2019年8月7日水曜日

BRM727広島300km 大山・三瓶・日御碕 真夏の過日

どうも、たっかんです。
7月27日(土)のBRM727広島300km 大山・三瓶・日御碕、完走しました。
認定時間は18時間55分。
実に暑い暑い夏の一日だった。


わしは相棒のケーキさんと参加した。
午前5時、大山山麓の仁王堂公園を42人が出発した。
高原なのに、さわやかさとはほど遠い蒸し蒸しの朝だ。
ブリーフィング。まだまだ薄暗い


たちまち大山を上る。
ゆるやかな直線路。

そして標高500メートル前後から、高原の田園風景の中をダウンヒル。
一緒になったケンセーさんと駆け降りる。
最高に気持ちいい時間だった。
こんな瞬間があるから、自転車はやめられない


米子市から島根県安来市へ。
田園地帯をこなき氏、ケンセーさん、サブイボさんと列車を組んで快走する。
隊列を組んで走る楽しさよ(撮影・こなき氏)

毛利と尼子氏の合戦で有名な月山富田城跡地のそばを行く。

確か月山富田城付近


川沿いを進むにつれ、じわじわとした上り坂に。
背中にじりじりと日差しが照りかかる。
高層建築かと思いきやカントリーエレベーター。それが山陰

こなき列車から一人また一人と途中下車する。
ケーキさんはついてきているね


こなき氏の背中が小さくなっていく。

わしとケーキさんの二人で進む。
飲み物がなくなったのでドリンク休憩。
コーラうまい!
コーラはうまい!


ピークを二つ越える。
午前9時過ぎ、79.1キロ地点のフォトチェック、さくらおろち湖に到着。
想定締め切り時間に対し、約1時間15分の貯金だ。
自転車乗りにはレースで有名な、さくらおろち湖


ミニベロの凪号で参戦したサブイボさんが日陰で休憩中。暑いからね。
チェーン落ちしたケーキさんもまもなく到着。
日陰で休むサブイボさん。この後DNFされたそうな


ダムの管理事務所のトイレで水をかぶって一息ついたので再出発。
サブイボさんには管理事務所で休むようすすめる。
エアコンが効いていたもんね。


ダム湖を下る。
しばらく行くと、路上に散乱する白い何かと見覚えある水色の何かを発見した。
チンクの8周年キャンプでしっとりとした肌着を包む


チンクさんの8周年キャップとベースレイヤー(笑)。
たぶんあの人のよね。
回収して進む。


ここからの吉田への登坂が今回、一番ハードに感じた。
上りで速度が遅いので、熱気が体にまとわりついてくる。
気温28度。のろのろと上る


できるだけゆっくり上る。
体をオーバーヒートさせたくない。
坂の途中でも積極的に休む。
暑いのう


トンネルを抜け、吉田町へ。
ここでも休憩する。
ソフト食べて復活!


千葉から参加したIさんと挨拶。
なんでも吉田って大きい唐辛子が有名らしい。
なまりがすごい店のおばちゃんに聞いたら、その唐辛子を乾燥させたものがあるらしく、Iさんにプレゼントしてくれることに。
やったね。乾燥しているので、チャリでも持ち帰りOKですな。
お土産づくりに貢献できてよかったわ。
Iさんとはこの後、何度か遭遇することになる。


吉田からしばらく下って国道54号に合流する。
ダラダラ上りと強い日差しに体力がそがれる。
道の駅グルメライドでも使った自販機で休憩する。
休むぞ!左が千葉のIさん
大阪のおばちゃんのように派手なケーキさん


山を越えて、ダム湖そばのうぐいす茶屋で昼食。
うぐいす茶屋到着。昼飯だぁ

吉田で会ったIさんは割子そばとヤマメの塩焼きを食べている。
実にうまそう。
おれはサンドイッチ。
あああ、そば食えばよかった・・


ここでAJ広島の撮影班がいたので、チンクキャップを力強く託す。
うそ、厄介払いwww


三瓶山への上りは、そこまで厳しくなかった。
ただ暑いだけ。
覆道を越えるとそこは東の原だった

東の原から129キロ地点のフォトチェックへ。
午後1時8分、貯金は30分ほどに減った。
こたえは「そば&カフェ」。まだ行ったことない


西の原では、地元のウメさん料理長が迎撃!
うれしいねえ。
仕事の合間を抜けてきたウメさん。ありがとうね
喜びを表現

なぜかのシェー
さ、行くか

例のZ坂をこなす。
舗装が一新されていて、かなり走りやすかった。

て、三瓶バーガーに到着。
こなき氏と再会し、例のブツが渡ったことを確認する。よかった。
三瓶バーガーの守護イヌ?

三瓶バーガーいただきまっす!


わしらも三瓶バーガーをmgmg。
これで時間の貯金はほぼ無くなった。
が、ここから取り戻す!


思えば、今回も締め切り時間との戦いだったな~。
もっとも400、600キロのように仮眠時間を担保しなくていい。
一日で終われるので、多少は気は楽だが。


谷沿いを延々と下る。
途中、路上に横たわるAさん、Bさんコンビに遭遇。
一瞬あせりましたよ。


立久恵峡で一休み。
自販機のコーラがうまい。
今回、コーラには随分助けられた。
寝転がって一休み


出雲市の市街地を抜ける。
午後4時すぎ、ようやく183キロ地点のPC1ファミマ浜山公園入口店に到着した。
貯金を1時間15分ほどに戻した。
そばがなかったので、冷やしうどんをいただく。
暑さにお疲れ気味のこなき氏

そばがないので、ぶっかけうどんで我慢


20分ほど休み、こなき氏と一緒に走りだす。
夕刻だけど、まだまだ暑い。
怪しいチンクジャージたち


3キロほど走る。
右手にファミマが見える。
脳内のシナプスが突然直結する。
「そういやレシートをもらっていない」
とても大切なことを今さらのように気づく。
やってしまったと思う間もない。


ケーキさん、こなき氏に説明し、先に行ってもらう。


PC1に戻って、買い物をしてレシートをもらう。
約6キロ、20分のタイムロスだった。
出雲大社に寄る暇もなく・・


日御碕への途中でこなき氏とスライド。
日御碕ではケーキさんが待ってくれていた。感謝。
貯金は40分ほどに減る。
日御碕をバックに反省する(風の)わし


日御碕から左折し、山の中へ分け入る。
いきなり斜度が半端ない。
リアスプロケ34Tの力を信じて、くるくる回すしかない。
腹筋に力を入れ、太ももを引き上げるようにペダリングする。


一山越えた。
島根半島の津々浦々をゆく。
味わい深い景色が続く。
ウノさんと港


夕暮れを背に進む。
影が伸びる
黄昏オヤジ


この日は夏祭りの特異日だったらしい。
いたるところで祭り会場を見た。
トラックをステージにするのが、この周辺のデフォらしい。


そして集落の前後に、距離は短いが凶悪な激坂が潜む。
コース図では見えない、いわゆるステルス峠だ。
鵜に鷺、これで「うさぎ」と読むらしい。読めるけど読めないよね(^^;


そしてステルス峠の真打が来た。
出雲から松江まで27キロ続く広域農道だ。
農道とはいえばアップダウンがつきもの。
広域農道に日が暮れる


最初の数回のアップダウンはまだ良かった。
平坦よりスパイスが効いて楽しいかも、と思っていた。
しかし次第に心境は変化する。
最悪な方向へ。


上る。下る。上る。下る。上る。下る。上る。下る。上る。下る。上る。下る。
いったい何回アップダウンを繰り返しただろう。
店はない。自販機すらない。


さっきわしはなにをいった?
こういきのうどうはたのしいっていった?
わしはちまよっていったのかかかかかか。
さすがに休んでもよかろうもん


日は暮れても暑さと湿気は消えることがない。
気が遠くなる時間帯。


ようやく見つけた自販機。
ここでAさん、Bさんコンビと合流した。
Bさんは一休みしていくとかで、Aさんとの3人パックになる。
再び坂を上って下りて・・・。


疲れ果てたころに、沿道に建物が増えてきた。
ようやくアップダウンが終わり、松江市街地へ。
AJ広島から平地詐欺を受けた被害者の表情をどうぞ!


丘を越えて中海沿いへ。
中海の中の道を通り、江島へ。
姑のように指導しつつ快調にクルージング

ベタ踏み坂こと江島大橋の登り口で、その時は来た。


ケーキさんのコーダさんが突然、ガチャーンと悲鳴を上げた。
ディレーラーハンガーが折れたのだ。


264キロ地点。
時刻は午後10時前だったか。
次のPC2の締め切りは午後10時48分。
「先に行ってください」とケーキさん。
「分かった」とそれだけ答えて、江島大橋を歩いて渡る。
車道は車がビュンビュン飛ばしていて走る気にならず。歩道橋を歩いて橋を渡った


267キロ地点、PC2ローソン境港外江店に到着。
通過時刻は午後10時10分。
できるだけ早くゴールして、ケーキさんを迎えにいこう。
Aさんに別れを告げて、10分ほどで再出発。


境港から米子へ。
水木しげるロードは祭で歩行者天国になっていたとか。わしが通る時間はすでに解除されていた

裏道を行く。
米子から大山町へ。
街の明かりが減っていく

だんだんと家の明かりが減る。


そして午後11時55分、ゴールのローソン大山インター店に到着した。
クローズは28日午前1時なので、1時間5分余した。
なんとか日付をまたぐ前にゴール

なんとかその日のうちに帰ってこれた。
だが実に疲れた。
暑さと坂とトラブルに苦しめられたハードな一日だった。
魂をどこかに置き忘れてきましたか?(撮影・AJ広島撮影隊)


ケーキさんもなんとかゴールにたどり着いた。
多くは語らないが、悔しそうだった。


ということで今回の旅の記録はおしまい。
一緒に走ったくれたケーキさん。
今回は本当に残念でした。
リベンジならいつでも付き合うよ。
ありがとうございました。


リザルトによると、今回のブルベ、42人が出走し、10人がDNFしたという。
300キロブルベではDNFは多いほうではないか。
やはりこの暑さがこたえたのだろう。


道中一緒になったランドヌール、ランドヌーズの皆様もありがとう。
しんどい旅でしたが、お陰で楽しめました。


そしてAJ広島のみなさま、お疲れさまでした!
遠い島根、鳥取の地で開催するのは大変だったでしょう。
今回は撮影班が特に頑張ってくれていたので、動画の仕上がりが楽しみです。


ということで今回の300キロの報告は終わり。
詳細版は勘弁してつかあさいって、十分詳細だよね。これで。

ま、それはともかく。さて次はどこへ走ろうか。


(完)

4 件のコメント:

  1. ウエッティーなブツを拾ってくれてありがとね。(AJ広島の動画を観たので)
    大阪のおばちゃん風のケーキさん。いつもシェーのケーキさん。
    おもしろすぎ。

    過酷な300。お疲れさまでした。

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    1. くるぱんさん、寒いのも厳しいが暑いのも厳しい。
      ハードな一日でした。
      が、人権のある仮眠スペースを押さえていたので、終了後速やかに体力回復できました。
      こなき氏のブログ、AJ広島の動画と合わせてみれば楽しさ倍増ですね('ω')

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  2. 次は松江200だぁぁぁぁ。
    あたしもお手伝いにいきたーーーい。

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    1. 松江で一泊して帰りますか。おいしいおでん屋ありまっせ('ω')

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