2015年6月23日火曜日

SCULTURA400身請けライド&インプレ

通勤ロード買いました!
メリダのアルミバイクSCULTURA400です。
ドゥーン!



へへへへへへ。
やってしまいました。
今度の夏ボーナスで払います(^_^;)

2年間乗ってみたインプレはこちらから。

■その後のメリーさんことSCULTURA400



これまで乗っていたのが通称「無印号」。
無印良品のクロモリ24インチクロスバイク。
もうこれが重いのですよ。
徹底的に。
我が家は標高220メートルの高原にあるので、帰宅するには坂を上らなくてはなりませぬ。
なので、この重さがいやでいやで。
やわらかい乗り味だったり、小径車ゆえの取り回しの良さだったり、頑丈なとこだったり。
美点は多くあったのですが、ロードバイクとの落差に耐えられなくなってしまったのです。


で、ピナ君に続く弐号機を探し始めたのです。
条件は10万円前後のアルミ、またはクロモリのロードであること。
駐輪場に置くのにカーボンってありえないので。


で、最有力候補の一つがARAYAのエクセラレースだった。
アルミフレームでありながらティアグラに105ミックス。
で、8.7キロという軽さ。
しかも11万円という価格。
コロンバスのカーボンフォークも付いている。
これにはときめいた。


だがモデル端境期であるこの季節。
ショップに問い合わせたのだけれども、どうやら在庫がなかったみたい。
本当に残念だった。
そのほかにも、クロモリや小径車も考えてみたけど、在庫がなかったり、条件に合わなかったりした。


で、結果として残ったのがメリダのSCULTURA400
実はグランフォンド石見に行く前に寄った三次のツジノさんで、メリダさんに出会っていたのだ。
定価は税込み14万円前後なのだが、勉強してもらえるということで決断!
カードもOKということでしたし(^_^)/


壱号機のウノ君は10速のティアグラメーンなのだが、メリダは現行105メーンの11速。
うちの中で、コンポ下克上が勃発するのであった。


で、TBC本部から組みあがったと連絡があったので、メリーさんを迎えに行くことにしたのであった。


受領の日。
梅雨真っ只中ではあるが、幸いに好天。
調査の結果、うちから三次へ行くのには、高速バスがもっとも便利で、安価と判明した。
11時前に近くのAシティから高速バスに乗車。
12時過ぎには三次駅に着いた。


足元にはこの日のために買ったMAVICSPDシューズ。
背中のリュックにはSPDのペダルを入れた。
三次駅から10分ほど歩いてTBC本部に到着!



ありましたよ!SCULTURA400が。
ブヒブヒ!



管理人さんにべダルをセットしてもらう。
広島まで乗って帰ると伝えると「ヘンタイですね」と一言。
いやいやいや、これが当たり前でしょう!
もろもろの手続きを終了。
これでわしもTBCの一員か(笑)


管理人さんとその場に居合わせたおっきーなさんに別れを告げ、広島へ向かう。
なのだが、たちまちは昼食を取りたいところ。
あらかじめ調査していたラーメン屋さんを訪問。
魚介系しょうゆラーメン、おいしくいただきました!




と言うわけで、午後1時半ごろに三次を出発した。
54号線を南下して広島へ向かう。


南西方面だ。
時は夏の昼間。
風は南西の季節風に決まっている。
風上に向かうしかないではないか。


ただこの日は暑かった。
道端の温度計も30度を示している。

消耗するなあ。
最初の30キロはほぼ平坦なのだが、微妙な上り基調。
そして逆風とあってなかなか進んでくれない。
志和地の分かれで左折。
芸備線に沿って南下していく。
向原のセブンイレブンで休憩。
アイスモナカを補給する。
冷たいものがウマイッ。



まもなく下り基調に入る。
三篠川沿いを下っていく。


高陽町育ちのわしにとっては親しい道だ。
30分ほど走って今度は志和口でブレーク。
暑いので水分補給はしっかりしないとね。


この後は田園風景を楽しみながら南下。
いつもの道のりを経て、5時半には自宅に着いた。
83キロ、平均時速21.5キロののんびりライドだった。


で、SCULTURA400の乗り心地なのだが、予想以上によかった。
カーボン製の細いシートポストのおかげなのか、体に伝わる振動を丸めてくれる印象がある。
それでいて、芯がすっと通ったようなカッチリ感がある。
正直、ピナ君と比べても遜色ない。
ロングライドもまったく問題ない。






105の変速性能も必要十分だった。
フロントディレーラーはバンド式。


クランクはシマノのRS500でコストダウンされ、ルックスにちと不満が残るが、わし程度の貧脚にとって性能に問題ない。
5800になって細くなったSTIも握りやすい。



ケーブル類はブレーキ系も変速系もダウンチューブに内蔵。
見た目もスッキリしている。




黒と赤のつや消しの塗装もきれいだ。
ハイドロフォーミングで、弓なりに加工されたトップチューブの形もかっこいい。



接合部も比較的滑らかに処理してある。
もちろんBB付近は目立つけどね。




管理人さんが「メリダのフレームはいい」と力説されていたけど、その言葉に偽りなし。




不満はブレーキかな。
オリジナルのPROってパーツなのだが、しっかり握りこんだ時の感覚がふわふわしていて、心もとない。
最後までしっかり効いてくれないのだ。
ダウンヒルで速度をコントロールするのなら、問題はないのだが、緊急時の制動力に不安が残る。
ここは定評のある新105に替えないといけないのだろうね。


ホイールもまあこんなもんか。
まあ、この辺はおいおいと。


通勤用として2台目のロードとなったメリーさんだが、本当に十分走ってくれる。
おかげで広島へ向かう道も楽しかった。
毎日の通勤にも活躍しているのだが、これも実に楽しい。
重さはSPDPD-A530をつけて約10キロ。
アルミなのでね。
クロモリに比べれば十分に軽い。
峠道も11-28Tのスプロケで対応できる。



結論からいうとSCULTURA400
非常にコストパフォーマンスの高い、素直ないいバイクだ。
踏めば踏んだだけ走る、ロードの楽しさがお得に味わえる。
値段も割引があれば税込みで12万円前後だし。
ロード入門にはぴったり。自信を持って薦められる。




購入して10日ちょっと。
まだ345キロしか走っていないので、耐久性は分からないけど、大切に乗りたいと思う。


さあ次はどこへ走ろうか。

なお、2年後のメリーさんの印象を下記リンクにまとめております。
よろしかったらどうぞ。

おわり

2015年6月17日水曜日

聖湖おやじキャンプ 下

さあ、2日目はこんな感じでロードバイクに乗るよ!



でも、、夜が、明け方が寒いっ!
寝袋は確か0度前後まで対応だよな。
でも、寒いッ!
体を丸める。
フリースも着ているのに。
うう、標高約800メートルをなめていたよ。
なんとか我慢して朝を迎えた。

外が明るくなってきた。
太陽が上がるのが分かる。
空気が和らぐ。
7時起床。


バリさんは快適に眠れたようで。何よりです。はい。



朝飯はカップめんと、前日作ったトマトスープ。おむすびも。
朝からボリュームたっぷりである。



のんびりと過ごして9時半から近場をライドへ。
せっかく自転車を持ってきたのだからね。
バリさんはロードバイク歴1か月の初心者。
わしらが「ロードバイク乗りんさい」「乗りんちゃい」「え~~よぉ」と散々、布教し倒してバイクを買わせてしまったという(^_^;)

しかし、初心者ながら、いや初心者だからこそ自転車にはアグレッシブに取り組み、つい先日は「とびしまから、しまなみ、今治、福山23350キロライド」の愚行じゃなかった快挙を成し遂げた、スゴイヤツなのである。
我々がやってみたいと思いつつなかなかできないことを平然とやってのける、そこにシビれるあこがれるゥ! なのである。


というわけで、バリさんとゆるライドへ。
まずは臥竜山へ。
バリさんの母上がたまたま当日登られるご予定とかで、途中で会えば面白いね、ということで向かったのであった。




うっそうと茂った広葉樹林の中をゆるゆると上っていく。
ヒルクライムなのだけど、傾斜が5%前後と緩いし、適度にカーブがあって走りやすい。
ただ、登山日和なのか、山中にしては車がやたらと多い。
狭いところでは止まって抜かしてもらったりして、気を使う。


半分ぐらい上っただろうか。
路肩に車が数台止まっている。
こんな山中になんだ?
見ると、高そうな望遠レンズをつけたカメラを三脚にすえた人がようけおる。
どうやら鳥を撮影しとるらしい。
みんな好きじゃねえ。


粛々と上りをこなす。
わしも結構頑張って上っているのだけど、バリさんはしっかりついてくる。
痩せ型で手足が長いので、ロードに乗っていると実に見栄えがする。
わしのような手足が短い日本人体系より、数倍かっこいい。


大分、上った。
おや、道が行き止まりだ。
どうやらここが車で来ることができる最高地点だったみたい。




標高約1160メートル。
湧き水でのどを潤す。
悲惨な事件があった現場とは思えないのどかさだ。



ただ周囲の見通しがきかないので、爽快感に著しく欠ける。
バリさんも残念がっていた。
ま、わしも臥竜山は初めてじゃしねえ。
堪忍してつかあさい。


頂上まではここから20分ほどかかるらしい。
ビンディングシューズのわしらに上る由もないが。


しょうがないので、ゆるゆると下る。
さっきの撮影ポイント。




ほんまに人が多いなあ。
口コミだけで、人が集まるらしい。
すごいねえ。趣味人たちのネットワークは。



下りた後は、八幡湿原へ。
ちょうどカキツバタまつりをやっていた。
そういや昨年もこのまつりやっていたよなあ。



まだ時間が早いので、もう一つ山を上ることにする。
次はおなじみの掛頭山だ。
臥竜山と同じ、なだらかな山容である。
臥竜山と違って、こっちには車が全く来ない。




これは走りやすい。
そして新緑の森は実に気持ちいい。
秋口に来たときは落ち葉が多くて往生したが、今回がそんなことはなかった。

25分ほどかけて標高1126メートルの山頂に付く。
芸北国際スキー場のリフトまで行く。
芸北の町並みが眼下に一望できる。
西中国山地の山々も。
曇りがちだったけど、晴天ならさらに気持ちいいのよね、ここ。


頂上から下る道もまた眺望が素晴らしい。
坂を上るのが苦手な人でもここなら絶対楽しめると思う。
バリさんも感激していたよ。






ゆるゆると下る。車が通らないのが実に気分いい。
下りは結構冷える。
わしは持参していたウインドブレーカーを羽織ったが、バリさんは忘れたので、そのままでダウンヒル。
体が冷えたみたい。
備えはするべきだね。


山から下りて、聖湖湖畔を走る。
目的地は湖畔の中ほどにある正直村。
ここで昼食を取るのだ。
湖畔の道から、むっちゃキツイ坂を、自転車を押して上る。
ダート道を走り、ようやく店へ到着。
ほっほう。渋い感じですね。



入り口の建物で注文して、あとは森の中にあるそれぞれのテーブルまで運んでくれるシステムらしい。



わしらはビーフカレー1200円を注文。
一番水際のテーブルに陣取る。ここ気持ちいい。
合鴨農法のサバイバーらしいカモが岸にへたり込んでいたり、水際でコイがパクパクしていたりするのが見える。のどかじゃな~~。


テーブルの近くにあった物見台?に上ってみる。
アホやね。



カレーをいただいて、店を出る。
新緑の季節だけににぎわっていたなあ。



食事の後は、ダムの堰堤を渡り、湖畔を一周。
昨年はがけ崩れで通れなかったが、開通していた。
191号に合流し、アップダウンをこなし、キャンプ場へ。
わずか45キロのポタリングだったけど楽しめました。


のんびりと撤収していたら、次第に晴れ間が出てきたのがご愛嬌。
さ、次はどこへ走ろうか。


おわり



2015年6月12日金曜日

聖湖おやじキャンプ 上

ちょっと森に行ってきました。
いつもの聖湖キャンプ場です。
667日のことでした。
久しぶりの連休と梅雨の晴れ間が重なってラッキーでしたわ。



聖湖キャンプ場には午後1時に到着。
さすがハイシーズン。
色とりどりのテントが立っている。
芝生サイトの空きに滑り込む。


今回は新兵器を投入だっ!!
ユニフレームのファイアスタンド2です。
あ、焚き火台ね。
金属メッシュに棒をつけただけという潔く、シンプルな構造。
そして何より軽いッ!
わずか500グラム。
スノピの焚き火台Lがフル装備だと肩に食い込む苦行な重さなのに比べると、もはや紙。
これは楽しみ♪ 新しい道具が入ると高まるなあ。




こんな感じで燃える。
実に萌える。

タープを張って、わし用のムーンライト5を張って、ゲスト用のムーンライト3じゃないや、ヨーレイカのティンバーライン2を張って、設営完了!




というわけで、昼ビー。
これがたまらんなあ。



開高健の珠玉の名文を読みながら、午後のひと時を過ごす。
この人の文章の巧みさと言ったら本当にたまらない。
日々、言葉を生業としているわしではあるが、開高先生の言葉の豊穣さは図抜けている。
底なしである。
的確な修飾語、比喩。
言の葉の端々から、きらきらとした輝きが零れ落ちてくる。
箴言であり、真言である。
ああ、わしもこんな文章を綴ってみたいものだ。
いつか。




腹が減ったので肉を焼く。
近所のエブリィで買った中落ちカルビ。
うまいやないか。
近くの牧場で買った110グラム1000円の肉。
ザブトンというお尻の部位らしいが。


うまいやないか。
どっちもウマい。
肉だからね。しかも牛。






空は青く、高い。
そろそろ夕暮れ時なのに、米軍機の低空飛行訓練が続いている。
赤ゲラのドラミングが響く森に爆音がとどろく。不粋だな。


日が落ちると、冷え込む。
寒いぐらい。
吐く息が白くなる。
ほんまに6月か。




焚き火の炎がほんまに有難い。
午後10時過ぎに仕事を終えたバリさんが到着。
焚き火を囲んで、あれやらこれやら語り合う。
こんな時間がいいなあ。
12時に就寝。



つづく。