2022年6月11日土曜日

しまなみ海道 はじめての身近島自転車キャンプ<下>

 どうも、たっかんです。


というわけで5月4、5の両日、しまなみ海道の身近島キャンプ場に行ってきた話の続きです。


身近島の夜は更ける

酒の力を借りて、早々と就寝したわし。


そういや今回、シュラフの下に敷くマットを忘れるという失態を犯してしまった。

幸い、そこまで冷え込まなかったので、地面からの冷気にやられることはなかった。

キャンプ場が草地だったので、そこまでゴツゴツしていなかったのも助かった。

グラウンドシートとして、エマージェンシーシートを敷いていたのも奏功したのかもしれない。


が、替わりにやっかいなヤツがいた。

ぶーんという羽音が聞こえる。

なんかかゆい。

蚊だ。蚊がいるのだ。

パチン、とやるが手応えがない。

それを何回か繰り返した。

やれやれ。


そして隣のテントから話し声が遅くまで聞こえた。

というか、わしが早く寝すぎたのもあるが。


夜中に目が覚めた。

ヘッデンを頼りにトイレに行く。

さすがにどのテントも光を落としている。


真っ暗


夜空を見上げる。

満天の星だ。

写真にはもちろん写らないが。

伯方・大島大橋のライトが点滅している。

再びシュラフに潜り込む。


知らない天井だ。

7時半起床。

周囲はすっかり明るい。


知らない天井、知ってるけど

テント内を点検してみた。

いました。

血を吸ってまるまると太ったヤツが2匹も。

5月なのにもう跳梁跋扈しているとは。

油断ならんな。


おはようございます

湯を沸かして、カフェオレを飲む。

コンビニむすびを頬張って充電完了。

別に予定はないので、のんびりする。


テントは朝露でぐっしょり。

日が照ってきたので、テントを動かし、裏返しにして乾かす。

乾燥撤収は大事だからね。


テントやシートを乾かす

9時半にはパッキング完了。

名残惜しいが撤収だ。


パッキング完了

近くの人にあいさつして、自転車をこぎ出す。

きょう初めてしゃべったwww

さらば、身近島。


さようなら身近島


前後に荷物を付けているので車体は重いが、のんびり走れば問題ない。

しばし走って、伯方島から大三島に戻り多々羅大橋たもとの道の駅に到着。

魚のフライをおやつにいただく。


魚のフライは瀬戸内定番


で、ここで朝の軽量化を済ませたのだが、個室になぜかあったのがこいつ。

キャベツ一玉である。


なぞのキャベツ

これを一体どうしろと?

まさか・・・そんな・・・。


多々羅大橋をバックに

サイクリストの聖地の碑のそばで記念撮影を済ませる。

多々羅大橋を渡り、生口島へ。

いつもは瀬戸田のまちがある北側を通るのだが、きょうは南側へ。

道が海岸を離れているところが多いが、北側よりものどかで車も少ない。

のんびり走れるなあ。


のどかな道が続く


道ばたにあった店舗。

ポプラかと思いきや台湾料理店だったという。


ポプラじゃないよ

因島から向島へ。

お昼を回って腹が減ってきた。

で、中華料理チャレンジ第2弾!

向島のココだ!


この店構えは!

そう、ブルーライン沿い、渡船乗り場に近いところにあるこのお店である。

「MONSITER HUNTEN」

このロゴデザイン、どう見てもアレ。


「悶舌飯店」=もんしたはんてん、と読むらしい。

この店もやはり、しまなみ海道を走るたびに前を通っていたので、気になっていたのだ。


メニューです


辛口らしいタンたんタン麺900円をオーダー。

担々麺と湯麺の合体版かしら。


タンたんタン麺


完全に名前だけのネタ枠で入ったのですが、いやいやおいしいじゃん。

13時過ぎても家族連れやグループが入店してきたのも納得だった。

地元で親しまれている様子がうかがえた。

ごちそうさまでした。

で、渡船に乗って尾道へ。


尾道へ渡る


たまたまブロンプトン乗りの方がいらっしゃたので話しかけた。

今回のしまなみ旅でえらい、ブロンプトンが目立ったのだ。

ほんま、イベントでもあるの?ってぐらいの頻度ですれ違った。

イベントはなかったようでしたが、「輪行にいいからですかねえ」とおっしゃっていた。

なるほどね。

ブロンプトンの人気ぶりを実感できたのも今回の収穫だった。


往路で寄ったBETTER BICYCLESさんに再び立ち寄り、ごあいさつ。

お隣のカフェ兼コ・ワーキングスペースのSHAREさんでレモンソーダを飲んで一休みした。


レモンソーダがうまかった


あとはのんびりと国道2号を東へ。

約1時間かけて福山に戻ったのだった。


というところで1泊2日のしまなみ海道・身近島キャンプは終了。

充実した休みだった。

距離的にも福山からだと片道75キロぐらい。

ちょうどいい感じだった。

またチャレンジしてもいいかもね。


さあ次はどこへ走ろうか。


おわり

#ドラゴンフライバイクパック1P

#DragonflyBIKEPACK


2022年6月10日金曜日

しまなみ海道 はじめての身近島自転車キャンプ<上>

どうも、たっかんです。

お元気ですか?

福山市で単身赴任中のオヤジです。

相変わらずブルベは走っていません。

近所でジョギングするのが関の山ですわ。


とはいえ、ゴールデンウイークにはうれしいことに連休が取れた。

というわけで、5月4、5の両日、しまなみ海道の身近島キャンプ場に行ってきた。

場所はココ。


伯方島と大島の間にある無人島である。

橋から島に向かうのですが、歩行者、自転車、原付バイクの専用道からしか下りる道がなく、車ではアクセス不可能。

というわけで、GWのハイシーズンなのに、子ども連れのキャンパーが全くいないという奇跡のフィールドなのだ。

以前から存在は知っていた。

ブルベで何回もそばを通っていたしね。

福山赴任は絶好のチャンスではないか。

これはもう行くしかない。


4日午前10時に福山を出発。

国道2号の赤坂方面を通り、尾道へ。

約1時間で尾道に到着。

市役所にほど近く、港に面した古い建物にあるBETTR BICYCLESさんに立ち寄る。

お店の前のサイクルラック


店は2階のコワーキングスペースの奥にある。

広々とした空間が印象的。

眼前には尾道水道の景色が広がる。

毎日、海を間近に見ながら仕事できるっていいよね。

お店も心地いい空気が流れていた。


おにぎりリフレクターの小型版があったのでゲット。

これはかわいいのう。

仕事用かばんに付けよう。

ちっちゃくてかわいい。色もいろいろあった


渡船で向島に渡る。

港からほど近い後藤鉱泉所でサイダーをいただく。


向島名物のサイダー。歴史が継がれていくうれしさよ


渇いた喉に染み渡る。

さ、いこう。

向島から因島へ。

オヤジ一人、急かされることもなく、のんびりとペダルを回す。

因島は海沿いの道をのんびりと。

途中、除虫菊の畑があったのだが、歩くと距離がありそうなので断念した。

白いのが除虫菊の花畑


生口橋を渡って、因島から生口島へ。

ブルーラインに沿って、島の北側を回る。

瀬戸田のまちが近づくと、車や自転車が増えてきた。

ドルチェには長蛇の列ができていた。

さすがGW、恐るべし。


瀬戸田のまちなかも同様だ。

有名店の前には行列が


人気店の前はこんな人だかりだった。

そろそろ補給をしたいのだけど、待つのはいやだ。

まちなかを過ぎ、瀬戸田港に出る前にある中華料理店「中公軒」を訪れてみた。

ブルベで散々この前を通っていたので、以前から気になっていたのだ。

店先に食品サンプルがある、いにしえ系の店構え。

いわゆる「まち中華」ってジャンルに入ると思う。


渋すぎる外観

店内に入ると午後1時過ぎなのに、お客さんはわしだけ。

年配の夫婦らしき男女が店を切り盛りしている。

ワンタン麺と白ご飯を頼んだ。

運動中において、塩分は正義。うまい。

平皿で出てくる白飯

腹を満たしたので再出発。

生口島から大三島へ。


多々羅大橋を渡り、愛媛県に入った。

大三島から伯方島へと向かう。

海道を行くおっさん


伯方島の道の駅の前を過ぎ、伯方・大島大橋を渡る。

右手に身近島が見えた。

目的地に着いた。

眼下に身近島キャンプ場が


橋の上から眺める。結構混んでおる。

ま、しょうがないよね。

島へ下りる道は、歩道兼自転車道からしかない。

車では入れないのだ。

アプローチを下りる。


キャンプ場に到着!

海側に一列、山側に一列、その間にも一列。

さすがGW。

ソロキャンパーの聖地といわれるだけある。

にぎわっておりますなあ。

さすが「聖地」。にぎわっている


バイク8、自転車2くらいの割合だったか。

バイクの主は、若い人もいるが、髪に白いものが目立つ人のほうが多い気がする。

自転車の人は、若い人の方が多かったかな。

犬を連れているカップルもおりました。すごいなあ。


炊事場の近くがすいていたので、たちまちおっさん一人、テントを張る。

ニーモのバイクパッキング用テント、ドラゴンフライバイクパックである。

設営にも慣れた。

キャンプ場の奥、炊事場の近くに設営


設営が終わったので、空のバックパックを背負って、伯方島にいったん戻る。

ローソンで夕食と朝食、お楽しみ飲料を購入する。

重くなったバックパックを背負って、身近島に戻る。


ではさっそくのプシュー。

汗をかいてここまできたのは、この一口のためなのだ。

この一杯がたまらない


今回の火器は固形燃料。

ユニフレームのネイチャーストーブがコンロがわりだ。

夕食はローソン名物の冷凍ホルモン鍋。うまいよねこれ。

缶ビールたちを冷やす役割もしてくれるし。

〆におにぎりを入れて雑炊にした。

夕食のホルモン鍋


日が陰ってきた。

夕日を見に浜辺に向かう人が目立ってきた。

わしも砂浜に向かう。

夕日が沈む

チェアリングというのかな、椅子に座って夕日を眺める人も。

いい時間の使い方だな。

18時40分過ぎ、島影に日は沈んだ。


焚き火を楽しむ

ネイチャーストーブに小枝をつっこみ焚き火遊びなんぞを楽しむ。

飲み物もなくなったし、寝るか。

おやすみなさい

<下>に続く

#ドラゴンフライバイクパック1P

#DragonflyBIKEPACK


2022年3月4日金曜日

さよなら、モコ


  わが家の飼い犬が死んだ。13歳だった。

 チワワとトイプードルの親を持つ雌だった。腎臓を患って、次第に食欲がなくなり、歩くのもおぼつかなくなってきた。2月中旬の朝、妻から涙声で電話があった。点滴を打っていたが意識がなくなり、苦しそうに浅い呼吸を繰り返しているという。「よく頑張ったよね。ええ子じゃった」。安楽死を決めた。



 夕方、自宅に戻った。通っていた動物病院に連れて行った。別れを告げると、最後まで面倒を見てくれた妻と息子に見守られながら静かに息を引き取った。月のきれいな寒い夜だった。



 ペットフード協会の2021年の調査によると飼育されている猫の平均寿命は15.66歳、犬は14.65歳と、統計を取り始めた2010年以来、最長だったという。うちの犬も平均には届かなかったが、頑張って長生きしてくれたと思う。


 全国の猫の飼育数は約894万6千匹、犬が約710万6千匹。ほどんどが室内飼いで、もはや家族の一員だ。ペットといわずに伴侶としての動物「コンパニオンアニマル」と呼ぶほうがしっくりくる。同調査でも、ペットを「生活に喜びを与えてくれる存在」として捉える人が多いという。コロナ禍で、自宅での時間が増え、その傾向は一段と強くなっているようだ。




 確かに心当たりばかりだ。深夜勤から帰宅したら、真っ暗な玄関で尻尾を振って出迎えてくれた。気持ちが沈んでいる時にも、暖かな毛をなでていると心が安らいだ。単身赴任になってからも月に一度帰省したら、いつも律義に出迎えてくれた。小さな体で大きなものを与えてくれた。




 いつの日か、ぼくもそちらに行く。君がぴょんぴょん跳ね、喜んで迎えてくれるのであれば、それもまんざらではないと思える。ありがとう。そして、おやすみ、モコ。





2021年5月9日日曜日

新テント「ニーモドラゴンフライバイクパック1P」でチャリキャン

 どうもたっかんです。


この3月から広島県東部の福山市で単身赴任中です。

仕事の関係で今までのようにブルベを走れないかなあと思っております。

なのでキャンプ関係に軸足を移したりなんかしてみようかと。

ニーモ ドラゴンフライバイクパック


と思っていたら、密林から手元にシン・テントが届いた。

買っちった。

ニーモのドラゴンフライバイクパック1Pである。

2021シーズンの新製品。

自転車キャンプ向けにポールを短くし、コンパクトになるらしいのでポチった。

40センチ幅のロードバイク用ハンドルにもギリギリ収まる。

STIも操作できる。

収納用のロール式防水バッグはあらかじめストラップが付けられて、ハンドルに結わえやすくなっている。

ハンドルに当たる部分はゴム引きで滑りにくい。

細やかな心配りだ。


新兵器が入れば、使いたくなるのはサガ。


というわけで4月下旬、隣まちのキャンプ場に行ってきた。

片道約30キロの平坦路を走る。


途中の24時間スーパーで肉やカップ麺を購入。

着いたのは岡山県井原市芳井町の天神峡である。

ここには無料キャンプ場があるのだ。

中村川砂防公園という。


まずはテントの設営。


袋に縫い付けられた英文マニュアルを読みつつ組み立てる。

フライシートの表裏や前後がちょっとわかりにくい。

試行錯誤すること20、30分。


でけた。

このテントの売りの一つが茶色いシートの部分。

フライシートの前室部分にバスタブ状に設置する「ランディングゾーン™️ストレージタブ」である。

要するに荷物置き。フライに覆われているので、雨や露に濡れない。


これは使いやすかった。

ぬれたら困る荷物はこちらへぽいぽいと。

一人用なのでインナーテントの横幅が80センチしかないが、手元に最小限の荷物を残せばいいので広く使える。


天井部分も一工夫してある。

独立したサブポールを横に突っ張ることで、天井部分にゆとりをもたせている。

テント内側から見たところね。

テント天井の頭部側にはオレンジ色の収納スペースが。

夜はここにヘッドランプを置くといい感じに室内を照らしてくれた。

サブポールの端は球状になっていて、テントに直結したアダプターにパチッとはめ込むタイプ。

細かいところまで気を配っている。

このテントのキモはDAC製のポールだろう。

この仕舞い寸である。

約30センチ。

このおかげでロードのハンドル内に収まるボリューム感を実現できたのだ。

そしてペグにも手抜きなし。

アルミ製なのだが、よくあるV字でなく、なんと三つ又。

非常にしっかりした作りで、打ち込むのに不安なし。

ゴムコードがあらかじめ取り付けられており、抜きやすいのもよい。

すごいな。

フライシートを外し、足下側から見たところ。

メインポールが足下と頭部で二股に分かれているのもいい。


というわけで、肉焼きタイム開始。

ユニフレームのネイチャーストーブに固形燃料を入れて、肉をあぶる。

後日、固形燃料はメチルアルコールだから直火はNGよって聞いたので、次から注意しよう。

午後6時前。次第に日が陰ってきた。

ネイチャーストーブに木切れを追加して、プチたき火タイム。

川沿いの夜は更けていく。


モンベルのモンベル ダウンハガー#3で眠ったのだが、寒さは感じず。


翌朝はのんびりと午前7時半起床。

朝カップ麺を食べて10時には撤収した。



さあ、次はどこで泊まろうか。


#ドラゴンフライバイクパック1P

#DragonflyBIKEPACK