
今回、この微妙な上りがなぜかきつかった。


ピークの標高は320メートル。
出口でジャケットを羽織って一気にダウンヒル。
吉敷から国道9号バイパスへ。
この付近で、道案内を務めるeTrexの電池が切れていることに気付く。
今回、eTrexはリチウム電池を入れたままにしていた。
前回の600キロで約28時間使用したものだ。
横着してそのまま引き続いて使っていたのだ。
走り出して17時間近く経過している。
となると持続時間は計45時間か。
通常のアルカリだと25時間程度なので、さすがの持ち。
40時間は持つとの説もあったので、それ以上の持続性能だった。
まあ値段もそれなりに張るけどね。
エディオンのポイントで買ったらいいか('ω')
9号バイパスを行く。道が明るい


さて、一山越えて体力を消耗した。
時刻は午前3時前。
走行距離が300キロを超えた。
17時間で300キロ。
PC3でたっぷり休んだけど、まだ3時間の貯金をキープしている。
いいペースだ。


そして、またぞろ睡魔さんがやってきた。
山口市内を抜ける前に休憩を入れることに。
県庁前を通過する。
さよならホテル県庁前


ツネちゃんとも話して、今夜はバス停ホテルへのチェックインは見送りだ。
宮野まで我慢しよう。


バイパス左手にセブンを発見。
いつもなら軒下に座り込むところだが、掃除の後でアスファルトがぐっしょりと濡れていた。
しょうがない。
駐車場の奥に移動する。
わしはeTrexの電池を替えたり、携帯にモバイルバッテリーを接続したり、上着を脱いだりといろいろ忙しく、あまり休めなかった。
ツネちゃんとケーキさんは横になって寝息を立てていたなあ。
仮眠と飲料補給を済ませ、再出発する。
しんどい時間帯だが、貯金があると心の余裕ができるし、休むことに抵抗がなくなるのがいい。


国道9号から国道376号に入る。
未明の仁保峠を越える。


ツネちゃんは脚の調子がいまいちとかで速度が上がらない。
先に行く。
いよいよ荷卸峠。
峠2発目だ。
ここはそれぞれのペースで上ることに。
最初はわしが先行していた。
だが、途中からツネちゃんの調子が上がってきて、結局ちぎられる。
標高約290メートルのピークで待ってくれていたけどね。


午前4時過ぎ、これで二つ目の峠を制覇した。
峠を下る。
峠をやっつけたので、HPが著しく低下したわれわれ。
午前4時半過ぎ、320キロ地点にある徳地のローソンで一休みする。


空がだんだん明るくなってきた。
ここでは補給品は購入せず、トイレを借りるだけ。すんません。
手持ちの補給食でまかなう。
コンビニごとにおむすびを買っているので、結構たまっているのだ。
軽く仮眠。
アスファルトに汗染みがしっかりと残る(^^;)
犯罪の跡・・


そろそろ出発しようかという時。
ツネちゃんが突然、ブレイクダンスのような、人として不自然な動きを見せた。
ま、サイボーグだし、そういう時もある。
ただなかなか終わらない。
どうやら「脚がつった」と悶絶しているようで・・。
あ、そりゃ痛いよね(^^;
悶絶するツネちゃんを生暖かく見守る


漢方は?と聞くと持っていないとの返事。
フロントバッグから一包取り出し差し出す。
しばし悶絶していたが、これで症状は和らいだみたい。
なんとか走り出す態勢が整った。


さあ、最後の山へ向けて走り出そう。
国道376号を行く。
徳地から周南への上り。
最初はほぼ平坦路だ。
途中から川筋を離れ、国道489号に入り、山に上る。
路面状況は良好だが、5%以上の坂が延々と続く。
ケーキさんとツネちゃんは後ろに見えなくなってしまった。


明るくなった山道をひたすら上る。
津浦ケ峠トンネルの入り口に到達!
津浦ケ峠トンネル

魂抜けたわし

ここの標高も約300メートル。
時刻は午前6時前。
このトンネルは翌週のブルベでも通過することになる。
ともかくこれで今回の峠セットは終了だ。


まもなく、ケーキさんが到着。
睡魔に勝てず、歩道に倒れ込む。
限界っす!

行き倒れのヒト


ほどなくしてツネちゃんが到着。
ツネちゃんはまた脚がつりそうになったらしい。
スマホを向けるとまたもや変なヒト


ケーキさんが不承不承起きる。
DHが始まるのでジャケットを着用。
トンネルを抜けると雨がぱらついてきた。
ダウンヒルが始まるよ


曇り空だが空は明るい。それほど振ってこなかったのが幸い。
路面が濡れることなく、坂を下ることができた。
山陽道の下をくぐり、国道2号バイパスを渡る。
市街地に入った。
市街地だ


340キロを走った。
残りは60キロちょっと。
あとは由宇のゴールまで平地が続く。


北東からの横風が強く感じられるようになってきた。
距離をこなしていくだけの時間。
都市部は退屈だなあ。
徳山、下松、光を過ぎる。


PC4は光の室積にある。
光市の中心部市街地から微妙に離れているのが、しんどさを増す。
直線路をだらだらと走る。
人家が途切れ気味になり、ようやく左手前にセブンの看板が見えた。
午前7時41分、365キロ地点のPC4セブンイレブン光市室積新開店に到着したのだった。
ようやく最後のPC

つづく

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