2017年10月25日水曜日

BRM1006広島 須波・四国1000kmはDNF その2(準備編)

ということで、わしのブルベ歴で初のDNFとなった今回の1000の話ですな
今年のブルベは3月の200キロに始まり、5月の600キロ、6月の400キロと続き、7月の300キロでSRを確定した。
順調といってもいい。
眠たかった400キロ!

そしてその集大成と位置付けたのが今回の1000キロだ。
夏休みをわざわざ10月上旬に取って、万全の態勢である。
そしてこの1カ月間、1006に照準を合わせ、準備を着々と進めてきた。
必要と思われる装備を購入し、考えてパッキングし・・・
その諸々積み重ねてきたものが、わずか180キロでお仕舞になったのだけど。
まったく不完全燃焼じゃわ。
まあ愚痴ってもしようがない。
前に進もう。

ということで今回は準備編。
おやじの繰り言にお付き合いいただきたい。


1000キロ、4桁の数字である。
600キロは2回完走したわしであるが、1000キロは初めてである。
ブルベ最高峰として知られる、パリーブレストーパリが1200キロである。
業界では、それに次ぐ認定距離になるのだ。
身震いするではないか。
それを地元のわれらがAJ広島が実施してくれるという。
もう参加せずにはいられないではないか。
で、前述のとおり、夏休みを10月上旬に取得。
1週間ほどの休みをいただいた。
申請後に解散総選挙があったのは職場的には余計だったが(^-^;


出走が10月6日。
そこを照準に徐々に準備を進めた。
まずは初号機ウノさんのコンポ換装である。
そろそろ走行距離2万キロを迎えるウノさん。
ブレーキこそアルテ6700を備えているものの、基本は旧ティアグラと旧105ミックスの10速構成である。

特にクランクは、銀色のカブトガニと称されるデザインが今一つな奴。
そろそろ交換したいたいなあとず~~~~~~~~~~っと思っていた。
だってかっこ悪いんだもん
そこで思い切って現行アルテ8000に換装することにしたのだ。
アルテを選んだ一つのポイントが11-34Tというワイドスプロケットの存在。
50-34のクランクと組み合わせれば、夢の1対1ギアの爆誕である。
まあ、すでにケーキさんのコーダ号にはティアグラで実装されているのだが。


今回のブルベでヤマ場となる序盤の四国カルスト。
その登坂をこなすためには禁断の乙女ギア、いや最近はグランフォンドギアっていうらしいよ、という新兵器を採用するのが、道具に頼るオヤジというものだろう。
これで自分への言い訳も付いた。←これ大事
ということでウノさんは9月中旬、ウエキさんにドック入り。
下旬には換装が完了したのだ。


どうだ、見てくれ。このかっこよさを。
黒々とぶっとい4本アームのクランク。
力強くたくましい。

そして翼を広げたようにでっかいスプロケとリアディレーラー。
でゅふふふふ。

やっちまったよ。
諭吉君1ダースがわしの元を去って行ったよ。
ははは。


そしてもう一つの新装備が雨具である。
これまで、みんな大好きモンベルの超定番雨具ストームクルーザーを愛用していたのだが、10年以上使用して撥水能力が落ちてきたり、登山用なので自転車で使いにくかったり、不満点がいくつかあった。
8月末に祇園のモンベルにたまたま行ったときに、アウトレットセールをやっており、そここでゴアテックスサイクルレインジャケットのB級品を発見。
色は昨年か一昨年だったかな?から投入されたオレンジ。
なぜかうちにあるトルソーに着せてみた

カエル軍団の仲間入りはできないが、派手で視認性も高い。
シームテープに難ありとのことだったが、わしが見ても分からないレベル。
ってか使っていたら、すぐボロくなるし。
わきの下には換気用のスリット


でもゴアテックスってお高いんでしょう?
それが奥さん、正規品が税抜き23000円のところ、今ならなんと税抜き17000円!
どうです!この価格!
じゃあ折角だし、お一ついただこうかしら。
あっざーす!


というような脳内会話の末、日本の雨中走行大好きブルベエのド定番品をゲットしたのだった。
今回、初日に大活躍してくれたので、この投資は成功だったね。
って初日しか走っていないのだけどね(^^;)


次は75時間のほぼ半分を占める夜を走り抜くための装備だ。
ハンドル周辺をスマートにするため、これまで一つだったアクセサリーバーを二つに増設した。
ライトはいつもの猫目のVolt3002灯に加えて、ケーキさんから借りたVolt1600の3灯態勢だ。

最高照度1600ルーメンは伊達ではなかった。
四国カルストの闇をビシバシと切り裂いてくれた(はずだ)。
明るさは3段階に調節でき、もっとも暗いローモードでも200ルーメンの明るさがあり、しかも15時間持つという頼もしさ。
四国の道を存分に照らしてくれた(序盤のごく一部でしたが・・)
なので街場など比較的明るい場所やスピードの遅い上りはVolt3002灯だけとし、Volt1600はカルストからの下り坂などここ一番だけで使うようにした(かった)。
あ、ところどころ仮定の話が出るのはご容赦を。
今回の旅では1600の真価を試すことができなかったが、その実力のほどをうかがい知ることはできた。
さすがの逸品であった。
もう手元にないのが残念だが。


以上の新兵器を含め、従来からある装備を組み合わせて仕上げたのが、ウノさん1000キロ仕様である。


ライトの取り付け位置は試行錯誤を繰り返し、ようやくこの位置に落ち着いた。
ハンドルにはみんな大好きモンベルのフロントバッグを結束バンドで吊り下げ。
備え付けのベルトは振動で緩むので使っていない。
中央のポケットには食料とモバイルバッテリー、シャモワクリームを、左右には補給食、雨天時用のビニールカバーなどを入れた。
トップチューブバッグには、漕ぎながら食べられる補給食のトレイルミックスを入れた。
今回は残念ながら活躍する場面はなかったかな。
サドルバッグは定番オルトリーブのL。

長袖ジャージやファーストエイドキットを入れた。
雨具は脱いだらこの上に縛り付ける算段だ。
今回の1000では、AJ広島としては初めてのドロップバッグが準備されていたので、大きいサドルバッグにしなくても済み、ずいぶんと軽量化できた。
できればその恩恵を受けたかったが・・・


えええと、準備編、長引いてきました。
ここらで一息入れます。

というわけで、次回につづく。

2017年10月21日土曜日

BRM1006広島 須波・四国1000kmはDNF その1(報告編)

どうもたっかんです。
10月6日から、BRM1006広島 須波・四国1000kmに出走してきました。
結果はDNF。
179.77キロ地点のPC2ローソン長浜仁久店でのリタイヤだ。
オオオオ、ノオオオオオオ!

簡単なダイジェストを。
10月6日午前9時半すぎ、三原市須波のすなみ海浜公園駐車場で説明開始。
ブリーフィングなう。


風雨吹き荒れる中、午前10時に出発。
この不穏な雲行きを見よ


三原、尾道を過ぎ、一路、しまなみ海道へ。
橋の手前で記念撮影


四国にわたり、今治のPC1には午後3時過ぎ到着。
まだ雨が続く。
PC1、雨は続くよ


松山市内を過ぎる頃にようやく雨が上がる。
途中のコンビニで一息。
思えばここが


ゆうやけこやけラインはとっぷりと闇の中。
パンク修理する人ありけり

午後8時前に約180キロ地点のPC2に到着。
運命のPC2

買い物をして、レシートをもらおうとバックポケットをまさぐったところ、ブルベカード、財布、車のカギをまとめたポーチがないことに気づく。
やっちまった!さっきのコンビニか!
ここで今回のBRMは終了。
チーン、である。


幸いにもポーチは40キロほど戻ったコンビニで無事保管されていた。
不幸中の幸い。


深夜の四国カルスト登坂という文字通りのヤマ場を迎える直前での断念。
悔しいというか、無念というか。
肩透かしを食らったようなというか。
う~ん、つくづく口惜しい。
悔しい…

ということで、次回から今回のDNFに至る道筋を顧みてみようと思う。
しばしのお付き合いを。

つづく

2017年10月5日木曜日

道の駅グルメライド in 中国山地2017 その3(完)


たたらば壱番地をスタートしたわしとケーキさん、セロリさん。
今回、先頭を引くのは不肖わたくし。
先日あったノダカナ様バースデーライド以来、エスコートにはなぜか妙な自信を持ってしまい、今回も担当させていただいたのだ。
基本、無理せずに平地でも30キロ以下、軽めのギアで走ることを心掛けているので、結構みなさんに好評なのであった。


左折して国道54号に合流する。
ここからはだらだらした上りが当分続く。
路肩には自転車通行表示が、きちんとマークされている。
これは走りやすいわ。

自転車で走ることを、公的機関が承認してるってことだもんね。
しまなみ海道と同じで、実にありがたい。
しかもやまなみ街道の開通で通行量が激減。
走りやすいことこの上ない。


坂はじわじわと続く。
わしらはそこそこのペースで進んでいく。
時に抜かされるけど、抜かすほうが多かったなあ。
セロリさんはきっちりついてきてくれる。
これは手抜きできないよね~。
わしもまじめに走るのであった。
暑くなってきた。
いいペースだよね。
少し休んでも罰は当たらないはず。
お、自販機がある。
ちょっと一休みしますか。



わしはリアルゴールドさんを補給した。
後で聞いたのだが、この界隈は自販機が少なく、みなさん苦労されていたようで。
わしらはちょうどいいタイミングで一息入れられたのではなかろうか。


再び走り始める。
ケーキさんがちょっと落ち着いて行こうと仰るので、わしも異議なくそれに従う。



じわじわ。
ようやく、ピークに達した。
途中で休んだおかげで、それほどは感じなかったが、みなさんこのダラダラ坂に結構苦労されていたようだ。


赤来高原に出る。
このへんの地名は来島というらしい。
左右に田んぼが広がり、空が広い。
県境は赤名峠ですよね~
ああ、赤名と来島で赤来だったのね。


とかなんとか思っていると、左手に第5ASの道の駅頓原(93キロ地点)が。
坂道で疲れたわしらを迎えてくれたのはこれ!
煮豚串!
ひゃっほーい。

脂身とぅるんとゅるんじゃ。
しかも煮豚を軽くあぶってから提供してくれる。
ここにきて、肉弾戦とは。やるなブライト。


しかもそれだけではない。
たこ焼き、ぶどう、アイスという怒涛の波状攻撃が胃袋に攻め込んできた。
もう何がなんだか。



完全に脚より胃に来るライドだわ。これ。
ケーキさんもセロリさんも大満足。


もう余は満足じゃ~。
再び高原の道を走り出す。
道端には白いソバの花が咲き誇る。
蕎麦屋さんもにぎわっていたなあ。


いくつかのアップダウンをこなすと、あっという間に次のAS。
107キロ地点の道の駅赤来高原である。

正直もうお腹一杯である。
だけど、おいしいものが出たら食べちゃうんですよねえ。




トマトスープ、甘いプチトマト、ぶどう、そしてミルクフランス・・
う、食べきれない。
ミルクフランスはバックポケットに詰めて、後でありがたくいただきました。


ここが最後のASかあ。
ほんと、あっという間だった。
あとは出発したゆめランド布野に戻るだけ。
ちょっと寂しい気もするな。


かつてのドライブイン跡を通り過ぎる。


赤名峠への最後の上りが始まる。

そして赤名トンネル。
路肩がそこそこあり、照明が明るいので、結構走りやすい。

トンネルを抜けると、あとはひたすらダウンヒル。


そこそこのペースで下ったのだが、しっかり付いてくるセロリさん。
さすがです。


午後3時、ゴールのゆめランド布野に帰着。



124キロ、お疲れさまでした!
セロリさん、ケーキさん、楽しい一日をありがと~。


締めはジェラート!
ほんと最初から最後まで食べ続けたライドでした。

食べて走って、温かいおもてなしを受けて、中国山地の楽しさを思い知った一日。
本当にありがとー!


で、そのまま帰るのかと思いきや、実は第2部が。
TBCの管理人さんの計らいで、三次のピザレストランでボランティアスタッフの慰労パーティーが。
心配りがうれしいなあ。


わしらは普通に走っただけなんすけどね。
ヴィクトワール広島のみなさんとも交流ができ、実り多い一日でした。

やっぱり県北を走るならTBCジャージじゃね。
そう実感したのでありました。


さあ、次はどこへ走ろうか。
って決まっているんですけどね。

おわり