2015年10月18日日曜日

県北広域農道祭り BRM927広島200km その2

PC1で補給を終えたおやじコンビ。
再び走り始める。
きょうの相棒は長距離用のウノさん。
7月のBRM725広島300の時と装備は同じだ。
200キロだが、夜間走行を想定した準備はしている。
暗くなるまでに帰れるといいのだが。


ただきょうは変速の具合が今一つなのが気になる。
ギアが勝手に落ちる。
これは落ち着かない。


斜度はきついが短い峠をこなす。
変速の調子が悪い。
変速ケーブルのテンションを調整しながら、ペダルを回す。
ちょっときつく締めたらいいかな。


と、ガチャーン。
足がスコーン。
急いで止まる。




ん?チェ、チェーンが切れた・・・
マジですか・・・
頭の中が真っ白になった。
DNF」の3文字がぐるぐると駆け巡る。
でも、こんな山中でどうやって?
呆然と立ち尽くす。
ケーキさんと対応を考えるが、いい考えが出ない。
DNFしかないかなあ。
と思いが定まっていたころ。


後ろから救いの手が。
先日のブルべで一緒に走ったOさんが所属している、チームOの方が「大丈夫ですか」と声をかけてくださったのだ。
そして、持参されていた道具で壊れた部分のチェーンを切断。
9速用だけど大丈夫でしょう」と持っていたミッシングリンクで修理してくれたのだ。
これで走れらる。また走れる。

ありがとう!

なんて気持ちのいい人だろう

さ、行こう。

てきぱきと修理を終え「じゃあお先に」とさわやかに去っていく・・・・
な、なんて気持ちのいい人なんだろう。(fromカリ城の園丁さん)
本当にありがとうございました!
完走できたのは、あなたのおかげです!


わしたちも気を取り直して再び出発する。
20分ぐらいは停滞していただろうか。
なんとか遅れを取り戻したい。


高原の道をゆるゆると走る。
おなじみ福富の道の駅に向かう道も通る。
道はじわじわと上る。
標高は480メートルぐらいまで上がったのか。
途中で先ほど、修理をしてもらったチームOのメンバーさんをパスする。
さっきはありがとうございます!頑張りましょう!


志和への道を下りていく。
道路改修がほぼ終わったようで、快走路が続く。
一気に210メートルまで下る。
志和の交差点で右折し、北上する。
広々とした田園地帯だ。


川沿いの道を走る。
下り基調の道なので非常に走りやすい。
サイクリングの快感が味わえる。
天気もいい。
しばし下ると、志和口に出る。
三篠川沿いの白木街道だ。
元安佐北区住人には懐かしい風景だ。
可部住人のケーキさんが「見たことあるここ」とか言っている。
右折して、三次方面へ北上する。
左折すれば、1時間半もあれば自宅へ帰れるのだが。ここは我慢。


修理のおかげで、変速にも問題がない。
よかった。


軽い向かい風。
収穫間近の金色に染まった田園地帯を抜けていく。



わしのチェーン切れで余裕がなくなったけど、この辺の快走路でずいぶん遅れを取り戻せた。
ブルべは時速15キロで走ればいい。
その制限時間に対して30分以上の余裕ができたかな?
昼になって気温もじわじわと上がってきた。


広島市を抜ける。
安芸高田市に入る。



ちょっと疲れてきた。
この辺で、自主休憩と行きましょう!
道端にある「縄文あいす」に滑り込む。


以前から目をつけていたのだが、今回が初めての入店だ。
ケーキさんもお疲れだったようで、この休憩には喜んでいた。
鞭ばかりではなく飴もないとね。
おすすめの縄文あいすをいただく。




いわゆる赤米が入っているのかな。
おいしゅうございました。
お茶もおいしかったなあ。


これで生き返った。
再び走り出す。

向原の坂を上り、吉田分かれを左折する。
ここからが峠区間だ。
二人でじわじわと上っていく。
そろそろ頂上だ。

と、ケーキさんが「ジャケット忘れてきた」と言ってUターン。
道を下って、探しに戻った。
わしは道端で一休み。
ケーキさんを待つことに。
待つこと約10分。
ケーキさんが再び上ってきた。
お疲れさま!
ジャケットも見つかったようで何よりです。
さあ、急ぎましょう。
あと、もう少しのはず。


峠を吉田方面へ下る。
そろそろPC2だ。
おなかもすいてきたので、補給もしたい。
何より午後零時56分の通過時間に間に合わないといけないのだ。


吉田の町中を抜ける。
88.67キロ地点、PC2のセブンイレブン安芸高田吉田高校前店に到着した。
時刻は零時36分!

撮影・PANAランドナーさん

20分の余裕しかないけど、どうにか間に合った。
バタバタと補給を済ませる。
支払いはスマホの電子マネーで。
レシートは忘れない。
便利な世の中じゃなあ。
ここで先ほど修理していただいたチームOのメンバーさんともすれ違う。

撮影・PANAランドナーさん

頑張ってください!
我々も余裕はない。
あわただしく出発した。

撮影・PANAランドナーさん

ここから真の地獄が待っているとも知らずに。


つづく



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