どうもたっかんです。
昨年の話ですが、2020年9月19日(土)~20日(日)にブルべ走ってきましたよ。
Facebookにメモで上げていたのですが、ブログは忘れていました。
せっかくなので大幅に加筆訂正してアップします。
Gネタをちりばめ、いつもとは若干文体が違うのですが、そこはご愛敬で。
ちなみにサブタイトルの「Ζ・刻をこえて」はZの前半OPね。
府中焼き |
さて、BRM919です。
東広島市を出発して、岡山県津山市久米地区を往復する400キロです。
前の週の9月13日(日)にも広島市一周の200を走っているので、コロナ明け2発目になりますな。
久米地区の久米の道の駅には知る人ぞ知るZガンダムの立像があります。
今回のブルベの目的地はその格納庫がある道の駅。
昔、ドライブがてら遊びに行ったことはありますが、自転車では初めて。
われわれは午前9時スタート組。
スタート時の「密」を避けるために、午前7時から1時間おきに出発するのだ。
Zガンダムが格納庫入りするのが午後6時らしい。
なので、9時間で約200キロ走ればどうということはない。
今回は相棒のケーキ氏との出走。
さてわしらは刻をこえて、生き残ることができるか。(タイトル回収)
出発地点は新幹線東広島駅の近く。
広島市民にはなじみのないところだが、駅近くにはビジネスホテルが数軒建っていて、そこそこ賑わいが見れる。
安いパーキングに車を止めて、集合場所へ向かう。
こなきさん、くるぱんさん夫妻が笑顔で迎えてくれた。
よくこんな場所見つけたよね |
午後8時半から受付、車検を済ませて順次スタート。
当初は雨とかの予報だったのだけど、どんどん上方修正され、この日は最高の晴天になった。
いい風景 |
収穫期を迎えた豊穣の大地を走っていると「みんな地球はいいところだぞ!」と∀ガンダムのロランばりに月に吠えたくなる。
往路は国道486号を東へと進む。
尾道市御調町からは府中市勤務の時にさんざん通った道だ。
ルート上に、仕事でお世話になった備後府中焼きの名店かたおかがある。
これは寄らざるを得まい。
府中焼きの名店 |
ちょうど昼時だし。
ミンチがポイントね |
定番のそば肉玉は、脂身主体のミンチのうまみを吸い、カリっとした食感とも相まってうまい。
これで550円はありえない。
10年前から値上げしてないんだぜ |
府中の人は幸せだ。
うちの子は広島に戻って、転校のあいさつで「府中から来ました」といったのを「宇宙から来ました」と聞き取られ、以来「宇宙人」と呼ばれていたという(一部創作)。
息子、おまえはスペースノイドだったのか。
大将との念願の再会も果たせ、自分的にはミッションを果たせた感でお腹一杯に。
とはいえ旅は続く。
福山市新市町から神辺町へ。
アンパンマンとフォトチェック。
アンパーンチ! |
県境を越えて岡山県井原市へ。
息子が幼児の時に、井原にも勤務していたので、これまた懐かしい。
よい道ができていた |
国道313号のバイパスが完成していたのには隔世の感が。
井原市から旧芳井町へ。
お笑い芸人の千鳥のノブの故郷な。
そういや昔、芳井夏祭りのゲストに営業で来ていたような。
コンビニで一休み |
山を越える。
K代表たちに軽々と抜かされていく。
ピークには貴重なカップヌードルの自販機が |
山を越える高梁市に入る。
旧川上町に入ると、高梁川水系が迎えてくれる。
高梁川と出会う。あれ?成羽川だったか? |
成羽川を横目に下りながら、快走する。
旧成羽町の美術館のある街並みを過ぎると、高梁川に出合う。
まもなく備中松山城下に出る。
高梁市の中心部だ。
ここから高梁川に別れを告げ、なぜか吉備高原に上る。
夕暮れの高梁市街を見ながらのろのろと坂を上る。
登坂 |
「おーい」。下から声がする。
K代表じゃないか。
どうやらフォトチェックを通り過ぎていたらしい。
大先生、なんていい人なんだ。
若干、坂を戻ってループ橋の下で撮影する。
フォトチェックである |
また激坂を上り、急坂を這い上がる。
重力に魂を引かれた我々は、肉体も重力の楔につながれている。
途中、電アシの高校生にぶち抜かれた。
コースディレクター氏への感謝の念が胸中をどす黒く塗りつぶす。
日が沈んだ。
このペースではZガンダムとの対面はどう考えても無理だ。
刻の涙が頬をつたう。
吉備高原は山の中である。
賀陽ICを過ぎると、コンビニすらない。
この週末、世間的には4連休だった。
川沿いのキャンプ場にはテントが立ち並び、あたたかなランタンの光が周囲を照らしている。
キャンプ場の明かり |
小さな温泉宿もある。
むっちゃいい感じ |
そこは天国かもしれない。
でも、われわれランドヌールは、ぬくもりを振り払い、真っ暗な道を突き進む。
午後8時、津山市の手前で実に2時間ぶりのコンビニを発見した。
これは寄るしかない。
「塩が足らんのです」。
加齢臭のするオヤジ二人はカレーヌードルとキーマカレーをむさぼり食う。
生き返ったよ。
華麗なる加齢臭のする彼らのためのカレーヌードル |
出発直後、左手に昔懐かしい、うどんの自販機があったのを知り、深く悔やんだ。
この素晴らしいグラフィック |
そして午後8時37分。
出発から約12時間。
197キロ地点のPC4久米の道の駅に到着したのだった。
到着 |
つづく
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