2016年9月20日火曜日

BRM902岩国600キロ その8


通過チェック地点である298キロ地点のローソン豊北阿川店に到着したわしたち。
時刻は午後3時29分。
昨夜の午後10時に出発したので、17時間29分かけ、ようやく半分まで来たのだ。
昨年のBRM725広島300キロが17時間26分だったので、ほぼ同じペースという。
あの時は一人だったけど、今回はガチオ君のアシストを受けている。
やっぱ違うのだね。
ちなみに由宇からの平均時速は時速17キロだったことになる。
遅いか速いかは別にして、よう頑張った。

ここは通過チェックだから制限時間がないのがありがたい。
ちなみに仮想締め切り時間が午後5時52分なので、なんと2時間23分も貯金があるという素晴らしさ。
ということは残り300キロちょっとを22時間31分で走破すると完走か。
ん?でも、まだ300キロもあるの?
しかも、夜に向かうし。
そして山岳地帯に入るし。
おにぎりや炭酸飲料、スポーツドリンク、リポDなどを補給する。
おにぎりを食べるのはコンビニでの義務のようだ。
食べないと体が動かなくなる。
チェックポイントで待ってくれていたAJ広島代表のテラダさんや、後から到着した副代表のカタヤマさん、PANAランドナーさんたちと健闘を称えあう。


テラダさんによると、ちょうど10番目に到着したという。
24人が出走したので半分よりちょっと上か。
結構頑張っているじゃん、わしとしては。
25分ほど休んで出発する。

目指すは角島大橋。
今回、台風によるコース変更で角島には渡らないことになったけど、橋のたもとまではいかなくてはならない。

アップダウンを越えて、ようやく角島大橋に到着!

土曜日とあってか観光客もたくさんだ。
わしたちも記念撮影。

「二人で撮ってあげよう」という奇特な男性に感謝ですわ。

ちなみに角島大橋は前回BRM702岩国400Kmの来訪時よりも、風が弱かったという。
ほんまに台風来とるんかいな。
と、突っ込みたくなるほどだった。

角島大橋でターンして南下していく。
191号に再び合流する。
しばし海岸沿いを行く。
特牛(こっとい)で左折し、響灘に別れを告げ、美祢方面へ向かう。

このコースはBRM702岩国400Kmと全く同じだ。
400の時は午後8時過ぎからの登坂だったが、今回は午後4時過ぎから。
なんかコースの印象が違う。
明るい。当たり前か。
しかも前回はこの辺で疲れがピークに達して、足つり神の降臨をいただくというハプニングがあった。
今回は前回よりも100キロ以上走っているのに、その兆候はない。
長い距離を、いかに足に負担をかけずに走る方法を身に着けてきたのか。
ともかく上り基調の道をゆっくりと走っていく。
こういう道では、足が違うのでどうしてもガチオ君とばらける。
でも、要所で待っていてくれている。ありがとう。
前回はこの道、な=んもないと思っていたのだけど、まだ明るい時間だとそれなりに何かがあるのに気づく。
自販機すらない辺境の地かと思っていたけど、コンビニのヤマザキデイリーストアがあったのだ。
でもデイリーストアって夜になると閉まるのよね。
前回は夜遅かったので気づけなかったのね(^-^;


この辺、実はずっと下関市なのだ。
豊北町から豊田町に入る。
川沿いの道を左折し、何やらバイパスに入る。
そろそろ疲れてきた。
ちいと休むことにする。
このへんバス停もなにもないので、仮眠場所は歩道しかない。
なので寝転ぶ。


アスファルトは熱を持っていて冷たくない。
午後5時40分。あたりはまだ明るい。
ガチオ君分ほどタイマーを15分ほどセットする。
おやすみなさい。
タイマーが鳴る。
むくりと起きる。
アスファルトに汗の跡が人型にくっきりと残っている。
残念ながら写真は撮っていないが。
さ、行きましょう。

バイパスを走っていると、間もなく美祢市に入る。
入ったけど、ほとんど何もない田舎道が延々と続く。
わしたちは試されているのだ。
ガチオ君とは別々に走ったり、時に一緒に走ったり。
一人で走るのは心細いけど、自分が自分で走っているという気がする。
助けてもらうことも多々あるけど結局、自分の脚でペダルを回さないと進まない。
目的地には到達することはできない。

左手に民間刑務所が見える。
若かりし山口時代の思い出話なんぞをガチオ君にかましながら走る。

田園地帯には不釣り合いなトイレが道端にあった。
自販機もあるので休憩する。
南の空から怪しい雲が近づいていたが、幸い雨は降らなかった。
アップダウンをこなし、美祢市に入る。
400キロのPCで使ったローソンにイートインコーナーがあるので、そこまで行くことにする。
だんだんと日が暮れてきた。
ライトを点ける時間だな。
またナイトランが始まるのか。
二つのVolt300には、昼間のうちにモバイルバッテリーから給電を済ませている。
今夜も頑張ってほしい。
左手に宇部興産の工場群を眺めつつ走る。


美祢IC近くのローソンに到着した。
350キロ地点、時間は午後6時50分過ぎ。

ジュースとスポーツドリンク、むすび二つを補給する。
消耗していたのだろう。
結局ここで30分ほど休んだのだった。

つづく。

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