2019年12月18日水曜日

BRM1019広島200km 松江・日御碕・美保関岬巡り 雨中全般イズモ(下)

道の駅安来はにぎわっていた。
ガーミンさんによると、128キロ地点。
PC2は128.85キロ地点。
コースミスで若干大目に走っているので、もう少し走ればPCなのにとも思ったが。
まあいい。

店頭では、「新米祭り」と銘打って屋台が出ていている。
落ち着けそうなレストランがあった。
だが、どうやら靴を脱いで店内に入るシステムらしい。
濡れねずみのわしらにとっては敷居が高い。
オープンスペースのテーブルに陣取って、屋台のものをいただくことにする。
麺類はなかった。残念!
新米を使ったらしい海鮮チラシ寿司と、地元は中海のシジミ汁をいただく。
チラシ寿司にも小さいシジミ汁がついていたのが誤算だったが、大正解だった。
海鮮チラシとしじみ汁が大小


体が温まる。
心に灯がともる。
うまいわ~

30分以上のんびり休んで再び雨の山陰路を走り出す。

2キロ弱走ったところで、PC2のローソンに到着。
時刻は午後零時17分。
関門は午後1時40分なので1時間23分の貯金だ。
あんま稼げていないのな。
やっぱり雨がね~。


米子から境港へ向かう。
日本有数の砂州である弓ヶ浜半島を行く。
ほぼ平坦。右を見ても左を見ても山がない。
同じような道がドーンと続く。
目印がなさ過ぎて途中、曲がり忘れて1キロ以上ミスコースしてもうたわ。


境港水道を渡って、美保関へ。
境港の漁港に、マンションみたいな構造物が見える。
最近はやりの大型クルーズ船だろう。
下関でも見たし、境港でも。
地方の港を席巻しているようだ。


相変わらず小雨は続いていないけど、雲の位置が高くなり、多少遠くの見通しが効いてきた。
これは、そろそろ晴れる兆しかな。お昼も過ぎているもんな。


境水道大橋を渡る。
境水道はもはや幅の狭い海峡みたいなもんだろうと思っていたけど、調べたら実は斐伊川の河口に当たるらしい。
なので実質海なのだが、実は非常にゆったりと流れる(?)川。
たぶん、ほぼほぼ海水だけど。


その境水道を右手に見ながら、美保関灯台を目指す。
山口一周の600キロで散々走らされたあのパターンだ。
明け方の青海島は峠だらけで実につらかった。
だが島根半島東端の灯台への道のりはほぼ平坦。
これで天気さえよければ最高なのにな。


美保関の漁港を行く。
神社では結婚式をやっていた。
美保神社という由緒ある神社らしい。
小さな旅館もある。
ゆっくりとしなかったが、いい雰囲気の港町だった。


港を抜けると、最後に少しだけ上り坂があった。
上りきると、展望台に到着。
159キロ地点の通過チェックである。
通過証明になる観光案内板の写真を撮影した。
時刻は午後2時4分。
通過証明の観光案内看板と


展望台からは、離れたところにある灯台と日本海が一望できた。
これで天気さえ良ければ(以下略)
美穂関灯台を一望


降り続いてきた来た雨も、どうやら上がってきた。
なのでここで雨天装備を解除する。
上下雨具を脱ぎ、レインシューズカバーを外す。
シューズカバー下のポリ袋も取り去る。
若干、日本海からの風が冷たいが身軽になった。
ケーキさんは寒がりなので、ジャケットは着たままか。
サドルバッグに入れておいたむすびを食べ、トイレを済ませ再出発する。


美保関の港を通過する。
結婚式は終わっていた。


境港方面に戻る。
ここで誤算。再び雨雲が近づいてくる。
昼前には雨が止む予報だったのに、どうなってんのよ。
雨が降り出す。
しょうがないので道端に自転車を止め、雨具を再び着用する。
時間を無駄にしてしまった。
山陰の雨は本当にしつこい。
境水道を再び越えて、境港に戻る。

夏の300ブルベ以来の水木しげるロードは、観光客で大賑わいだった。
道端に水木しげるの漫画に登場した妖怪たちのブロンズ像が並ぶ。
境港って街の規模は浜田とかと変わらない。
でも水木しげるロードがあるだけで、にぎわいがまったく違う。
まちおこしにも色々方法があるけど、これは大成功の部類だよね。
ねずみ小僧にあいさつ。
親しみを感じる


鬼太郎ともランデブー。
おす!


にぎわう水木しげるロードに別れを告げる。

まもなく「ベタ踏み坂」こと江島大橋のたもとに到着。
車道も走れないこともないが、とにかく路肩が狭い。
通行量も多いので、多少しんどいが歩道に回る。
歩道の入口には「自転車は降りて通行してください」と看板がある。
なのでケーキさんと二人、きちんと押し歩きした。
これで二度目だが、相変わらずむっちゃ長い。
前回と比べて、昼間の景色を楽しめたのは良かった。
地元の高校生は電チャリで軽々と歩道を上って、下りていたけどね。


江島から堤防を通って大根島へ。
この界隈、ウナギ屋さんが何軒かあった。
さすが汽水湖の中海だわ。


午後4時過ぎに184キロ地点の通過チェック、大根島のセブンに到着した。
ゴールまであと17キロか。
頑張れば午後5時までにゴールし、12時間を切れるのでは。
そう考えるとなんだか俄然とやる気がわいてきた。


降り続いた雨もようやく上がってきた。
ところどころに晴れ間が見える。
まったく遅すぎるぜ山陰。


大根島から中海の堤防道路を渡って、松江へ。
小高い丘を越す。
丘を越したところにある信号に引っ掛かる。
ほぼほぼ車がこない信号で待つのはある意味苦痛でもある。
が、忍耐のひと時。
左手に宍道湖と中海を結ぶ大橋川が見えてきた。
夕日を反射して川面がオレンジ色に輝いている。


市街地に入る。
松江の街中は「どう行列」の祭り準備でにぎわっていた。
道端に倉庫があり、参加者が山車の回りに集まって祭りの準備をしている。
法被姿の男性から「頑張れー」とエールをいただき、力が湧く。
みなさんこそ頑張ってください!


信号峠に辟易しながら、ようやく宍道湖沿いに出る。
夕日が今まさに落ちんとする宍道湖。
夕日に向かって最後のスパートだ。
時刻は午後5時にだんだん近づいている。
左手にゴールのファミマ松江西浜佐陀店が見えた。
あそこじゃ!
店内に滑り込んで、ノンアルを手早くお勘定。
時刻は午後4時55分。
なんとか12時間を切った。
良かった。やり切った。


受付のイングリッシュガーデン駐車場までのんびりと。
ただいま!(撮影・AJ広島)

スマホの電池が切れていて、通過証明の写真をなかなか表示できないというおまけもありましたが、なんとか認定していただけました。
これでSRヨシ! ほっと一息ですわ。
喜色満面のオヤジたち(撮影・AJ広島)


ゴール後は松江市内のビジネスホテルに投宿。
どう行列を見たり。
松江駅前は大賑わい


大橋川沿いの店で、おでんを楽しんだりしたのであった。
うまかったわ


ほぼほぼフラットの200キロは、好天ならば大楽勝なのだろうけど、そこは天の配剤。
山陰ならではの雨のスパイスが効くことで、難易度がぐっと増した。
体感とすれば、倍ぐらいだろうか(異論は認める)
ちなみにSTRAVAのデータです。

ともかく、AJ広島のみなさん。
おもつらい一日をありがとうございました!
来シーズンも、まだ見ぬ道との出合いを楽しみにしております!
さあ次はどこへ走ろうか。

おわり

2 件のコメント:

  1. さあ次はどこへ走ろうか…
    ⇒BRM102広島200㎞広島・倉橋島・江田島のような気がする~あると思いますwww。

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    1. チミ!それは内部情報の漏洩では!コンプライアンス研修会するぞ!!ww

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