そうなんだ。
オヤジたちは石見を目指すんだ。
お待たせしました。
ようやく石見グランフォンド2016リポートの本篇です。
あの浜田往還から1週間。
そう。時は来た。
5月14日、翌日の石見グランフォンドへと向かうべく、二人のオヤジを乗せた車が中国道をひた走っていた。
いうまでもなく、わしと相棒のケーキさんである。
BGMはガンダムUCのサントラ。
「恐れるな。自分の中の可能性を信じて力を尽くせば、道は自ずと開ける」
「そんないまさら勝手ですよ!」
壮大なメロディーにオヤジ二人はノリノリ。
「これ明日、坂上るときにBGMでかかりませんかね~」
「ええねえ。サクサク上れそう」
などとのんきな会話を交わしたのであった。
三次ICで中国道を下りる。
ここからは地道を通り、三瓶山へ向かう。
その前にTBC本部に寄る。
管理人さんに久闊を叙し、足攣り防止のサプリ、2runを買う。
ついでに特売品の携帯ポンプも買った。
この店、何気に特価品があるので侮れないわ。
ちなみに2runは先週の浜田往還が終盤、足攣りでダメージを受けたので、その防止策である。
うまいこと効いてくれればいいのだが。
三次からは国道54号を北上。
赤来高原の道の駅で一休み。
ここは焼き立てパンがうまいのよね。
モンベルカードを持っていたらドリンクサービスがあるという。ラッキー。
パンで小腹を満たして、54号から県道に左折し、三瓶山方面へ向かう。
モンベルカードを持っていたらドリンクサービスがあるという。ラッキー。
パンで小腹を満たして、54号から県道に左折し、三瓶山方面へ向かう。
明るい時間に来たのは目的があった。
明日のコースの下見だ。
千原温泉と書かれた看板を右折した。
そして・・・。
カーナビの地図にない道だ。
実にしんどそうな激坂が続く。
路面の状態も悪い。
これは明日は大変なことになりそうだ。
滝の案内があったのだけど、明日はこれ見る余裕なさそうだね。
核心部を過ぎ、開けた田園地帯へ。
実はここからの坂も心折ってくれたのだ。
まずは今日一日の垢を落とす。
志学温泉の鶴の湯である。
わずか300円という安さで源泉かけ流しの贅沢な温泉に浸かれるのだ。
利用しない手はない。
風情のあるひと時を過ごし、すっかり三瓶山を満喫した二人。
勝利の地、西の原へと向かう。
素晴らしい風景。
明日もこんな絶景と出会いたいものだ。
前日受付を済ませた。
わしの番号は405だ。
腹が減ったので、大阪王将で夕食。
大会の優待チラシを見せれば、ギョーザ1人前が無料になるといううれしいサービスが。
わしは生中で乾杯。
アルコールに弱いケーキさんはノンアルで。
腹も膨れ、久手海水浴場に戻る。
車を止めたのは出発ゲートから3台目の区画。
これは前泊者の特権だな。
夕闇の中、今夜の寝床を用意する。
東屋のそばに二人用のちっちゃなテントを張る。
東屋をはさんで、大阪からの参加者さんも。
日本海には、イカ釣り漁船の漁火が見える。
ケーキさんによると、明るいのが他地区から来た船、暗いのが地元の船という。
明るい船ほどイカをたくさん集めることができるが、その分、照明費用がかかるそうで。
海上にも資本主義の厳しい現実があるのだね。
当初はわしのストリームでの車中泊をもくろんでいたのだけど、結果的にこっちの方がよく休めたかな。
夕方まで吹いていた風は止んだ。
波の音が聞こえるだけだ。
おやすみなさい。
午前4時、目覚ましが鳴った。
余裕を持って、この時間に起きることにしたのだ。
あたりはまだ暗い。
だが、駐車場はほぼ満車になっている。
わしらもゆっくり始動する。
払暁の中、自転車を組み立てる。
お湯を沸かす。
朝飯はカップ麺とコンビニむすび。
体が温まると、活が入る。
元気になる。
午前5時、青いゲートが立ち上がった。
さっそくわしらの自転車を持っていく。
ゲートの左側にウノさんを立てかける。
そうレースでいうところのポールポジションである。
フロントローである。
予選はないけど。
できるだけ早い時間に出発するのが、肝なのだ。
そのための前泊なのだ。
貧脚ライダーの必死のあがきである。
地元ライダーも続々集合している。
ウメさん、今年もよろしくです。
足が合えば一緒に走りましょう。
手早くテントを片づける。
来た時よりも美しく。
ゴミ一つ残しませんでした。
バイクがどんどん増えていく。
色とりどりのジャージに身を包んだオヤジたち。
女性の姿もちらほら。
これはそう、大人の運動会だ。
自慢のおもちゃを持ち寄って、精いっぱい頑張る日なのだ。
先日の浜田往還を走られた方の姿も見えた。
緑十字軍団のハルーさんたちも。
開会式が終わった。
ゲートで出発を待つ。
あ、HRモニターの乳バンドつけるのを忘れていた。
急いで車に戻り、装着する。
ゲートそばに車を止めたからこそできる芸当である。
よかった。前乗りして。
そして7時15分。
時は満ちた。
わしたちの200キロの旅が始まった。
つづく。
0 件のコメント:
コメントを投稿