2024年2月24日土曜日

ガエルネの冬用自転車シューズ「G.STORM」はいいぞ 10年前の旧モデルだけど

 どうも、たっかんです。

この冬のジテツーは今までとちょっと違うよ。

なぜって?

冬用の自転車シューズを投入したからだ。


ちょっと前の記事にも書いたが、伊ガエルネ製の冬用シューズG.STORMである。

10年前のモデルで、アウトレット品を昨年夏に5000円で入手したのだ。


ちなみに2014年2月のシクロワイアードに紹介記事が載っていた。

以下に引用する。

アンドレ・グライペルをはじめとした多くのプロライダーに愛用されるイタリアンシューズブランド、ガエルネ。ウィンターシーズンでもストイックに乗り込むサイクリストに向けたビンディングシューズ「G.STORM」が発売中だ。

G.STORMはガエルネが登山靴やスキーシューズの開発・製造で培ってきた経験やノウハウが盛り込まれた冬用サイクリングシューズ。ブーツの様なアッパーデザインや高機能素材の採用などによって保温性と通気性を両立した一方、ハイエンドレーシングモデル「G.CHRONO」と共通のBOA L5クロージャーを搭載しフィット感を追求している。

ラインナップはロード用とMTB用の2タイプで、ソールはいずれも樹脂製。カラーは汚れが目立ちにくいブラックの1種類。サイズは25cm~28cmで、ハーフサイズも用意される。これ一つで隙間から染み込む冷気や、何重にも重ね履きしたシューズカバーの煩わしさとは無縁となり、冬場のサイクリングがより快適になるはずだ。

ガエルネ G.STORM

クロージャー:BOA L5

ソール:EPS LIGHT EVOLUTION SOLE(ロード用)、MTB 3DENSITY SOLE(MTB用)

サイズ:25、25.5、26、26.5、27、27.5、28

カラー:ブラック

価 格:36,750円(税込)

以上で引用終わり


2014年2月の掲載ということは2013年秋冬モデルなのだろう。

ちょうど10年が経っていることになる。

当時の価格は36750円!

さすがに気軽に試すわけにはいかないお値段だ。

アウトレット価格で、ちょうどいいサイズを入手できたのはラッキーとしかいいようがない。

トリポーさん、ありがとう。

ちなみに現行モデルのG.ICE STORM MTB  1.0 GORE-TEXは、価格が48,400円(税込)。

このご時世やむを得ないけど、さらに値上がりしているな。むむむ。


履いたときに感じるのが、しっかり感と、かっちり感である。

登山靴やスキー靴のように、靴としての素性がいい気がする。

専業メーカーとしてのノウハウの積み重ねのゆえだろうか。

昔履いていたサロモンのスキーブーツがそんな感じだったわ。

木型も日本人向けの甲高幅広に調整してあるようで、足を入れた時に違和感がない。

ただ最初のうち、足首回りの骨が若干当たっていて痛かった。

だがそれも、200kmブルべを2回ほどこなしたら、馴染むようになった。

普段の靴のサイズは25.5cmなのだが、G.STORMは26.0でちょうどよかった。


そして冬シューズの最大の利点が、脱ぎ履きの手軽さ。

これまでのシューズカバー+シューズに比べると、圧倒的である。


シューズカバーの場合だと

靴を履く→カバーを着ける→力を入れてカバーを伸ばす→ファスナーを締める

といった行為が必要になる。

ものによるが、カバーを伸ばすのにかなりの力がいる。

脱着には椅子は必須である。


ところが、冬シューズだと

足を入れる→BOAダイアルを回して甲の部分を締める→一枚目のカバーを面ファスナーで締める→足首部分のカバーを面ファスナーで締める

という基本3アクションで終わる。


力はほぼ必要ない。

一応、椅子に座って脱着するが、なんなら立ったままでもできるほどだ。


冬シューズということで断熱性にも期待したいところ。

さすがに履くだけで足先がこたつのように暖かくなるようなことはない。

そこは期待してはいけない。

が、冷えにくいのは確かだ。

この冬、1月と2月に200ブルべを走った。

1月のブルべは昼間は汗ばむくらいだった。

2月のブルべは朝6時に呉市をスタート。

竹原から三原へ抜ける道では氷点下まで下がった。

足先はじんと冷えたが、カイロを入れてなくてもなんとか耐えられた。

より暖かさを求めるなら、カイロを仕込まないとだめだろうが。

帰路は残り50km、約3時間ほどが氷雨だった。

気温5度前後の中を走ったが、寒さは問題なかった。

大雨でなかったのが幸いしたのか、雨がしみ込んでくることもなかった。

防水性も高いようだ。

そしてメイン目的の片道1時間ほどの通勤ならば全く問題ない。

これは素晴らしい。

通勤がはかどる。

あとネオプレーン製のシューズカバーって、つま先がだんだんめくれてくることってないですか?

わしはあります。

SPDシューズで、つま先が丸くなっているのでめくれやすいのかもしれませんが、これが地味に気になるのよね。

つま先がなんかスース―するなあ、と思ったら大体それ。

通勤中に2,3回直すこともあります。

冬シューズだと、それがまったくない。

ノンストレスである。

冬用シューズがあるサイクリングライフ。

なんかいいぞ。

安価で入手できたのは本当に運がよかった。

でもね。冬シューズって、店頭に現物が置いてあることがほとんどないのよね。比較的温暖な広島市の土地柄なのか。

ニーズが限られているので、店も仕入れをためらうのか。

それに普通のシューズより値段がお高めだ。

そのあたりもあるのだろうね。

一度でも現物に触れることができたら認識は変わると思うのだが。

そのチャンスが少ないことが残念だ。

ほぼ毎日自転車に乗るツーキニストや、長距離を走るブルべ勢、冬場でも本格的なロードトレーニングを欠かさないガチ勢はぜひ試してほしい。

シューズカバーとは利便性が別次元である。

一度、履いてしまえばもう離れられない。やばい。

仮に今のG.STORMがつぶれても、迷わず買い換えるだろう。

その価値は十分にある。


冬シューズの世界にようこそ。


(おわり)


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