10月19日(土)、AJ広島主催のBRM1019広島200km 松江・日御碕・美保関岬巡りに出走しました。
一日中降り続く雨に悩まされながらも、出雲路のほぼ平坦の200キロを、11時間55分で認定完走してきました。
これで、600キロ、400キロ、300キロに続いて、200キロのBRMを走破。
無事に条件を満たし、2019シーズンのSR取得資格を得たわけです。
思えば、2016年、2017年とSRを取得。
2018年も、と意気込んでいたのだが2回の600キロをDNFしてしまった。
山岳が厳しかったり、寒かったり。
ま、力不足ですな。
結局はこの年、SRに手が届かずじまい。
今年は雪辱を期していただけに、一安心なわけであります。
とういうことで200キロの旅を振り返りましょう。
まず一つお断り。
今回は全行程の9割が雨だったので、写真は極めて少ない。
テムレスをしてたし、細かい操作はできないもんね。
仮眠をして午前1時半に自宅を出発。
午前4時過ぎに発着点の松江市のイングリッシュガーデンに到着。
雨の中で、雨具を着用し、バイクを準備する。
ブリーフィングを受ける。
今回は約40人が出走。初BRMの人も結構多かったみたい。
午前5時、イングリッシュガーデンを出発する。
宍道湖北岸沿いをまずは西へと進む。
10月中旬、午前5時過ぎの出雲路はまだ闇の中。
フロントライトにVolt1700、Volt300を使っていても、道路は見えにくい。
だが、轍に水が溜まっているのは分かる。
自動車の通行量が少ないのが幸いに、水たまりを避けて走る。
左手にはこれまた漆黒の宍道湖が続く。
海沿いでもなく、川沿いでもない。
汽水湖だからなのか独特の濃密な水の匂いがする。
この地に生まれ育った人たちは、この匂いを感じると、故郷を思うのだろうな。
そんなことを思いつつペダルを回す。
体が重い。
時速20キロ台前半しかでない。
雨具を着ているせいか。
逆風なのか。
ま、早く走れないのは実力不足。
そのまま走ろう。
のんびり走るわしらを抜いていくランドールたち。
はるか前方に赤い尾灯が連なって見える。
頑張れば追いつけるのかもしれないが、それはできないし。
次第に夜があけてきた。
出雲平野はとにかく広く、平べったい。
広島生まれとしては平地が多いのが、とにかく印象的だ。
この土地柄なら農業生産力が高く、人を多く養えるのも納得する。
だからこそ古来から人が多く住み、神話の地なのだろう。
平田の街中で交差点があったので、ブレーキをかける。
と、ところが止まらない。
リムに水分が付着していて、タイヤでなくブレーキシューが滑っているのだ。
ハイドロプレーニング現象のブレーキリム版である。
時々、ブレーキを当てて水分を飛ばすという、雨中ライドの鉄則を忘れていた。
気をつけねば。
すっかり明るくなったが、雨はしとしとと降り続いたまま。
7時半を過ぎたので、腹が減ってきた。
出雲大社前のファミマに寄って朝ごはんだ。
窓の外は雨 |
温かいカレーヌードルがうまい。
いただきます |
出雲大社からは日御碕へ。
絶景の地も視界不良にはかなわないな。
フォトチェックの写真だけ撮影してそそくさと後にする。
古事記の時代にこのとんぶりがあったのか |
雨天のケーキ氏 |
日御碕から南下。
海岸沿いを離れて、内陸に向かう。
途中の交差点を右折した時に、見知った色の車が視界の端を通り過ぎた気が・・
空き地に神輿だか山車だか、でっかい花笠のような華やかな飾りが置かれている。
ググってみたら、近くの神社の例大祭で奉納される「神事華」というものらしい。
この地域ならではだね~。眼福、眼福。
国道9号を東へと進む。
午前8時18分、61.25キロ地点のPC1のファミマに到着。
安定のテムレスだが、手は蒸れる |
9時4分クローズなので貯金はわずか46分。
手早く補給を済ませる。
道路の右手にあるので、出入りに往生した。
国道9号をしばらく走る。
出雲市の市街地を過ぎる。
左手に宍道湖が再び現れた。
潮の香とも、川の香とも違う汽水湖の香り。
雨は相変わらず降り続き、水面はけぶっていて見通しが効かない。
グレーの濃淡だけで表される世界。
漁港では、しじみ漁の漁師さんが忙しそうに働いていた。
玉造温泉付近から国道9号を離れる。
分岐点を見落としていて、ちょっと行き過ぎてしまっていた。
湖沿いを離れると、軽いアップダウンになる。
裏道をしばし走って、再び9号に合流する。
ふと見上げた交差点の名前に「出雲郷」とある。
読みを見て驚いた。
なんと「あだかえ」と読むらしい。
グーグルさんから |
初見で読める人はまずいないだろうね。
近くの神社の名前からついたということになっているらしいが、何がどうなってこの字にこの読みを当てようという気になったのか。
歴史の闇の深さよ....
国道9号をゆく。
前をゆくランドヌールの尾灯がすごい。
能面である。そして目が赤く光っている。
ちょっと不気味。
信号ストップで話しかけたら「夜じゃないので大丈夫です」と。
いやいやいや、まあ、そうなのか??
どうやら知る人ぞ知るスペシャル仕様の手作り?ライトだったらしい。
国道9号は車が多い。
我慢の時間帯である。
我慢と言えば雨。
相変わらず降り続く。
昼頃には上がる予定だったのに。
腹が減ってきた。
そろそろランチにしたい。
できれば麺物を食べたい。
なのだが、店を見つけても右手にあったりして、チャンスが来ない。
進行方向に道の駅の看板がかかっている。
道の駅なら、たぶん麺物あるじゃろう。
ということで道の駅安来に立ち寄った。
つづく
お、始まっとったんかーーー。楽しみじゃねー。つづき。
返信削除細々とやっとりますよ~。忘れないうちに書かないと。
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返信削除どうも、能面テールライトの人です。
返信削除更新お待ちしてました。
あのテールライトは夜には呪いを振りまきますが、昼は守ってくれますよ。
実際あの後境港で派手に落車しても奇跡的に体も自転車も傷一つなかったです。
来年のブルベでもまたよろしくお願いします。
鎌田さん、更新お待たせしました!
削除境港で落車ですか、しかし傷一つないとは・・
大したことなくて何よりです。
実は幸せのテールライトだったんですね。
来年のブルべでは夜に後ろを走らないようにしないとww
またよろしくお願いいたします。