2016年5月13日金曜日

浜田往還2016 その2

加計を出発したわれわれ浜田往還の一団。
まずは温井ダムへの緩やかだが長い上りに挑む。
ここで足を使うと後に響くので、ゆっくりとね。
雲が切れそうな気配もあるのだが、雨は止まない。


時折、トンネルが表れる。
走りにくくて嫌いな場所だが、きょうばかりは濡れないので、非常にありがたい。
ペースが合うメンバーとおしゃべりしながら、上っていく。
この時間がいいよなあ。


ペースの速いうさぎさんチームが、わしらを追い越していく。
はた目には実に軽やかだ。
思わず追いたくなるが、ここはぐっと我慢の子。
ケーキさんは去年、付いて行ってえらい目にあったのだ。
温井ダムの坂をこなし、少し下る。

滝山川の渓流を右手に見ながら、王泊ダムへの上りが始まる。
谷沿いの道には洞門が多い。
山肌を見上げる。
霧雨に打たれた新緑のなんと瑞々しいことよ。
洞門の中は、ところどころ舗装が直されたところもある。

と、後ろタイヤが変だ。
やけに振動する。
パンクだ。
そういえば出るときに・・
スローパンクだったのか。
がっくし。
速度が遅い上りで気付いてよかった。
ダウンヒル時だったら危ないところだったよ。



チューブ交換に着手する。
タイヤを外し、替えチューブを入れ、携帯ポンプで空気を入れ始める。
フロアポンプと比べるとなかなか入らない。
正直しんどい。
途中、ケーキさんにも替わってもらう。
5気圧ぐらいは入ったかな。

と、そこへM木さんの乗るサポートカーが登場。
こ、これは救いの神か?


ところが「ごめ~~ん、フロアポンプ忘れちゃったのよ。駐車場までは持って行ったんだけどねえ」とにこやかに。
がくっと力が抜けるわしたち。
ま、ないものんは、しょうがないようねえ。
あ、そうだ。
お手数ですが、パンクしたチューブの処分お願いしますm(__)m
何回か修理して使っていたものだったし、もう寿命でしょう。
今回のパンクも修理跡からの空気抜けだった可能性もあるし。

20分くらいは使っちゃったかしら。
かなり抜かれてしまった。
ケーキさん、お待たせでした。
追いますか。


再び走り始めたわしら。
しかし雨は相変わらず、降り続いている。
て、いうか、だんだん強くなっていないか。
王泊ダムの吊り橋を渡る。

ふだんならここで一服するところだが、通り過ぎる。
ダム湖右手に見つつ、じわじわと高度を稼ぐ。
雨は降ったりやんだり。
晴れ間、なかなか来ないなあ。




ウインドブレーカーを着たり脱いだりしながら走る。
いくつかの丘を越え、ぞうさんカフェを過ぎる。


霧は晴れる様子がなく、雨もスプレーのようにわしらを濡らす。
10時20分過ぎ、ようやく霧にけぶる大佐山に着いたのだった。

つづく

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