2018年9月16日日曜日

山口満喫月間 2本目はBRM616広島300km徳山・竹田津 その2(サブイボさんに千切られて編)

午前10時9分、61.1キロ地点のPC1セブンイレブン山口小郡上郷店に到着。
締め切りは午前11時4分なので貯金は55分。
さすがに61キロ地点での貯金1時間は無理だったか~。
山もあったしね。
運営スタッフのfuk@さんやマロンパパさんたちが出迎えてくれた。
ど~~~も~~(AJ広島撮影)

車で先回りしてくれたのね。ありがとうございます。
補給して、トイレで軽量化を完了。行くか!
行ってきまーす


小郡から美祢への二本木峠はダラダラ坂だ。
左手に山口~秋吉台の自転車道が、並行して走っている。
交通量はそこそこあるので、ゆるゆる派としてはそっち側を走りたくなる。
自転車道。山口って実は自転車県なのだ


峠を越えると美祢市。
のどかな田園地帯の中を行く。
ようこそ美祢市!


北方面へ右折。
この日はずっと北風だったので、ここからが逆風区間の始まりだ。
いい追い風だったということは、しんどい逆風ということ。
ね、のぼりがはためいているでしょ

秋芳町の町中を抜ける。
昔、仕事で訪れた体育館がある。
町を抜けると右側に山塊がある。
右側が秋吉台

カルスト地形で有名な秋吉台の台地だ。
だが、この角度だとまったくわからない。
川沿いの道を進む。
左手にも山肌がえぐれて、崖になった山塊がある。
露天掘りの採石場が見える。
ここは石灰岩台地のはざまなのだ。
遠目に見える採石場


秋芳町周辺はナシの産地でもある。
選果場そばを過ぎる。
そういやここにも仕事で訪ねたことがあったわ。
秋芳ナシの選果場


雲が切れた。
梅雨の晴れ間だ。
道ばたのアジサイも色づいている。
日に輝くアジサイ


正面に横に細長い構造物が見える。
緑色の高架だ。
はるか向こうから


続いています

さっきの採石場から長門市までを結ぶ全長17キロのベルトコンベアーだ。
高架の下をくぐる。
ほおおお

お、fuk@さんたちが撮影してくれている。
さすが地元。このポイントは見逃しませんね。
ベルトコンベアとわし(AJ広島撮影)

この近くには湧水ポイントもあったのだけど通り過ぎた。


長門市へ北上する。
風はますます強くなる。
草が風でなびいているの分かります?

左手に線路を見ながら、じわじわと走る。
微妙な上りが続く。
お疲れ様でーす

ようやく大ケ峠のトンネル。
標高が213メートルだから大したことない。
ようやくピーク


ここから下り基調だ。
大峠から二つ目のトンネル手前。
段差だ。
間に合わない。
ガツンとやられる。
あ、そういえばfuk@さんのブログで、注意喚起してたわ。
振動を受けて、初めて気付く情けなさよ。


長門湯本温泉の大谷山荘の横を通る。
やんごとなき方々やらプーチン大統領も宿泊した有名旅館だ。
死ぬまでに一度は泊まってみたい。一度でいいけど。
大谷山荘。改装中なのかね

長門市郊外を通過する。
この辺は空が広い。
周囲に高い山がないし、高い建物もない。
北の空に向けてペダルを回していく。
空が青い


途中、右手によさげなラーメン屋を発見。
が、お仲間は誰も寄っていないのでスルーっと通過した。
走行距離が100キロを超えた。
そろそろPCが近いはず。
お、右手にセブン発見。
寄ってみたら、店の名前が違っていた。がっくし。


国道316号から191号に左折する。
一気に車が増えた。
って、この道、先週のブルベで走った道ですわ。
あの時は日が沈んだ後だったが、今回は真っ昼間。
雰囲気が全く違う。
右手にセブンが。お仲間が店先で寛いでいる。こんどこそだ。
交通量が多いので、慎重に道路を渡る。
午後0時28分、106キロ地点のPC2セブンイレブン東深川下郷店に到着した。
憩いの空間


出発から5時間半で100キロ強。
わしとしてはまずまずのペース。
締め切り時間が午後2時8分なので、貯金は1時間40分に増えた。
昼ご飯の時間なので、ここはとろろそばをがっつりといただいた。
とろろ、とろろ♩

ペットボトルの抹茶は、甘い飲み物つづきの口内をリセットするためのものだ。
たっぷり25分休んでから出発した。


これから今回のブルベのヤマ場である千畳敷に向かう。
標高ゼロメートル地帯から、330メートルまで上るヒルクライムだ。


国道191号を西へ。
間もなく日本海沿いに出る。
天気がいいので、海の青が美しく映える。
許すな密航


黄波戸温泉から内陸部に入る。
サブイボさんと一緒になる。
ミニベロにフラペ(!)にQシート。これがサブイボさんのスタイル

ともに千畳敷へ。
なだらかな田園地帯から山塊へ向かう。
と、いきなり激坂が出迎えてくれた。
千畳敷、これは手荒い歓迎じゃないか。
10~15%の斜度がしばらく続く。
激坂です。分からんけど

斜度12%だと!

こういう時のためにリアスプロケの34Tを取っておいたんだ。
はうように上る。
時速は5キロぐらいという有り様。
サブイボさんはダンシングで力強く進んでいく。
ダンシングでぐいぐい

さようなら~。
ようやく激坂が終わった。
激坂終了のお知らせ

距離は1キロにも満たないがハードだった。
以降もそれなりの坂が続く。
千畳敷は日本海からの風がじかにぶつかり、年中強い風が吹く場所だ。
なので、稜線には風力発電のプロペラが3基設置されている。
高度を上げるにつれ、プロペラが近づいてくる。
プロペラが勢いよく回り、ブオンブオンという低い風切り音が頭上から響く。
頭上の脅威

狭い道から広い道に合流した。
山頂へ向かう。
広大な芝生の原っぱだ。
眼下には日本海が広がる。
パノラマ的

ここでもfuk@さんたちが出迎えてくれた。うれしいなあ。
千畳敷の石碑の前でポーズ。ここがフォトチェックなのだ。
やったぜ!

119キロ地点、時刻は午後1時52分。
といってもfuk@さんが写真を撮るので、ほぼほぼ有人チェックでした(^^;)。
この時点で貯金は約1時間に減った。
まあ坂だったしね。
ここから挽回しましょう。
撮影会開催中


さすがに標高300メートルを超す山の上。
しかも吹きさらし。
風が強く、上りでかいた汗が冷えて肌寒い。
山頂のカフェで、ソフトクリームを売っていたけど、とても食べる気にはならなかった。
ええ感じのカフェ


先は長い。急ごう。
標高300m以上から北浦の田園地帯を眺めつつ、一気のダウンヒル。
眼下に田園地帯

国道191号に戻ってしばし東へ。
まもなく右折し、国道を離れ、南下していく。
ん、道の先の左手に見覚えのある建物が。
そうだよ。あの倉庫だよ。みんな見覚えあるでしょう?

あの倉庫、先週の400で走った、みのりロードのそばに立ってるやつや。
かちり、と何かが音を立ててはまった気がした。


いままでずっと同じ方向に走ってきたけど、今回は違う角度から。
わしの中の山口が、より平面的な広がりをもって感じられるようになった。
新たな発見をした気分だ。
これが2週連続山口ブルベの楽しさか!


わしの向かう先には山塊がある。
あそこを越えると今回の山岳地帯は終わりだ。
山がありますねえ

じわじわとした上りが始まる。
田園地帯から山の中へ。
山間の貯水池

貯水池で写真を撮っている人がいた。
何度かお見かけしていた青ジャージのBMCさんだ。
こんにちは!

なんでも兵庫県から参加したという。
奥さまの実家が広島なので、妻子は実家でのんびりしてもらい、その間に自分はブルベで遊ぼうという企画とか。
なるほど。考えられましたね~。
上り坂では彼のほうが早いけど、平地で追い付いたりして結局、ほぼ同じペースでゴールしたのだった。


峠にはトンネルが。
標高は約300メートルだ。

トンネルを抜けると、ダウンヒル。
俵山温泉のそばを通り、木屋川沿いを下る。

まもなく豊田湖だ。
ダム湖で、わかさぎ釣りで有名なところだ。
湖畔を走る。湖は満々と水をたたえている。
豊田湖

湖畔の道は狭く、そこそこ車が多い。
道は狭いが車は多い

ダムの堰堤を眺めつつ一休み。

ダムとウノさん

時刻は午後3時過ぎ。
木屋川沿いの田園地帯を南下する。
空が青い。雲がほとんどない。草木は緑が濃い。
よく晴れたなあ

右手にカフェがあった。
ここも自転車がなかったのでスルー。
木屋川沿いには、ホタル観覧船の案内がある。
ホタル舟、ちょうど期間中でした

6月だからホタルの季節か。
夜、この川沿いを走ってみたかったかなあ。
豊田町の中心部を抜ける。
あの高架橋は・・

おや、この立体交差も見覚えが。そうだ。
この上の道、先週走ったとこだよ。
できたばっかりの道だよね。そう昨年はなかった。
わしの中のパズルのピースが、また一つ音を立ててはまった。

「道の駅 蛍街道 西の市 2キロ」という案内看板があった。
確か先週のブルベで、ケンセイさんたちが仮眠したところだよね。
今は追い風で走りやすい。
でも150キロ走ってきて、さすがに疲れてきた。
わしも道の駅で休もう。
155キロ地点。午後3時40分ごろ。
走り始めから8時間40分。
1時間半は貯金ができたな。
ちいと疲れましたわ

トイレの前に野ざらしのベンチがある。
仮眠しよう。

つづく

3 件のコメント:

  1. 青ジャージBMCです(^o^ゞ
    記憶の風化が進行しておりましたが、一気に甦ってきました。楽しく読ませてもらってます。またどこかでご一緒できるのを楽しみにしてます。

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    1. おおお、テルさんコメントありがとうございます。
      ようやくブログにまとめることができました。
      またどこのブルベでお会いしましょうぞ。
      あ、次回も出演されますよ(^^)/

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    2. 失礼、次々回でしたm(_ _)m

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