2015年6月17日水曜日

聖湖おやじキャンプ 下

さあ、2日目はこんな感じでロードバイクに乗るよ!



でも、、夜が、明け方が寒いっ!
寝袋は確か0度前後まで対応だよな。
でも、寒いッ!
体を丸める。
フリースも着ているのに。
うう、標高約800メートルをなめていたよ。
なんとか我慢して朝を迎えた。

外が明るくなってきた。
太陽が上がるのが分かる。
空気が和らぐ。
7時起床。


バリさんは快適に眠れたようで。何よりです。はい。



朝飯はカップめんと、前日作ったトマトスープ。おむすびも。
朝からボリュームたっぷりである。



のんびりと過ごして9時半から近場をライドへ。
せっかく自転車を持ってきたのだからね。
バリさんはロードバイク歴1か月の初心者。
わしらが「ロードバイク乗りんさい」「乗りんちゃい」「え~~よぉ」と散々、布教し倒してバイクを買わせてしまったという(^_^;)

しかし、初心者ながら、いや初心者だからこそ自転車にはアグレッシブに取り組み、つい先日は「とびしまから、しまなみ、今治、福山23350キロライド」の愚行じゃなかった快挙を成し遂げた、スゴイヤツなのである。
我々がやってみたいと思いつつなかなかできないことを平然とやってのける、そこにシビれるあこがれるゥ! なのである。


というわけで、バリさんとゆるライドへ。
まずは臥竜山へ。
バリさんの母上がたまたま当日登られるご予定とかで、途中で会えば面白いね、ということで向かったのであった。




うっそうと茂った広葉樹林の中をゆるゆると上っていく。
ヒルクライムなのだけど、傾斜が5%前後と緩いし、適度にカーブがあって走りやすい。
ただ、登山日和なのか、山中にしては車がやたらと多い。
狭いところでは止まって抜かしてもらったりして、気を使う。


半分ぐらい上っただろうか。
路肩に車が数台止まっている。
こんな山中になんだ?
見ると、高そうな望遠レンズをつけたカメラを三脚にすえた人がようけおる。
どうやら鳥を撮影しとるらしい。
みんな好きじゃねえ。


粛々と上りをこなす。
わしも結構頑張って上っているのだけど、バリさんはしっかりついてくる。
痩せ型で手足が長いので、ロードに乗っていると実に見栄えがする。
わしのような手足が短い日本人体系より、数倍かっこいい。


大分、上った。
おや、道が行き止まりだ。
どうやらここが車で来ることができる最高地点だったみたい。




標高約1160メートル。
湧き水でのどを潤す。
悲惨な事件があった現場とは思えないのどかさだ。



ただ周囲の見通しがきかないので、爽快感に著しく欠ける。
バリさんも残念がっていた。
ま、わしも臥竜山は初めてじゃしねえ。
堪忍してつかあさい。


頂上まではここから20分ほどかかるらしい。
ビンディングシューズのわしらに上る由もないが。


しょうがないので、ゆるゆると下る。
さっきの撮影ポイント。




ほんまに人が多いなあ。
口コミだけで、人が集まるらしい。
すごいねえ。趣味人たちのネットワークは。



下りた後は、八幡湿原へ。
ちょうどカキツバタまつりをやっていた。
そういや昨年もこのまつりやっていたよなあ。



まだ時間が早いので、もう一つ山を上ることにする。
次はおなじみの掛頭山だ。
臥竜山と同じ、なだらかな山容である。
臥竜山と違って、こっちには車が全く来ない。




これは走りやすい。
そして新緑の森は実に気持ちいい。
秋口に来たときは落ち葉が多くて往生したが、今回がそんなことはなかった。

25分ほどかけて標高1126メートルの山頂に付く。
芸北国際スキー場のリフトまで行く。
芸北の町並みが眼下に一望できる。
西中国山地の山々も。
曇りがちだったけど、晴天ならさらに気持ちいいのよね、ここ。


頂上から下る道もまた眺望が素晴らしい。
坂を上るのが苦手な人でもここなら絶対楽しめると思う。
バリさんも感激していたよ。






ゆるゆると下る。車が通らないのが実に気分いい。
下りは結構冷える。
わしは持参していたウインドブレーカーを羽織ったが、バリさんは忘れたので、そのままでダウンヒル。
体が冷えたみたい。
備えはするべきだね。


山から下りて、聖湖湖畔を走る。
目的地は湖畔の中ほどにある正直村。
ここで昼食を取るのだ。
湖畔の道から、むっちゃキツイ坂を、自転車を押して上る。
ダート道を走り、ようやく店へ到着。
ほっほう。渋い感じですね。



入り口の建物で注文して、あとは森の中にあるそれぞれのテーブルまで運んでくれるシステムらしい。



わしらはビーフカレー1200円を注文。
一番水際のテーブルに陣取る。ここ気持ちいい。
合鴨農法のサバイバーらしいカモが岸にへたり込んでいたり、水際でコイがパクパクしていたりするのが見える。のどかじゃな~~。


テーブルの近くにあった物見台?に上ってみる。
アホやね。



カレーをいただいて、店を出る。
新緑の季節だけににぎわっていたなあ。



食事の後は、ダムの堰堤を渡り、湖畔を一周。
昨年はがけ崩れで通れなかったが、開通していた。
191号に合流し、アップダウンをこなし、キャンプ場へ。
わずか45キロのポタリングだったけど楽しめました。


のんびりと撤収していたら、次第に晴れ間が出てきたのがご愛嬌。
さ、次はどこへ走ろうか。


おわり



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