10月24日(土)と25日(日)、600キロブルベ走ってきました。
認定完走です。
ゴールの道後温泉の坊ちゃん時計前で |
制限時間40時間のところを39時間5分。
時間だけ見れば、いつものギリギリ隊だけど、やり切った感で一杯です。
走り切れて本当に良かった。
心底思った600キロでした。
出発は10月24日午前8時、広島県呉市のアレイからすこじま公園だ。
呉から瀬戸内海沿いに尾道へ。
しまなみ海道を渡り、愛媛県今治市から西条市へ。
四国山脈を越えて高知県へ。
高知市から太平洋沿いに西へ進む。
宿毛市、愛媛県宇和島、鬼北町、内子町を通り、松山市にゴールする609キロの旅だ。
制限時間は40時間。
25日午後12時までに愛媛県松山市の道後温泉の坊ちゃんからくり時計の前に、帰ればいい。
コロナ禍でのブルベということで出発は午前6時、7時、8時の3組に分かれる。
わしは最終組の午前8時スタートだ。
呉本通りの近くにあるコイン駐車場に駐車。
少し走って出発場所へ向かう。
先週400キロを一緒に走ったケーキさんは仕事で参加せず。
ソロライドとなる。
出発場所は空母になる予定の「かが」や潜水艦群がすぐに停泊する得難いロケーションにあるアレイからすこじま公園。
おはようございます! |
スタッフのこなきさん、くるぱんさん夫妻が出迎えてくれた。
うれしいことに呉名物の鳳来饅頭(おんらいまんとう)の差し入れが。
そうこうしているうちにほかの出走者もぼちぼちと。
昨年の松江ブルべでお会いした能面さん。
能面の発光回路をバージョンアップしたらしい。
これは怖い |
夜中に四国の山中で後ろについて絶対走りたくないわ。
自衛艦発見! |
先週に引き続き、モリリン、ノダカナのコンビも。
車検、7時半からの簡単な説明が終わると、順次スタートだ。
ちょっと肌寒いので、ウインドブレーカーを羽織って走りだす。
呉市内を抜け、さざなみ海道こと国道185号を東へ。
ちょうど脚があったノダカナ、能面氏とパックになって進んでいく。
呉の街中で |
ちょうどよい追い風で脚が軽い。
右手に広がる瀬戸内海。
呉から安芸津周辺はカキの生産地だ。
波打ち際にはカキひび、沖にはカキいかだが浮かぶ。
秋の日差しを浴びた穏やかな風景。
素晴らしい日だ |
「素晴らしい」とため息をつき、脚を回す。
今回の序盤の目標は192キロ地点のPC2ファミマ西条加茂川店までに、3時間の貯金を作ること。
今回も新基準ブルベなので、PCはすべてフォトチェックだ。
そしてPCごとの制限時間もない。
とは言っても、時速15キロのペースで走るブルベおじさんよりも速く走らないと認定してもらえない。
序盤は平坦基調。
ここで貯金(正しくは貯時間)を稼がないでいつ稼ぐのか。
できるだけコンビニに補給に寄らず、淡々と走り続ける戦術だ。
呉から竹原へ。
竹原から三原へ。
巨大な造船用クレーン |
三原から尾道へ。
バイパスが切れて、下道に交通が集中する区間も、きょうは車が少なかった。
信号で止まるのはしょうがないけど、ほぼほぼノンストップで尾道まで走り抜けた。
補給はフロントバッグに入れたコンビニむすびとソイジョイ、ゼリー類を走りながら。
おなかが空いてきたな、と思う前に食べるようにした。
尾道の街に入る。
出発時にタイヤに空気を入れ忘れたので、U2に立ち寄り、空気入れを借りた。
お世話になります |
最初のフォトチェック(PC)は85キロ地点の尾道渡船。
午前11時29分に通過した。
あっという間に海を渡る |
想定締め切り時刻が13時42分なので、2時間13分の貯金がある計算だ。
出発が25分ほど早かったのもあるが、まずまずじゃないか。
渡船で向島へ。
ここからは二人と別れて一人旅になった。
しまなみは秋の土曜日とあって、自転車が多い。
慣れていない人も多く、突然橋の上で止まったりするので、注意が必要だ。
向島から因島へ。
因島大橋 |
生口橋 |
因島から生口島へ。
島に入ると、海からの風が強く感じる。
まったくの逆風ではないが、強い横風。
場所によっては逆風にもなる。
風が暴れている印象だ。
お昼を回ったので、瀬戸田のコンビニで補給する。
瀬戸田のコンビニ |
呼び止めて、一緒に走ることにする。
生口島から多々羅大橋を望む。
多々羅大橋を望む |
風さえなけりゃ最高なのにな。
大三島、伯方島、大島へ。
午後3時、小さな峠を越えると来島海峡大橋が眼前に。
来島海峡大橋が眼前に |
マンガ「ろんぐらいだぁす!」でも出ていたなあ。(タイトル回収)
サイクリストが多い |
道の駅はサイクリストで大にぎわいでした。
飲み物補給を済ませ、橋を渡る。
相変わらず長いが、景色がいいので飽きない。
長いわ |
同じ長くても寒風山トンネルとはえらい違いじゃ。
渡り切って、記念撮影のために糸山のサイクリングターミナルへ。
これは映える |
え、こんなもんができていた。
これは映える。
なんでも
てなことがあって、わしらが走った翌日にお披露目イベントがあったらしい。
レンタサイクル基地も立派なのができていて、愛媛県の力の入れようがうかがえたのだった。
広島県、完全に負けているわ。
今治市内を抜ける。
夕方で車が多く、走りにくいがしょうがない。
今治市から小さな峠を越えて西条市へ。
そろそろ午後5時。
夕暮れの広々とした平野を行く。
日没 |
広島周辺と違い山に囲まれていないので、夕日が沈むのに時間がかかる気がする。
進行方向の山肌に夕日が当たり、赤く照らし出されている。
夜へ向かう |
それがなかなか終わらない。
そんな黄昏時もようやく終わり、周囲が暗くなってきた。
長い夜が始まる。
PC2に到着 |
午後5時40分、192キロ地点のPC2、ファミマ西条加茂川店に到着した。
想定クローズ時間が午後8時50分だから、貯金は3時間10分。
わしとすれば出木杉君の途中経過だ。
ここからは夜の寒風山の上り。
高知までの山越えが続く。
しっかりと腹ごなしでもしよう。
続く
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