2016年9月11日日曜日

BRM902岩国600キロ その3


600キロの旅が始まった。
しかし考えてみればとんでもない距離だよね。600キロって。
7月に走った400キロも、もう限界と思った。
手やら尻やら足首やら痛くなったしね。
それよりさらに200キロ走るのだ。
もう想像を絶する。

測ってみたら広島から静岡まで行けるし。
広島から鹿児島の佐多岬まで行けるし。
自動車に乗っても疲れる距離なのに。
何を好き好んで自転車で。
ほんととんでもない距離だ。
まあ、1000とかPBPの1200とか、その上の距離もあるので。
上には上がいるということか。

ただ今回の旅は600キロ経験者であるMCRのガチオ君がいる。
同じジャージを着た仲間がいることが、どれだけ心強いか。
わしはそれを今からそれを実感することになる。

国道188号を北上するわれらブルべトレイン。
出走早々、いいペースで進むガチオ君。
今年のBRM702岩国400や昨年のBRM725広島300を走り抜けたツネさんも出走していた。
ツネさんが「ガチオ君についていった方がよくない?」とおっしゃる。
ここは序盤の頑張りどころ?なのか。

ともかく、わしもガチオ君に一所懸命に付いていく。
岩国市由宇町から北上する。
正面に中電の火力発電所が見えてくる。

左折して、岩国南バイパスに進む。
快調なペースだ。
ただ出発するとき、リアライトを点灯するのを忘れていた。
信号ストップがなく、点灯するチャンスがない。
ツネさんもわざわざ教えてくれたのだが、「そうなんですよ」と大きく相槌を打つ始末。
途中、信号で止まってようやく点灯できた。ふう。
川西駅の近くを通り、錦川の橋を渡る。
左折して錦川をさかのぼる。

さすがにこの時間なので車は少なく、走りやすい。
右手に錦帯橋周辺の旅館街が見える。
左手には錦帯橋があるはずなのだが、闇の中に沈んで全く見えない。
みなも止まることなく突き進んでいく。

関戸トンネルへの坂にかかる。
ガチオ君はぐいぐいとダンシングで突き進んでいく。
わしはマイペースで行く。
まもなく姿が見えなくなる。
坂はそれぞれのペースで進んだ方が楽だ。

トンネルを抜ける。
小瀬川沿いを進む。
工事信号ストップでツネさんに合流する。

「ガチオ君にはついていけません」とおっしゃる。
確かにね~~。早いもんね~。
一緒に走ってきたケンセーさんと3人でとぼとぼと走り始める。

大竹市街地を抜け、お世話になっているウエキさんのそばを走る。
おお、途中でガチオ君が待ってくれていた。
すまんのう。

4人になった一行。
玖波から左折し、山の中へと上がっていく。
渡之瀬ダムへの本格的なヒルクライムの始まりだ。

台風の接近を感じさせる風が吹く(吹いていたような気がする)。
すまん。この辺、記憶があいまいだ。
間違った記述があっても、気にしないように(^-^;

先行するガチオ君を追って、上る3人。
わしみたいな貧脚と合わせてもらってすいません。
でも、先は長い。
無理することはない。

ようやく長い上りが終わる。
要所要所でガチオ君が待ってくれている。
すまんのう。ほんまに。
そしてありがとう。
追いついたときはせめて「お待たせ!」と元気よく言うようにする。
わずかなかりの感謝の気持ちだ。

ダム湖畔へ出る。
この辺は走ったことがあるので、コースに想像がつく。
これはありがたい。

佐伯町津田に出る。
交差点のセブンで休んでいるランドヌールがいる。
わしたちはそのまま進む。

まもなく左折し、芸南カントリーの上り坂へと向かう。
平地基調からだらだらとした上りになる。
このあたりでチンクのマスターモリリンと相棒のカタヤマーさんと一緒になる。
二人は速い。
ガチオ君と一緒にするすると上っていく。

わしは付いていけない。
ツネさん、ケンセーさんと上っていく。
ようやく芸南カントリーのピーク。
ここからは下りだ。

下り切ったところにPC1、59.2キロ地点にポプラ湯来店がある。
到着なり~~~。


午前0時41分。
時速22.1キロで進んだことになる。
上りをこなした割には快調といえる速度だろう。
PCの締め切りが午前1時57分だから1時間16分の貯金があることになる。
ムスビ2個、ソルティライチの379円を購入したわし。
ムスビをのどに突っ込むように食べる。
これが走り続けるエネルギーになるのだ。
はふ~~~。
補給を済ませると、出発だ。
ガチオ君行きますか!

つづく。

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