2024年5月31日金曜日

晴れのち暴風のち豪雨一時晴れ 2024BRM505広島600km 広島・八幡浜<上>

どうも、たっかんです。

2024年のGW後半に開かれたBRM505広島600km 広島・八幡浜を完走してきました!


昨年のGWにあったほぼ同コースのBRM503広島600km 広島・八幡浜では、ブルべ中に初めての宿泊を経験した。

あれから1年、わしも色々と経験値を得た。

折り返しの300km時点でできるだけ貯金を作るということを目標に据え、頑張ってきた。

4月のBRM413広島400kmでは、300km時点で4時間の貯金をつくることができた。

今回はその成果をなんとか出したいところだ。


2024年5月5日(日)、4時に起床した。

朝食を取り、45分に家を出る。

天気は晴れ。

あすは崩れるらしいが。

広島市街地の駐車場に停めて、広島駅南にある大正橋前テラスへ。

ツネちゃん、たけまささんに受け付けしてもらう。

四国のよねだっくさん夫妻をはじめとして、見知った顔がいっぱいいる。

変なポーズ取るツネちゃん

お互い安全に最後まで頑張りましょう!
ブリーフィング


6時前に出走した。

いつものコースを東へ向けてひた走る。

呉の手前にて

今回の装備だが、上がジオラインLWの長袖シャツ、AJ広島ジャージ。

下はラファのカーゴビブショーツ、パールイズミの夏用レッグカバー。

日焼けは体力を消耗するので、できるだけ肌を出さないようにする。

顔にも日焼け止めクリームを塗った。

自転車はいつものウノさんの長距離バージョンだ。

防寒具を兼ねる雨具はもちろん持っていく。

今回もいい仕事をしてくれた。


しまなみ海道までは勝手知ったる道だ。

休山トンネルの手前だね

5月の青空の下を快走する。

呉、竹原、三原、尾道。

青い瀬戸内海

瀬戸内海が青く輝く。

新緑と鳥居

木々の新緑が実に鮮やかだ。

11時に尾道水道の渡しに到着した。

船がちょうど出たばかり。

戻ってくるのをしばし待つ。

尾道水道

この時間帯は潮が速いらしく、操船に苦労していた。

110km地点のPC2エブリイ向島店に立ち寄る。

通り過ぎそうになるよねだっくさんを呼び止める。

ここ左手の奥に店舗があって分かりにくいんよね。

おれたちのエブリイ

おにぎりを買い、店を出る。時刻は11時10分。

13時20分が目安なので、2時間ちょっとの貯金ができた。

昼飯はちょっと行ったところにある悶舌飯店さん。

外観はもろアレですが、行列できてます

名前と店構えで「ネタ」と思われがちだが、いやいやどうして。

実力派の街中華なのだ。

昼前にも関わらず、店内は地元客で大にぎわいである。

厨房のじいちゃん、ばあちゃんたちもフル回転だ。

タンタンタンめん(辛いタンめん)をオーダー。

けっこう待って着丼。

今回唯一のグルメとなった「タンタンタンめん」

おいしゅうこざいました。

野菜をすべて食べきれず。量がすごいぜ。

因島大橋を渡り、因島へ。

因島大橋を仰ぎ見る

13時4分、134km地点の通過チェック大山神社に着いた。

大山神社に到着

ここはツネちゃんのとある心境の変化から写真でなく、クイズに答えるようになっている。

答えは「建築方位」ね。

○○○○厄除の神様

ブルべカードに書き込む。

交通安全のお守りをいただいてリスタート。

日差しが強く、暑い。

GWということで、自転車が多いのではと危ぶんでいたが、予想よりは少なかった。

しまなみに入ったのが午後からだったし、あす雨予報だったからかなww

生口橋を渡り、生口島へ。

斜張橋の生口橋

多々羅大橋を渡り、大三島へ。

多々羅大橋へのアプローチ

大三島大橋を渡り伯方島へ。

大三島大橋

伯方・大島大橋を渡り大島へ。

身近島のキャンプ場の込み具合はさほどではなかった。

身近島キャンプ場

来島海峡大橋が見えた。

相変わらず大きい。

来島海峡大橋へ駆け下りる

空に雲が増えてきた。

おかげで気温がさほど上がらず、比較的楽に走れた。

来島海峡大橋を仰ぎ見る


四国に入る。

今治からは波止浜を通るいつもの道だ。

16時22分、200km地点を通過した。

200km通過

道の駅風和里に寄り、一休みする。

GWらしく、バイクの軍団が群れており、バリバリとうるさい。

風和里で一休み

ベンチに横になって目をつむる。25分ほど休んだ。

北条バイパスを松山市内に向けてひた走る。

風が出てきた。軽い逆風だ。

市街地に入る。

夕方なので車が多い。

道後温泉に着いた。

ちょうど坊ちゃんからくり時計の動く時間で、観光客が集まっていた。

大人気の坊ちゃんからくり時計

18時34分、234km地点のローソン松山道後駅前店を通過した。

愛媛らしく、みかんの補給食をいただいた。

みかんゼリーちゅうちゅう

石手川沿いを下り、市街地を横切り、国道58号に合流する。

すっかり辺りは暗くなった。

南西へ向かう。

風が強くなってきた。逆風だ。

下ハンを握って淡々と進む。

伊予市から三秋峠を越える。

標高100mにも満たないが、本ブルべでは唯一の峠らしい峠だ。

海岸ステージ「夕やけこやけライン」に突入だ。

夕焼けの時間帯にはまたしても間に合わない。

そして逆風が続く。

海沿いだけに遮るものがない。

大自然の力に首を垂れて、心を無にしてペダルを回すしかない。

そろそろ長浜。

ん?右手にローソンがある。PC4か。寄るか。

窓ガラスにカメムシがびっしりとくっついている。

点々がカメムシ。嫌すぎる

これは凄い。

店内に入り込み、床にも散らかっている。

今年は越冬ものが大量におり、ニュースにもなっているよね。

一応、店名を確認すると「ローソン大洲長浜町拓海店」。

キューシートを確認すると、これPC6のコンビニだわ。

危ない危ない。

ちょっと進むと、左手にまたローソンがあった。

276km地点のPC4ローソン長浜晴海店である。ここだ、ここだ。

20時53分に通過した。

この店もカメムシに襲われて大変なことになっていた。

街中を抜け、おなじみの長浜大橋を通る。

全国最古の可動橋というね。動いているの見てみたいね

肱川を風が吹き抜けている。

一度、明るいうちに来たいものだ。

ここからは車がさらに少なくなる。

相変わらずの逆風だ。

向こうから小さなライトが近づいてくる。

トップ集団だね。

エールを送りあう。

小刻みなアップダウンが続き、トンネルゾーンに入る。

長さが2キロ以上もある瞽女(ごぜ)トンネルがきた。

トンネルの中も逆風が続く。

きっと帰りは追い風だよね。


302km地点のPC5のローソン八幡浜新町銀座店には22時24分に到着した。

クローズが2時8分なので貯金は3時間半以上ある。

同好の士が集っていた。

このまま走り続ける人もいれば、八幡浜で休む人もいる。

疲れて、松山観光港から広島に戻る人もいる。


わしは八幡浜に宿を取っていた。

みなさんに別れを告げ、ハーバープラザホテルに向かう。

22時半過ぎにチェックイン。

昨年の八幡浜600は宿に入ったのが23時半。

わしも少しだけ進歩できたらしい。

昨年より1時間早くチェックインできた。

フロントの男性もロードバイクに乗っているという。

「ブルべですか。すごいですね」と言ってもらって、ちょっと承認欲求が満たされる。

こなきさんのブログと同じ人かもね。

ウノさんはロビーに置かせてもらった。

部屋は必要十分の広さ。

やすらぎの空間

パジャマもあるので昨年のようにマッパで寝なくても大丈夫。

シャワーを浴びて、ウエアを干して、23時に就寝した。

おやすみなさい。

(つづく)





2024年5月24日金曜日

温泉旅館で宴会のち新幹線輪行で帰宅 2024BRM428広島200km「玉入れ」竹田津・内牧金時 アフター編

BRM428広島200km「玉入れ」竹田津・内牧金時に参加したレポート続きます。

いい眺めだった

阿蘇の大観峰を経由し、17時39分、200km地点のゴール「ローソン阿蘇内牧店」に到着したわし。

12時間39分での完走である。

喜ぶおじさん

まあ時間内だからヨシ。

レシートをゲットして、ほぼ同時刻に到着したみなさんとしばし歓談した。

その後、街中を抜け、川沿いを走ることしばし。

和風温泉旅館「金時」さんが現れた。

金時さん(熊本県観光連盟HPから)

今回の旅の目的地で、玉入れの玉たちが集う場である。

極言すればこれからが、今回のブルべのメインディッシュなのだ。

玄関にバイクをとめて、旅館内に入り、ゴール受付を済ませた。

長崎発のブルべには、NHKの自転車番組「チャリダー★」のロケが入っているというサプライズも。

玄関にそろいのジャージを着たランドヌーズと、ビデオカメラを持ったスタッフさんの姿があった。

そればかりか、わいもディレクターさんにインタビューを受けてしまった。

さて、放送時に使ってもらえるかどうかw

番組の趣旨への理解度が試されるな。

放送はいつになるんじゃろうね。


受け付けを済ませ玄関に戻ると、ちょうどファットバイクのあらんさんが到着した。

お疲れ様でした!なんと無事に時間内に完走したとのこと。素晴らしいな。


自転車を持って、3階の屋根があるテラスに置く。

これなら安心じゃね。


わしの部屋は4階の畳み部屋。

広島から走ったYさん、福岡発に参加した山口のryuuta19さんと同室だった。

生活感にじみ出る室内

2人とも先着して、くつろいでいた。

わしも温泉につかって、汗を流した。

金時さんの温泉(熊本県観光連盟HPから)

硫黄臭のある、いいお湯であった。


待望の宴会は19時半から。

ずらりと並んだ料理

会場の大広間には、ランドヌール、ランドヌーズがずらり。

60~70人ぐらいはいたのかしら。

圧巻

すごいよな。

みんなブルべを好きな人ばかりなんだぜ。

本当に世の中は広いよね。

カンパーイ!

乾杯する。ビールが染み入る。うまい。

約2時間、飲んで食べてしゃべって。

大好きな自転車の話ばっかり。

料理にも満足させてもらった。

実に楽しい時間だったなあ。


2次会は別の広間で。

各自が持ち寄った地酒やつまみが潤沢に供給され、こちらも大にぎわい。

クーラーボックスに集合する地酒たち

わしは残念ながら途中で離脱し、22時前に就寝したのだった。

もはやお子様である。

zzzz


翌朝は6時30分に起床した。

外は大雨だ。

外は大雨

予報通りとはいえ残念でならない。

晴れていたら阿蘇のサイクリングを楽しめたのに。


たちまち朝風呂を楽しむ。

午前7時半から朝食。

朝飯、いただきます

ブルべ明け翌日のランドヌールの食欲はすさまじい。

ご飯おかわりがデフォルトである。

ご飯が足りなくなってしまった。

宿のお姉さんが「予想外」と驚いていた。

どうやら昨夜の宴会のご飯消費量から今朝の消費量を推定。

見通しを誤ったらしい。

昨夜はみんなお酒が入っていたからなあ。

わしもビールは飲んだが、ご飯モノは進まなかったなあ。

ちなみに出走していないのに、3杯目を頼みに行った某代表もいたな。

日付が過ぎても楽しんでいたらしい。さすがだね。


食後は3階のテラスで自転車をばらして輪行状態にする。

PEKOさん輪行袋に収納完了

ワシはケンセイ号に乗せてもらって熊本駅へ向かう。

9時過ぎに金時を出た。

熊本地震の復興道路である国道57号北側復旧道路を通る。

むっちゃスムーズだった。

あっ!ホテルAZ

今回実感したのだが、ケンセイさん、熊本というか九州一円に実に詳しい。

よく旅行に来ているとのこと。

そういえば昨年秋の指宿→小倉の600ブルべを企画したのもケンセイさん。

山口県人の九州に対する距離感の近さを改めて認識したのだった。


熊本駅には10時過ぎに到着した。

ケンセイさん、ありがとうございました!

11時16分の便なので余裕がある。

エキナカの店でお土産を購入して時間をつぶした。

分かってはいたがバイクは重い

さくらで小倉へ。

12時12分発のこだまの自由席に乗り換えた。

もうちょっと遅い便を予約していたが目の前に止まっていて、運よく最後尾の荷物スペース付き席が空いていたのだ。

ランチを食べる

徳山駅で下車。雨に濡れて、駐車場の車まで戻る。

駐車代2600円を支払おうとしたら、万札しかない。

ここの精算機、万札が使えないのよね。

みなと口のロータリーにあったラーメン店で中華そば650円をいただき、千円札に崩した。

旅をしめくくるラーメン

ブルべ腹なのでどんとこい!だ。

雨の高速道路を慎重にドライブ。

15時過ぎには広島市の自宅に戻ったのだった。


というところで今回の旅はおしまい。

フェリー旅、サイクリング、絶景、宴会、輪行と盛りだくさんの内容を1泊2日で楽しんできた。

遠征費用はそれなりにかかったけど、それに見合う価値ある旅だった。

今回のブルべを主催したAJ広島のみなさん、玉入れ宴会を企画していただいたAJ福岡さま、ありがとうございました。

道中、一緒に走ったみなさんもありがとうございました。

本当に楽しい時間でした。


さあ次はどこへ走ろうか。

(おわり)