2016年7月16日土曜日

BRM702岩国400キロ その4


スタートから154キロ。
PC2のローソン長門三隅店。
PC1から75キロで経過時間は5時間7分。
時速14.7キロ!
うわ、ずいぶんとゆっくりだったな。
山岳が多かったし、雨宿りしてたからだろう。
にしてもブルべの設定速度である時速15キロに達していないとは(^_^;)
にしても、この二人、すっかり生気が抜かれているな。

中身がなくなった二人(PANAランドナーさん撮影)
ケーキさんはカレー味のカップヌードルをツルツル。
おお、うまそう。
わしも何を食べたか覚えていないが、補給を済ませた。

カレーヌードルうまいよね

この先、角島に向かうが店が少なそうなので、おむすびもポケットに入れておく。
さあ、行きますか。


時間は午後5時過ぎ。
角島までまだ50キロ弱ある。
今のペースだと3時間弱かかりそうだ。
なんとか明るいうちに着きたいのだが。


国道191号を西進する。
まっすぐ191を進めばいいものを、コースは途中でなぜか左折し、山の中へ。
さらに広域農道が!

広域農道さんですね。好きな人はいますか?

さあ、行きますよ♡

上ったり下ったり。

広域農道と聞くと、昨年の200キロブルべの悪夢を思い出し、それだけでうんざりする。
地形を無視して無駄にまっすぐで、かつそのために無駄に上り下りする鬼設計。
ウルグアイラウンド後の農業と自動車にはやさしいかもしれんが、少なくとも人力で動く自転車には厳しい。


むむむ。責任者説明しろ!


上がったり、下ったり。
はるか先に上りが見えると心がなえる。
そう、広域農道は足よりも心を削る。(名言出た!←自分で言うな!)

向こうに見える切通し。

何度登れば(^-^;

幸い、それほど気温が高くないのが救いだ。
空は暗く、重い。
時折、雨がぱらつく。
北側の山稜に、風力発電の大きな風車が見える。

向こうの奥の山に風車が。

日本海からの風が強い地なのだ。
ま、写真じゃ見えませんけどね。
写真には取り忘れたけど、道沿いに「車は減速 間伐加速」なんて趣旨の看板があった。
その組み合わせは無理があるだろう、と心中突っ込みながらペダルを回す。

ようやく広域農道も終わりに近づいてきた。
向かう先に海が見える。


おや海が見えたようだ

まだ日暮れてないよね。


救いの海だ。これでもうOK、と、思っていた。
だけど191号に合流しても、相変わらず上ったり下ったり。
むむむ。
とかなんとかやっているうちに、下関市に突入。

萩市から下関市へ投入!

とはいっても豊北町ですから。
山口の西北端ですから。

海と空と。

そして、いくつかの集落と上り坂と下り坂を過ぎる。
ローソンがある交差点を右折する。
空はだんだん暮れてくる。


そうしてようやく着いた。
角島大島のたもとに。
なんかオシャレっぽいレストランがあって、そこで食事しているブルべの参加者らしき影がある。
ええなあ、と思いつつも、まず角島灯台を征服するのが先だと思いなおす。


角島大橋キター!

休まず行きましょう!

角島大橋のとっつき。
公園のようになっていて、撮影には最適のようだ。
ケーキさんに記念撮影する?と聞いてみる。
だがケーキさん、一刻の猶予も惜しいらしく、「先に行きましょう」という。
そしてさっさと角島大橋へと走り出してしまった。

ケーキさん、待って~~。

しゃあない、わしも後を追う。
待ってつかあさい。
虎落笛がヒューヒューと激しくなる。





橋上は南からの風が強い。
欄干に当たった空気の流れが虎落笛のように、ヒューヒューと鳴っている。
ハンドルをしっかりと握らないと、持っていかれそうになる。


広々と2車線の橋のはずなのに、なぜか頼りなく感じる。
と、右手の空に光る白っぽい物体が空を飛んでいるのが見えた。
ドローンだ。
由宇のスタート会場で見た、あのドローンである。
この強風にもかかわらず、けなげに飛んで撮影している。
いやあ、撮影スタッフの皆さんすごいわ。
脱帽です。これは帰ってからの映像が楽しみ♪
ちなみにケーキさんは気づいていなかったみたいで(^-^;


角島に入る。
ケーキさんはまだはるか先だ。
だがケーキさんには一つ弱点がある。
それは何か。
道案内のeTrex20さんを持っていないことだ。


案の定、島内の交差点で止まってわしを待ってくれた。
さ、一緒に行きましょう。


すでに日は落ちた。
日暮れまでに灯台になんとかして着きたい。


広々とした道を上ったり、下ったり。
行く手に灯台のシルエットが見えてきた。
あそこだね。


丘の上の道を右折する。
とろとろと下る。
灯台だ。
ようやく着いた。


時間は午後7時45分ぐらいかな。
昼がもっとも長い時間に近い7月2日。
1年の真ん中の日。
そしてわしの50歳の誕生日。


別に感無量になることもなく、この地に到達した。
灯台はクイズポイントになっているので、クイズの答えを探す。


先に到着していた参加者さんに聞いて、あっさり見つけて、撮影する。
ああ、疲れた。



ここで、ほぼ200キロ。
時間は午後7時45分ごろか。
午前8時に出走したので、なんとか12時間以内に200キロを走り切った。
後は帰るだけだ。

つづく。

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