午前10時9分、61.1キロ地点のPC1セブンイレブン山口小郡上郷店に到着。
締め切りは午前11時4分なので貯金は55分。
さすがに61キロ地点での貯金1時間は無理だったか~。
山もあったしね。
運営スタッフのfuk@さんやマロンパパさんたちが出迎えてくれた。
ど~~~も~~(AJ広島撮影) |
車で先回りしてくれたのね。ありがとうございます。
補給して、トイレで軽量化を完了。行くか!
行ってきまーす |
小郡から美祢への二本木峠はダラダラ坂だ。
左手に山口~秋吉台の自転車道が、並行して走っている。
交通量はそこそこあるので、ゆるゆる派としてはそっち側を走りたくなる。
自転車道。山口って実は自転車県なのだ |
峠を越えると美祢市。
のどかな田園地帯の中を行く。
ようこそ美祢市! |
北方面へ右折。
この日はずっと北風だったので、ここからが逆風区間の始まりだ。
いい追い風だったということは、しんどい逆風ということ。
ね、のぼりがはためいているでしょ |
秋芳町の町中を抜ける。
昔、仕事で訪れた体育館がある。
町を抜けると右側に山塊がある。
右側が秋吉台 |
カルスト地形で有名な秋吉台の台地だ。
だが、この角度だとまったくわからない。
川沿いの道を進む。
左手にも山肌がえぐれて、崖になった山塊がある。
露天掘りの採石場が見える。
ここは石灰岩台地のはざまなのだ。
遠目に見える採石場 |
秋芳町周辺はナシの産地でもある。
選果場そばを過ぎる。
そういやここにも仕事で訪ねたことがあったわ。
秋芳ナシの選果場 |
雲が切れた。
梅雨の晴れ間だ。
道ばたのアジサイも色づいている。
日に輝くアジサイ |
正面に横に細長い構造物が見える。
緑色の高架だ。
はるか向こうから |
続いています |
さっきの採石場から長門市までを結ぶ全長17キロのベルトコンベアーだ。
高架の下をくぐる。
ほおおお |
お、fuk@さんたちが撮影してくれている。
さすが地元。このポイントは見逃しませんね。
ベルトコンベアとわし(AJ広島撮影) |
この近くには湧水ポイントもあったのだけど通り過ぎた。
長門市へ北上する。
風はますます強くなる。
草が風でなびいているの分かります? |
左手に線路を見ながら、じわじわと走る。
微妙な上りが続く。
お疲れ様でーす |
ようやく大ケ峠のトンネル。
標高が213メートルだから大したことない。
ようやくピーク |
ここから下り基調だ。
大峠から二つ目のトンネル手前。
段差だ。
間に合わない。
ガツンとやられる。
あ、そういえばfuk@さんのブログで、注意喚起してたわ。
振動を受けて、初めて気付く情けなさよ。
長門湯本温泉の大谷山荘の横を通る。
やんごとなき方々やらプーチン大統領も宿泊した有名旅館だ。
死ぬまでに一度は泊まってみたい。一度でいいけど。
大谷山荘。改装中なのかね |
長門市郊外を通過する。
この辺は空が広い。
周囲に高い山がないし、高い建物もない。
北の空に向けてペダルを回していく。
空が青い |
途中、右手によさげなラーメン屋を発見。
が、お仲間は誰も寄っていないのでスルーっと通過した。
走行距離が100キロを超えた。
そろそろPCが近いはず。
お、右手にセブン発見。
寄ってみたら、店の名前が違っていた。がっくし。
国道316号から191号に左折する。
一気に車が増えた。
って、この道、先週のブルベで走った道ですわ。
あの時は日が沈んだ後だったが、今回は真っ昼間。
雰囲気が全く違う。
右手にセブンが。お仲間が店先で寛いでいる。こんどこそだ。
交通量が多いので、慎重に道路を渡る。
午後0時28分、106キロ地点のPC2セブンイレブン東深川下郷店に到着した。
憩いの空間 |
出発から5時間半で100キロ強。
わしとしてはまずまずのペース。
締め切り時間が午後2時8分なので、貯金は1時間40分に増えた。
昼ご飯の時間なので、ここはとろろそばをがっつりといただいた。
とろろ、とろろ♩ |
ペットボトルの抹茶は、甘い飲み物つづきの口内をリセットするためのものだ。
たっぷり25分休んでから出発した。
これから今回のブルベのヤマ場である千畳敷に向かう。
標高ゼロメートル地帯から、330メートルまで上るヒルクライムだ。
国道191号を西へ。
間もなく日本海沿いに出る。
天気がいいので、海の青が美しく映える。
許すな密航 |
黄波戸温泉から内陸部に入る。
サブイボさんと一緒になる。
ミニベロにフラペ(!)にQシート。これがサブイボさんのスタイル |
ともに千畳敷へ。
なだらかな田園地帯から山塊へ向かう。
と、いきなり激坂が出迎えてくれた。
千畳敷、これは手荒い歓迎じゃないか。
10~15%の斜度がしばらく続く。
激坂です。分からんけど |
斜度12%だと! |
こういう時のためにリアスプロケの34Tを取っておいたんだ。
はうように上る。
時速は5キロぐらいという有り様。
サブイボさんはダンシングで力強く進んでいく。
ダンシングでぐいぐい |
さようなら~。
ようやく激坂が終わった。
激坂終了のお知らせ |
距離は1キロにも満たないがハードだった。
以降もそれなりの坂が続く。
千畳敷は日本海からの風がじかにぶつかり、年中強い風が吹く場所だ。
なので、稜線には風力発電のプロペラが3基設置されている。
高度を上げるにつれ、プロペラが近づいてくる。
プロペラが勢いよく回り、ブオンブオンという低い風切り音が頭上から響く。
頭上の脅威 |
狭い道から広い道に合流した。
山頂へ向かう。
広大な芝生の原っぱだ。
眼下には日本海が広がる。
パノラマ的 |
ここでもfuk@さんたちが出迎えてくれた。うれしいなあ。
千畳敷の石碑の前でポーズ。ここがフォトチェックなのだ。
やったぜ! |
119キロ地点、時刻は午後1時52分。
といってもfuk@さんが写真を撮るので、ほぼほぼ有人チェックでした(^^;)。
この時点で貯金は約1時間に減った。
まあ坂だったしね。
ここから挽回しましょう。
撮影会開催中 |
さすがに標高300メートルを超す山の上。
しかも吹きさらし。
風が強く、上りでかいた汗が冷えて肌寒い。
山頂のカフェで、ソフトクリームを売っていたけど、とても食べる気にはならなかった。
ええ感じのカフェ |
先は長い。急ごう。
標高300m以上から北浦の田園地帯を眺めつつ、一気のダウンヒル。
眼下に田園地帯 |
国道191号に戻ってしばし東へ。
まもなく右折し、国道を離れ、南下していく。
ん、道の先の左手に見覚えのある建物が。
そうだよ。あの倉庫だよ。みんな見覚えあるでしょう? |
あの倉庫、先週の400で走った、みのりロードのそばに立ってるやつや。
かちり、と何かが音を立ててはまった気がした。
いままでずっと同じ方向に走ってきたけど、今回は違う角度から。
わしの中の山口が、より平面的な広がりをもって感じられるようになった。
新たな発見をした気分だ。
これが2週連続山口ブルベの楽しさか!
わしの向かう先には山塊がある。
あそこを越えると今回の山岳地帯は終わりだ。
山がありますねえ |
じわじわとした上りが始まる。
田園地帯から山の中へ。
山間の貯水池 |
貯水池で写真を撮っている人がいた。
何度かお見かけしていた青ジャージのBMCさんだ。
こんにちは! |
なんでも兵庫県から参加したという。
奥さまの実家が広島なので、妻子は実家でのんびりしてもらい、その間に自分はブルベで遊ぼうという企画とか。
なるほど。考えられましたね~。
上り坂では彼のほうが早いけど、平地で追い付いたりして結局、ほぼ同じペースでゴールしたのだった。
峠にはトンネルが。
標高は約300メートルだ。
トンネルを抜けると、ダウンヒル。
俵山温泉のそばを通り、木屋川沿いを下る。
まもなく豊田湖だ。
ダム湖で、わかさぎ釣りで有名なところだ。
湖畔を走る。湖は満々と水をたたえている。
豊田湖 |
湖畔の道は狭く、そこそこ車が多い。
道は狭いが車は多い |
ダムの堰堤を眺めつつ一休み。
ダムとウノさん |
時刻は午後3時過ぎ。
木屋川沿いの田園地帯を南下する。
空が青い。雲がほとんどない。草木は緑が濃い。
よく晴れたなあ |
右手にカフェがあった。
ここも自転車がなかったのでスルー。
木屋川沿いには、ホタル観覧船の案内がある。
ホタル舟、ちょうど期間中でした |
6月だからホタルの季節か。
夜、この川沿いを走ってみたかったかなあ。
豊田町の中心部を抜ける。
あの高架橋は・・ |
おや、この立体交差も見覚えが。そうだ。
この上の道、先週走ったとこだよ。
できたばっかりの道だよね。そう昨年はなかった。
わしの中のパズルのピースが、また一つ音を立ててはまった。
「道の駅 蛍街道 西の市 2キロ」という案内看板があった。
確か先週のブルベで、ケンセイさんたちが仮眠したところだよね。
今は追い風で走りやすい。
でも150キロ走ってきて、さすがに疲れてきた。
わしも道の駅で休もう。
155キロ地点。午後3時40分ごろ。
走り始めから8時間40分。
1時間半は貯金ができたな。
ちいと疲れましたわ |
トイレの前に野ざらしのベンチがある。
仮眠しよう。
つづく
青ジャージBMCです(^o^ゞ
返信削除記憶の風化が進行しておりましたが、一気に甦ってきました。楽しく読ませてもらってます。またどこかでご一緒できるのを楽しみにしてます。
おおお、テルさんコメントありがとうございます。
削除ようやくブログにまとめることができました。
またどこのブルベでお会いしましょうぞ。
あ、次回も出演されますよ(^^)/
失礼、次々回でしたm(_ _)m
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