2020年12月31日木曜日

BRM1024‌呉・‌高‌知‌600km‌ ‌そ‌の‌‌5 ‌鬼滅の刃

どうも、たっかんです。

年内にブログを完走させようかと思っていたのですが。

厳しいようですね。


というわけで、10月25日(日)午前10時24分。

430キロ地点のPC6宿毛駅に到着したのでした。

「ようこそ宿毛市へ」。マジでそう思う

駅舎にある「ようこそ宿毛市へ」の看板と自転車を撮影しメールする。

想定締め切りが午後零時43分なので貯金は2時間19分。

ほぼほぼ時速15キロのブルベペースは維持できている。


のどかな田園地帯。

ちょっと戻ってルート上のローソン宿毛バイパス店に立ち寄る。

昼前だし、ここはがっつりと補給タイム。

日当たりのいい場所に腰掛け、チキンカレーをいただく。

空は青く、最高の日よりだ。

腹が満ちたので、補給用のむすびを買って、再出発する。


宿毛から峠を越える。

ここから国道56号は、港町と峠が連続していく。

日本全国津々浦々というが、あれは日本の沿岸にいかに港が多くあり、そうした港は海から訪れたほうが、おそらく往来しやすかったのだろう。

つまり津々浦々は、陸路に向いていないのだ。

陸路では津々浦々の間は、山々で峠。

つまり自転車には極めて優しくない地勢なのだ。

そんなことをうそぶきながら、歩を進めていく。


愛南町に入る。

山の上に風力発電のプロペラが


そういやわしが通うカフェ、トリポーのご主人がここのトライアスロンに出場したことがあると言っていたな。


左手に道の駅みしょうがある。452キロ地点かな。

トイレを借り、観光案内所のソファで一休みさせていただく。

しばらく気を失っていた。


再び走り出す。

また峠。

歩行者・自転車用のトンネルがあるのが有難い。

安心して走れる


トンネルを抜けると、左手に太平洋というか豊後水道の雄大な景色が広がる。

海から吹き付ける風が強い。

風が吹きつける

峠からの下りなのだが、逆風のせいでスピードの乗りが悪い

せっかく稼げるところなのに・・・。


宇和島市に入る。

湾奥にブイが数多く浮かんでいる。

真鯛の養殖が盛んだという。

海面、ブイが多い


集落を過ぎると左手に郵便局だ。

なんと嵐郵便局とか。

インスタ映えするパネルが設置されている。

ツイートしたら嵐ファンの方から「いいね」をしっかりいただきました。

ここは活動休止せんじゃろう


そして港のあとは峠。

この坂は嵐坂というらしい。

なんかジャニーズと女子アイドルグループがコラボしたげな名前じゃな。


嵐坂のピークはトンネル。

ここも歩行者・自転車用トンネルがあって助かる。


坂を下る。

港があって、また上り坂。


炭水化物は正義


むすびを食べて、元気をチャージした。

午後2時16分、走行距離は483キロ。

あと120キロ


あと120キロぐらいだが、ここにきて右足のアキレス腱が痛くなってきた。

負担をかけないように、軽めに脚を回していく。

がんばれ、わしの脚。


国道56号はバイパスになったりして、道がちょっと複雑になる。

歩道橋を渡らにゃいけんとこもあって気を使う。


歩道橋を渡る


脚の痛みはまだ続いている。

ちょっと対策を取るか。


左手にドラッグストアのコスモスがあった。

駐車場に滑り込む。

コスモスは自宅の近くにもあるのだが、店内の配置が似通っていて使いやすい。

湿布などのコーナーに直行し、テーピングテープとパスタイムを購入。

駐車場でさっそく手当てする。

足首が固定され、だいぶん楽になった。

もう少し頑張ろう。

午後3時21分、宇和島駅前を過ぎる。


宇和島駅


ここから国道320号を鬼北町方面へ上る。

トンネルを抜ける。

ダム湖の横を通り過ぎる。

斜度がきつい。

標高ゼロメートルから250メートルまで上がる。

しんどい。




アキレス腱が痛いのもきつい。

何回かペダリングすると、しばらく足を止める。

それを繰り返すのだが、坂道なので余計にしんどい。

なかなか進まないし上らない。

しんどい上り


太陽は次第に傾いてきて、紅葉の木々がより美しく映える。

でもわしの心と体はヤバイ。

鬼滅の刃ならぬ鬼北への道はヤバイである(タイトル回収)

なんとか耐え抜きて、鬼北への上りをクリアする。

ここは本当にしんどかった。


わしは高度を上げたが、太陽は夕刻なので高度を下げて、山に隠れる。

これからは寒くなるな。

道端にラピュタのロボット兵が。


鬼北のラピュタ

午後4時、路肩に自転車を止めて、雨具を着込む。

夜間モードに突入だ。

疲れた



鬼北町に入ると、しばらくは高原上の道だ。

何回かペダリングして、足を止めるというパターンで進んでいく。


ん?

進行方向の路面にオレンジ色の何かが落ちている。

わしが着ているモンベルのゴアサイクルレインジャケットと同じ色じゃん。

自転車を止めて確認すると、やっぱし同じジャケット。

バッグに縛り付けて、持って行くことにする。

ブルベえの定番だ

これって結構高いしね。

きっとなくした人は困っていることだろうて。


鬼北町の高原の道を淡々と走る。

だんだんと太陽が落ちていく。

午後5時40分、526キロ地点のPC7道の駅日吉夢番地に到着したのだった。


続く。


なんとか到着


2 件のコメント:

  1. その後、モンベルのレインジャケットの持ち主はちゃんと現れたの?

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    1. くるちゃん、遅くなって失礼。
      こなき氏によると、現れたらしいよ。だれかは知らんけど。
      持ち主の手に帰ってよかったわ。
      税抜きで23000円だからね~~。

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