6月10日午前7時41分。
わしらは365キロ地点のPC4セブンイレブン光市室積新開店に到着した。
最後のPCである。
![]() |
セブンに到着! |
締め切りが10時20分なので2時間40分の貯金がある。
よし、朝飯食べましょう!
セブンにはちょうど朝飯にぴったりのお粥さんが。
![]() |
鮭の粥。疲れたオヤジの朝飯にぴったり |
22時間近く動き続けてきた五十オヤジの胃腸と身体をやさしく温めてくれる。
これはアタリだったなあ。
![]() |
はふはふ |
![]() |
うんまーい♡ |
地元山口のfuk@さんたちが、激励に駆けつけてくれてうれしい限り。
腹がふくれるとオヤジは眠くなる。
よって仮眠。
![]() |
セクシーたっかん(fuk@さん撮影) |
とそんなこんなでのんびり過ごしていたわれわれ。
ここで再びケンセイさん、サブイボさんコンビと再会する。
![]() |
お疲れでーす! |
なんと二人は24時間以内のゴールを目指すと高らかに宣言。
まじか!
時刻は午前8時過ぎ。
確かに残り35キロちょっとだから、無理な数字ではない。
いいじゃん、面白そうじゃん。
せっかくなので、わしらもその目標に乗っかることにした。
のんびりモードが一気に慌ただしくなる。
2人が先発する。
わしら3人が準備を済ませ、出発したのは8時15分ごろだったかな。
1時間45分で35キロ。がんばるぜ!
けん引役はもちろんツネちゃん。
わしとケーキさんはしっかりと乗っかっていかんといけん。
言いだしっぺなのに、自分で先導しなくてすんません。
できれば前を行くケンセイ、サブイボコンビに付いていきたい。
が、同じぐらいの速度で走っているので、差がわずかでもなかなか追いつけない。光からの海沿いで、ようやく視認できるレベル。
![]() |
この区間、いっぱいいっぱいで走っていたのでこれ以外の写真がないのだ |
そして平地基調だから大丈夫だと思っていたら、向かい風が延々と続く。
それも結構強い。
ツネちゃん重機関車をしても、時速30キロに届かない。
やっと25キロくらい。
3人で24時間を切るには、この速度を維持して走り切りたいところ。
サイボーグと貧脚オヤジ2人の奮闘が始まる。
ケーキさんがちぎれないように、ペースをコントロールしながら進む。
離れそうになったら、前を引くツネちゃんに声をかけてペースを落としてもらう。
3人が一丸となって走れるよう気を配る。
しばらくそんな時間が続く。
忍耐の時間の秒針はなかなか進まない。
まさか今回の400キロの山場が、こんなとこにあるとは予想もしてなかった。
田布施から海沿いを離れ、柳井に向かう。
信号にかかる回数が増えてきた。
止まるのが惜しい。
速度が上がらない。
向かい風は相変わらず強い。
焦ってもしょうがないのだけど、焦る。
ようやく柳井の街中を抜ける。
海沿いに出る。
風がひときわ強くなる。
そろそろ大畠だ。
と、道の左側にケンセイ、サブイボコンビが停車している。
あれ?どうしたの?
そう思う間もなく通り過ぎた。
何かトラブルだったのだろうか。
大畠の町から大島大橋へ。
車が多いので気を遣う。
走り慣れた道なのだが、時間に追われていると実に厳しい。
しかも風。
安芸灘の広々とした海原から思う存分に吹き込んでくる。
25キロ前後で進む3人。
残り時間と残り距離をひたすら見つめる我慢の時間が続く。
・・・
うん、何とか間に合いそうだ。
そう思っていたら・・
と、足に異変が下りてきた。
やばい。つりそうだ。
さすがに400キロの終盤で、この強度はきつかったか。
一番後ろに下がる。
だましだましペダルを回す。
頑張れ、わしのふくらはぎ!
船をかたどった博物館を過ぎる。
トロピカルな樹木に囲まれた潮風公園が視界に入る。
やった!到着した!
公園を過ぎる。
跨線橋を渡る。
右手にゴールのセブンイレブンがある。
車を確認して、道路を横断。
店舗に滑り込む。
例のブツを購入してお会計。
これでゴールだ。
レシートの打刻時間は午前9時49分!
タイムは23時間49分。
よし、間に合った。
24時間切り達成じゃ!
3人で喜びの乾杯!
くううううううう。
キンキンに冷えたノンアルが染みる~~。
![]() |
かんぱ~~~~い! |
コンビニの外で寛いでいると、ケンセイさん、サブイボさんも戻ってきた。
![]() |
ケンセイさん、お帰りなさ~~い |
![]() |
スーパー凪号でサブイボさんも! |
9時53分頃だったか、二人も店内に入って戻ってきた。
24時間に間に合った!
トラブルからの失地回復。
さすが二人ともあきらめが悪い。
心が強い。
ランドヌールの鑑じゃね。
もう一度ノンアルで乾杯!
![]() |
カンパーイ! |
![]() |
染みるウ! |
やったね。
充実感で一杯になる。
別段24時間を切ったからといって何があるわけでもない。
ただただ自己満足。
でもそれがいい。
もともとそのために走っているのだから。
しばらくとどまって、ほかのみんながゴールするのを見守った。
満足したので、潮風公園に戻り、ゴール手続きを済ませた。
3人で一緒に記念撮影。
いやあ、いい顔しているわ。
![]() |
もちろんセンターはツネちゃん! |
というところで今回の400キロの旅はおしまい。
一番の収穫は24時間以内のゴールを達成したこと。
もうツネちゃんのおかげ様さまである。
過去2回の400は25時間42分と25時間46分だった。
ツネちゃんの導きなしに、このタイムは実現しえなかった。
特に終盤の向かい風の中の35キロは圧巻であった。
深甚なる感謝を贈る。
ありがとう。そしてお疲れ様でした。
今回、速かったこととも関係しているけど、タイムに余裕があると、安心して休憩できる、ってことを改めて実感できた。
しっかり休憩を取ると、その後も比較的いい状況で走り続けられる。
そのペースで走れる地足をつくることが、安全な完走への近道なのだろう。
それを体感できたってのも大きかった。
やはりツネちゃん様さまだわ。
梅雨時期としては天候に恵まれたのもラッキーだった。
心配していた雨にほぼ降られず、気温もそこまで上がらなかった。
これがいいコンディションで走り続けられた原因の一つだろうて。
個人的に印象に残ったのは、角島の手前の農道かな。
あそこの走りで、先行する3人に追いつけたのはすごい自信になった。
わしでも経験を生かして工夫すれば、それなりにやれるのではないかと。
ただ、今回頑張ったので身体には相当なダメージが残った。
前回の600ほどではないにしろ、筋肉痛がひどかった。
ただ、今回頑張ったので身体には相当なダメージが残った。
前回の600ほどではないにしろ、筋肉痛がひどかった。
夜はバンテリンを塗りこんでどったんばったんしながら、休んだのだった。
さらに脚のひざの裏にもダメージが。
さらに脚のひざの裏にもダメージが。
パールイズミのコールブラックレッグカバーを日焼け止め用に履いていたのだが、これがひざの裏の柔らかい皮膚の部分とこすれて、炎症ができてしまったのだ。
レッグカバーはひざ裏が目の粗いメッシュ地になっていて、これが擦れたのだ。
終盤は結構痛かった記憶がある。
何回か実戦で投入しているが、この症状は初めてだった。
日焼け止めにはいいけど、次回の300では不採用だな。
とにもかくにも楽しくつらい400キロの旅でした。
ツネちゃん、ケーキさん、ケンセイさん、サブイボさん、そしてAJ広島のみなさま、お世話になりました!
さあ来週(ブログ上)は徳山(周南市)発竹田津(大分)のワンウェイ300キロじゃあ。
2週連続で山口を走りまくるぞ!
![]() |
玖珂でラーメン食って帰りました♪ |
おわりだけどつづく
お褒めの言葉を頂き 大変恐縮しております(笑)。
返信削除ゴールまでの残り35㎞は24時間以内にたっかんさん・CAKEさんをゴールさせるために大腿四頭筋が痙攣を起こしそうな状態を耐えながら必死に引っ張っていたんですよ…実は(爆)。
それはさておき私自身も制限時間に余裕がある状況下だと安全な走行が継続可能だということをHEAVEN WEEKの600㎞ブルベ2本で痛感しました。制限時間が少ないと休息時間を削って睡魔に襲われて意識朦朧としながら走るとか 何かしら無理をするから事故の原因になると思いますので少なくとも100㎞/6時間のペースは最低限、維持する必要があるな~と思いましたww。
ツネちゃん、お世話になりました~。
削除わしらの知らないところで大腿四頭筋との激しいバトルが繰り広げられていたのね。
ほんとにありがとう。
6時間100キロペースってのは確かに安全と速さのマージンを考えたら、適切なペースだよね。
わしもそのぐらいを理想としておりますが、距離が伸びるとなかなか。
普段からの鍛錬が欠かせないってことでしょうか。月末に向けてガンバリマス (^^;