午前3時29分。
304.9キロ地点のPC4ローソン徳地堀店。
ここのクローズ時間は午前4時20分。
50分しか貯金がない(;_;
PCごとに貯金を意識しながら走ってきたけど、ついに1時間を切った。
PC3美祢での貯金が1時間22分だったので、さらに状況的には追い詰められていることになる。
だが、まだ貯金はある。
ちなみにこの区間の平均時速は13.2キロという(^-^;
夜になるにつれて遅さが加速している。
峠を二つ越える厳しいルートだったしね。
どなたかのバックショット。お疲れですのう。 |
でもその時は、そんなことも考える余裕はゼロ。
たちまち補給する。
何を買ったかなど全く覚えていないのだけど。
抜け殻のわしたち。
抜け殻のケーキさん。 |
この時間、なぜか撮影隊のみなさんがPCにいらっしゃった。
弱者救済の意味もあるのだろう。
AJ広島の動画にしっかり映っていた。
何度もいうが、この動画まことに素晴らしい。
是が非でもご覧あれ。
再び走り出す。
ここからは来た道を戻る。
次第に夜が明けてくる。
空が明るくなってくる。
でも、わしらは眠くなってくる。
ケーキさんもこの間、意識朦朧として走っていたらしい。
この場にいないken2さんたちに「わしと替われ!」と毒づきながら、わしの背中を追っていたという。
すんませんな。こんな愚行につき合わせて(^'^)
まだ島地川ダムへの上りが残っている。
徳地からダムへのとっつきまでが結構、距離があるのだ。
だんだん眠くなってきた。
ケーキさんは島地川ダム付近に休めるところがあるって言ってたけど。
あかん、もうダメ。
右手にバス停があった。
この地では珍しい。
ここで休むこと決定!
払暁の道。
たちまちバス停に寝転ぶ。
ケーキさんがベンチに。
わしは面倒なので地面に。
タイマーを仕掛ける。
おやすみなさい。
寝ているのか寝ていないのか。
ケーキさんのいびきが聞こえる。
心拍が次第にゆっくりになっていく。
わしもいびきをかいているのがわかる。
意識が裏返る。
起きる。
さあ行こう。
ケーキさんによると、ほかの参加者が同じ場所で休んでいたらしいけど、分からなかった。
さよならバス停ホテル。
どんな高級ホテルよりも素晴らしい! |
アジサイの咲き誇る山里の道。
そこを見ながらダムへの上り坂を行く。
あまりきつい斜度がなかったのが幸いだ。
心拍が上がらないように注意して、足にも負担をかけないように上る。
山に霧がかかる。
ダム来ました。 |
意識ありますか~~。 |
島地川ダムを通過する。
しばしの上りを耐えると、周南市の須々万地区だ。
ここからはほぼ高原地帯。
大きなアップダウンはない。
進む。
進む。
夜が明けた。
夜を越した。
まっすぐな道が来た。
うわ、むっちゃ気持ちいい。
真っすぐです。 |
叫んでいた。 |
体はボロボロなのに、心は喜んでいる。
思わず叫んでいたよ。
ケーキさんも頑張っております!
進む。
前にほかのバイクが見えた。
前に参加者さん発見! |
元気ならテンションが上がって追いつこうとするところだけど、ここはもう無理。
追いつけない。追いつかない。
小さな丘を越え、下松へと下っていく。
途中でジャケットを着るケーキさん。
下松へ下る |
ダム湖がまた見える。
米泉湖っていうらしい。
朝の湖はさわやかで。 |
でも、止まる暇はないわけで。 |
ランニングする人たちもいて、さわやかな雰囲気だ。
わしたちはそんなことも関係なく、進むだけだったけど。
坂を下って、下松の街に入る。
立体交差やら、でっかい道路やら、街ですわ。
早朝の街を東へと進む。
下松の街を行く。 |
日曜の朝。
交通量はそれほどではない。
コンビナートで有名な場所だけに、道路の右手にはいろいろな工場が現れる。
工場がなくなった。
下松から光市へと入る。
平坦路。そんなに速いペースで走っているつもりはないのだが、ケーキさんが遅れ始める。
わしもケーキさんも限界ギリギリなのだ。
限界MAX! |
このちょっと前から尻が痛い。
左足首も痛い。
さすが300キロを越すと、そのダメージは容赦ないな。
時折、無意味にダンシングを交ぜて走る。
そうしないとケツが耐えきれない。
午前7時を過ぎると、陽も上がってくる。
じわじわと気温も上がってくる。
まだか、まだか。
ようやく来た。
PC5、セブンイレブン光市室積新開店である。
364キロ地点。
買い物をしてレシートをもらう。
3日午前7時32分。
ようやくここまで来た。
空がまぶしい。 |
つづく。
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