2018年9月14日金曜日

山口満喫月間 2本目はBRM616広島300km徳山・竹田津 その1(ノダカナ仏恥義理編)

6月16日(土)早朝。
わしは山口県周南市にいた。
わしらオヤジ世代にとっては、このまちは徳山なんだけど。
きょうは2週連続ブルベの2本目だ。
かれこれ4シーズン、ブルベを走っているが2週連続は初。
400キロ走ったダメージは幸い抜けている。
さて、どうなるか。


5時半過ぎ、周南運動公園に着いた。
出発地の徳山港から離れているが、公共施設なので駐車場がタダ。
15分で支度してドロップバッグ用のバックパックを背負い走り出す。


今回は山口県周南市から大分県国東市竹田津へのワンウェイ300キロだ。
午前7時出発で制限時間は20時間。
なので17日午前3時までに到着すればいい。
竹田津港から周南市徳山港へは、スオーナダフェリーが運航している。
それに乗って帰るという算段だ。

4キロちょっと離れた徳山港へ向かう。
朝のひんやりとした空気が肌に心地いい。
AJ広島の旗がひるがえる


港では受付が始まり、すでに多くの勇者たちが集まっていた。
絶賛受付中
MCRジャージのトライアスリート、ガチオ君。
大会のはざまに300ブルベをぶち込んでくるガチっぷり。さすがじゃ。
再会したのはゴールの竹田津


先週も走ったケンセイさん、サブイボさんも。
毎週、濃厚な時間を過ごしていると他人とは思えなくなってくる(^^;)
1週間ぶりのご無沙汰です


サブイボさんは今回、スーパー凪号に新兵器を投入した。
後輪のピンク色のホイールカバーである。
高速巡航能力の向上を狙うという。迫力あるわ。
まるでディスクホイール


モリリンとノダカナパイセンのコンビも。
ノダカナパイセンは2度目の300か。
モリリンは今季から投入のスペシャさん

ノダカナパイセンも参戦


家入レオジャージがチャーミングなKオカさん。
コース上ではこの娘と二度と会えず


背中にいったい何を入れて背負っているんンだ的なオカちゃんも先週に引き続き。
バックパックの中にはスリーピングマットをぎゅぎゅー入れているとか。
どこでも寝られますね。
今回一番の注目を集めていた


そしてこの超デカイ、リアギア。
もう突っ込みどころ満載の装備である。
フロントシングルにしてもデカイ


AJ広島代表のK大先生の姿も。
今回は寝過ごさなかったらしい。よかったね。
今回はジーンズじゃないんですね大先生(左)


距離が短めとあってか、ノダカナをはじめ女性の姿も多く、華やかな雰囲気だ。


フェリーの埠頭から港を隔てたところに、漁港の集荷場がある。
活気ある競りのかけ声が港を隔てて聞こえてくる。
今回の300ブルベでありがたかったのは、ドロップバッグへの対応だ。
着替えなどを入れた手荷物をスタッフがゴールまで運んでくれるという。
今回はスタートとゴールが違うワンウェイブルベ。
で、汗かいたままフェリーに乗らなくてもいいのは非常にうれしい。
わしは着替えと仮眠のためのスリーピングマットを入れていた。
あと竹田津にはシャワーがないので、清涼ふきふきシートも。


午前6時20分、フェリーが到着した。
竹田津からの便だ。九州からの参加者が下りてくる。
わしらはあす、あの船に乗って帰ってくるのだ。
九州からのフェリー到着


6時半になったので、ブリーフィングがスタート。
今回のブルベはAJ広島の山口組がプロデュース。
山口を知り尽くしたfuk@さんがコース設計だ。
さて、どんな風景を見せてくれるのか。
説明するfuk@さん(右端)。緊張しているのかな?


慣れない様子で、カンペ片手に説明するfuk@さんがほほえましい。
天候は今のところ曇。
天気予報に雨マークはなかったと記憶するが、なにぶん梅雨時期。
道中の好天を祈るしかない。
われわれの未来に幸あれ


今回のわしの装備だけど、先週と同じウノさん。
服装も先週とほぼ同じだが、膝裏がすれて痛かったのでレッグカバーはない。
そして背中にはミラーレス一眼のNEXC-3をたすき掛け。
カメラのストラップしかみえん(撮影モリリン)

BRM310 東京200キロしまなみ以来だ。
距離が短めだし、天気も持ちそうなので大丈夫だよね。
たくさん写真撮れるかな。


港から少し移動。
午前7時、37人のランドヌール、ランドヌ-ズが出走した。
で、走り出そうとしたわしだけど、いきなり方向を間違ったのをfuk@さんに教えてもらって、正しい方向に走り出したのは秘密だぞ!
スタンバる旅人たち


まずは市街地だ。
朝早いとはいえ車がそれなりに多い。
みんな一列になって走って行く。
信号ストップが多い

徳山を出て、新南陽から山側へ右折する。
おや、なんか見覚えある風景だ。
それもそのはず1週間前の400ブルベの終盤に通った道だから。
それほどきつい坂ではない。
津浦ケ峠というのかな。
が、走り出してまだ足が温まっていないので、それなりにこたえる。
ん?後ろからにぎやかな声が。
ノダカナやないかぁ!
オラオラオラオラオラオラ、邪魔なんだよ!

仏恥義理だぜ~~!

得意満面の笑顔を浮かべて、わしをパスしていく。なんと!
序盤だし、必死になることもなかろう。
ちょっと悔しいけど抜かれたまま見送った。
間もなくトンネルを抜けてピークに。
先週、ケーキさんが永眠しかかったトンネル

そのまままっすぐ下ると先週と同じだが、ここから違っていた。
下り坂の途中で左折したのだ。
農道に入る。
アップダウンがそこそこ厳しい。
だが、車が少ないのはいい。

間もなくノダカナを捕捉。
ちゃんと抜き返しましたよ。ハイwww。
見つけた!
抜かしますよ~~(撮影モリリン)


途中には通過チェックのクイズポイントも。
集落の集会所のゴミ箱にある番号を調べるのだけど、ようこんな問題思いつきましたな。
答えは「191」


その後も高原地帯を行く。
道はいい。車も来ない。
道はいい。上りもそこそこね

STRAVAによると、最高地点は標高330メートル。
しんどいけど走りやすく、実に走りごたえがある区間だった。
ここを走りこんでいれば、ほんまいいトレーニングになるだろうて。
この道をぜひ走ってほしいというコース設計者の愛が感じられたひと時だった。
ご馳走様でした。

徳地町に下る。
佐波川を渡ると、すぐに荷卸峠へのヒルクライムだ。
何回も走っているけど、徳地方向から上ると、やはりなかなかやっかいだ。
途中にある蕎麦屋が魅力的すぎるのだが、もちろん朝早いので営業していない。
いっぺん食べてみたいの~

時速一桁台でじわじわ上っていく。
ピークは標高267メートル。

荷卸峠を下りる。
曇り空だったのが、次第に晴れてきた。
正面にパラボラアンテナ群。山口に来たことを実感する風景だ

仁保から左折して大内方面へ。
わしは四半世紀ほど前になるが、山口にいたので、まだ土地勘が残っている。
もともと田園地帯なので、風景はさほど変わっていない。
道路は昔より改良されて走りやすくなっている。
北からの追い風だ。
気持ちよく走れる。
ずっとこのままならいいのに。
追い風の祝福。この時が続きますように


今回はケーキさんがいないので基本、単独走だ。
咳をしても一人。
屁をこいても一人。
感動しても一人。


国道262号線を行く。
土曜朝とはいえ車が多いな。
みほり峠!山口ですいね

大内から平川へ向かう。
見覚えのあるガスタンクだ。
大内塗の人形を模しているのよね。
かわいいガスタンク

平川へ抜ける。
昔は狭かった道かな。
拡幅されて、幹線道になっている。
平川から小郡へ。
田園地帯を駆ける。
前の集団に追い付きました

昔、何度となく車で走った道だわ。
むっちゃ懐かしい。
上郷で椹野川を渡る。
とろ~んとした流れ。コイかヘラブナ釣りのおじさんがいた

山口線の踏切を渡り、国道9号を渡って美祢方面へ。
右手にコンビニが見えた。
午前10時9分、61.1キロ地点のPC1セブンイレブン山口小郡上郷店に着いたのだった。

つづく

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