10月8日午前10時半、わしは呉市安浦町のグリーンピアせとうちにいた。
BRM1008広島300キロに参加するためだ。
400キロ、600キロをどうにかこうにか走破してきたわし。
目標とするSR取得のためには、この300キロ完走は欠かせない。
今回の一番の厄介者は天候だ。
予報によると、8、9日とも雨。
しかも9日未明は相当強い雨になるという。
しかし、それでひるむようではSR取得は覚束ない。
ランドヌールとしては、いかなる条件下でも走る心構えは必要だ。
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撮影・ヤグチさん |
なので、今回は300キロなのだが、前回の600キロに準じた装備とした。
違うのは600キロではダブルボトルだったのを、この気候なのでシングルに。
そしてサドルバッグに入れていた輪行袋をボトルケージにセットした。
空いたスペースには着替えを収容した。
10月ということも考えて、メリノウールのアンダーウエア、靴下を準備した。
これは後々、奏功することになる。
服装は、上がモンベルのジオラインLW長袖を着て、MCRジャージ。
下がMCRビブパンツに、モンベルのレッグカバー。
もちろんシリコンの滑り止めは折り返して、地肌に直接触れないようにしてある。
靴下はこれまたモンベルの自転車用。
左のアキレス腱保護用にはサポーターも着用した。
1か月前の600のダメージが残っているのだ。
まあ、あんまし役に立たなかったけどね。
シューズの防水対策も必要だ。
この道の先達の実践を参考にして、ポリ袋とビニールテープをサドルバッグに忍ばせておいた。
課題は残したものの、これも大きな威力を発揮してくれた。
その他はこれまで通りの装備で。
ブルべをこなすたびに、自分の中でに生きたノウハウが積み重なっていくのが、実感できる。
このご時世、ブログやツイッター、本、雑誌といろいろなメディアに玉石混交の情報があふれている。
でも文書で読んで知った気になっていても、経験しないと腹に落ちない。
だからこそ実地は大切だ。
今回、MCRからは、600でお世話になったガチオ君、そして400を一緒に走り切ったケーキさん、わしの3人が出走する。
同じジャージが3人も揃うなんて素晴らしい。
で、グリーンピアの天気は晴れ。
で、なぜか結構蒸し暑い。
これは予想外だった。
今回の300、外国人の方や女性も出走していて、いつもより彩り華やかな感じ。
人数も多い。
エントリー75人に対して出走は50人。
雨予報でDNSされた方が結構多かったのね。
で、知り合いの皆さんもずいぶん参加している。
600のケツ持ちをわしたちと一緒に担当したモリカタコンビ。
同じく前半を一緒に走ったツネさん、ケンセーさんの姿も。
わしのブログを読んでくれているタナさんも。
こなきさんちのくるパンさんも応援に来てくれていた。
これはうれしいあ。
走る人も走らない人も、一緒に楽しみましょう。
そして、結局50人中45人が完走された。
雨の中なのに、みなさん好きねえ。
コースだけど、以下の通り。
グリーンピアせとうちを出発し、瀬戸内海沿いに東進。
竹原、三原、尾道、鞆の浦、福山、笠岡を経由して倉敷で折り返し。
倉敷からちょっと北上して、川辺橋から西へ。
内陸部の矢掛、井原、神辺、駅家、府中、御調、久井を進む。
久井から高坂と広島空港という二つの山越え。
東広島から安浦へ下って、フィニッシュだ。
全体の前半3分の2が平坦。
後半3分の1が山岳という構成だ。
市街地走行が多いという点を除けば、300キロにしては比較的易しいコースだ。
と、思っていましたよ。走り出す前は。
それに井原、府中という、以前の赴任地を二つも通過する土地勘ありまくりのコース。これはおいしい。
と思っていましたよ。走り出す前は。
全て、あの雨が持っていっちゃいましたけど(^-^;
受付を済ませ、こなきさんの丁寧なブリーフィングを聞く。
こなきさんのブリーフィングにさりげなく巻きが入っていたのは、みんなの秘密だよ ('ω')ノ
スタート地点に移動する。
サイコンをスタートさせる。
出走番号を告げる。
ペダルを踏みこむ。
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行ってきま~~す 撮影・ヤグチさん |
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どもども('ω')ノ 撮影・ヤグチさん |
8日午後1時。
300キロの旅が始まった。
つづく。
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