どうも、たっかんです。
7月27日(土)のBRM727広島300km 大山・三瓶・日御碕、完走しました。
認定時間は18時間55分。
実に暑い暑い夏の一日だった。
わしは相棒のケーキさんと参加した。
午前5時、大山山麓の仁王堂公園を42人が出発した。
高原なのに、さわやかさとはほど遠い蒸し蒸しの朝だ。
ブリーフィング。まだまだ薄暗い |
たちまち大山を上る。
ゆるやかな直線路。 |
そして標高500メートル前後から、高原の田園風景の中をダウンヒル。
一緒になったケンセーさんと駆け降りる。
最高に気持ちいい時間だった。
こんな瞬間があるから、自転車はやめられない |
米子市から島根県安来市へ。
田園地帯をこなき氏、ケンセーさん、サブイボさんと列車を組んで快走する。
隊列を組んで走る楽しさよ(撮影・こなき氏) |
毛利と尼子氏の合戦で有名な月山富田城跡地のそばを行く。
確か月山富田城付近 |
川沿いを進むにつれ、じわじわとした上り坂に。
背中にじりじりと日差しが照りかかる。
高層建築かと思いきやカントリーエレベーター。それが山陰 |
こなき列車から一人また一人と途中下車する。
ケーキさんはついてきているね |
こなき氏の背中が小さくなっていく。
わしとケーキさんの二人で進む。
飲み物がなくなったのでドリンク休憩。
コーラうまい!
コーラはうまい! |
ピークを二つ越える。
午前9時過ぎ、79.1キロ地点のフォトチェック、さくらおろち湖に到着。
想定締め切り時間に対し、約1時間15分の貯金だ。
自転車乗りにはレースで有名な、さくらおろち湖 |
ミニベロの凪号で参戦したサブイボさんが日陰で休憩中。暑いからね。
チェーン落ちしたケーキさんもまもなく到着。
日陰で休むサブイボさん。この後DNFされたそうな |
ダムの管理事務所のトイレで水をかぶって一息ついたので再出発。
サブイボさんには管理事務所で休むようすすめる。
エアコンが効いていたもんね。
ダム湖を下る。
しばらく行くと、路上に散乱する白い何かと見覚えある水色の何かを発見した。
チンクの8周年キャンプでしっとりとした肌着を包む |
チンクさんの8周年キャップとベースレイヤー(笑)。
たぶんあの人のよね。
回収して進む。
ここからの吉田への登坂が今回、一番ハードに感じた。
上りで速度が遅いので、熱気が体にまとわりついてくる。
気温28度。のろのろと上る |
できるだけゆっくり上る。
体をオーバーヒートさせたくない。
坂の途中でも積極的に休む。
暑いのう |
トンネルを抜け、吉田町へ。
ここでも休憩する。
ソフト食べて復活! |
千葉から参加したIさんと挨拶。
なんでも吉田って大きい唐辛子が有名らしい。
なまりがすごい店のおばちゃんに聞いたら、その唐辛子を乾燥させたものがあるらしく、Iさんにプレゼントしてくれることに。
やったね。乾燥しているので、チャリでも持ち帰りOKですな。
お土産づくりに貢献できてよかったわ。
Iさんとはこの後、何度か遭遇することになる。
吉田からしばらく下って国道54号に合流する。
ダラダラ上りと強い日差しに体力がそがれる。
道の駅グルメライドでも使った自販機で休憩する。
休むぞ!左が千葉のIさん |
大阪のおばちゃんのように派手なケーキさん |
山を越えて、ダム湖そばのうぐいす茶屋で昼食。
うぐいす茶屋到着。昼飯だぁ |
吉田で会ったIさんは割子そばとヤマメの塩焼きを食べている。
実にうまそう。
おれはサンドイッチ。
あああ、そば食えばよかった・・
ここでAJ広島の撮影班がいたので、チンクキャップを力強く託す。
うそ、厄介払いwww
三瓶山への上りは、そこまで厳しくなかった。
ただ暑いだけ。
覆道を越えるとそこは東の原だった |
東の原から129キロ地点のフォトチェックへ。
午後1時8分、貯金は30分ほどに減った。
こたえは「そば&カフェ」。まだ行ったことない |
西の原では、地元のウメさん料理長が迎撃!
うれしいねえ。
仕事の合間を抜けてきたウメさん。ありがとうね |
喜びを表現 |
なぜかのシェー |
さ、行くか |
例のZ坂をこなす。
舗装が一新されていて、かなり走りやすかった。
て、三瓶バーガーに到着。
こなき氏と再会し、例のブツが渡ったことを確認する。よかった。
三瓶バーガーの守護イヌ? |
三瓶バーガーいただきまっす! |
わしらも三瓶バーガーをmgmg。
これで時間の貯金はほぼ無くなった。
が、ここから取り戻す!
思えば、今回も締め切り時間との戦いだったな~。
もっとも400、600キロのように仮眠時間を担保しなくていい。
一日で終われるので、多少は気は楽だが。
谷沿いを延々と下る。
途中、路上に横たわるAさん、Bさんコンビに遭遇。
一瞬あせりましたよ。
立久恵峡で一休み。
自販機のコーラがうまい。
今回、コーラには随分助けられた。
寝転がって一休み |
出雲市の市街地を抜ける。
午後4時すぎ、ようやく183キロ地点のPC1ファミマ浜山公園入口店に到着した。
貯金を1時間15分ほどに戻した。
そばがなかったので、冷やしうどんをいただく。
暑さにお疲れ気味のこなき氏 |
そばがないので、ぶっかけうどんで我慢 |
20分ほど休み、こなき氏と一緒に走りだす。
夕刻だけど、まだまだ暑い。
怪しいチンクジャージたち |
3キロほど走る。
右手にファミマが見える。
脳内のシナプスが突然直結する。
「そういやレシートをもらっていない」
とても大切なことを今さらのように気づく。
やってしまったと思う間もない。
ケーキさん、こなき氏に説明し、先に行ってもらう。
PC1に戻って、買い物をしてレシートをもらう。
約6キロ、20分のタイムロスだった。
出雲大社に寄る暇もなく・・ |
日御碕への途中でこなき氏とスライド。
日御碕ではケーキさんが待ってくれていた。感謝。
貯金は40分ほどに減る。
日御碕をバックに反省する(風の)わし |
日御碕から左折し、山の中へ分け入る。
いきなり斜度が半端ない。
リアスプロケ34Tの力を信じて、くるくる回すしかない。
腹筋に力を入れ、太ももを引き上げるようにペダリングする。
一山越えた。
島根半島の津々浦々をゆく。
味わい深い景色が続く。
ウノさんと港 |
夕暮れを背に進む。
影が伸びる |
黄昏オヤジ |
この日は夏祭りの特異日だったらしい。
いたるところで祭り会場を見た。
トラックをステージにするのが、この周辺のデフォらしい。
そして集落の前後に、距離は短いが凶悪な激坂が潜む。
コース図では見えない、いわゆるステルス峠だ。
鵜に鷺、これで「うさぎ」と読むらしい。読めるけど読めないよね(^^; |
そしてステルス峠の真打が来た。
出雲から松江まで27キロ続く広域農道だ。
農道とはいえばアップダウンがつきもの。
広域農道に日が暮れる |
最初の数回のアップダウンはまだ良かった。
平坦よりスパイスが効いて楽しいかも、と思っていた。
しかし次第に心境は変化する。
最悪な方向へ。
上る。下る。上る。下る。上る。下る。上る。下る。上る。下る。上る。下る。
いったい何回アップダウンを繰り返しただろう。
店はない。自販機すらない。
さっきわしはなにをいった?
こういきのうどうはたのしいっていった?
わしはちまよっていったのかかかかかか。
さすがに休んでもよかろうもん |
日は暮れても暑さと湿気は消えることがない。
気が遠くなる時間帯。
ようやく見つけた自販機。
ここでAさん、Bさんコンビと合流した。
Bさんは一休みしていくとかで、Aさんとの3人パックになる。
再び坂を上って下りて・・・。
疲れ果てたころに、沿道に建物が増えてきた。
ようやくアップダウンが終わり、松江市街地へ。
AJ広島から平地詐欺を受けた被害者の表情をどうぞ! |
丘を越えて中海沿いへ。
中海の中の道を通り、江島へ。
姑のように指導しつつ快調にクルージング |
ベタ踏み坂こと江島大橋の登り口で、その時は来た。
ケーキさんのコーダさんが突然、ガチャーンと悲鳴を上げた。
ディレーラーハンガーが折れたのだ。
264キロ地点。
時刻は午後10時前だったか。
次のPC2の締め切りは午後10時48分。
「先に行ってください」とケーキさん。
「分かった」とそれだけ答えて、江島大橋を歩いて渡る。
車道は車がビュンビュン飛ばしていて走る気にならず。歩道橋を歩いて橋を渡った |
267キロ地点、PC2ローソン境港外江店に到着。
通過時刻は午後10時10分。
できるだけ早くゴールして、ケーキさんを迎えにいこう。
Aさんに別れを告げて、10分ほどで再出発。
境港から米子へ。
水木しげるロードは祭で歩行者天国になっていたとか。わしが通る時間はすでに解除されていた |
裏道を行く。
米子から大山町へ。
街の明かりが減っていく |
だんだんと家の明かりが減る。
そして午後11時55分、ゴールのローソン大山インター店に到着した。
クローズは28日午前1時なので、1時間5分余した。
なんとか日付をまたぐ前にゴール |
なんとかその日のうちに帰ってこれた。
だが実に疲れた。
暑さと坂とトラブルに苦しめられたハードな一日だった。
魂をどこかに置き忘れてきましたか?(撮影・AJ広島撮影隊) |
ケーキさんもなんとかゴールにたどり着いた。
多くは語らないが、悔しそうだった。
ということで今回の旅の記録はおしまい。
一緒に走ったくれたケーキさん。
今回は本当に残念でした。
リベンジならいつでも付き合うよ。
ありがとうございました。
リザルトによると、今回のブルベ、42人が出走し、10人がDNFしたという。
300キロブルベではDNFは多いほうではないか。
やはりこの暑さがこたえたのだろう。
道中一緒になったランドヌール、ランドヌーズの皆様もありがとう。
しんどい旅でしたが、お陰で楽しめました。
そしてAJ広島のみなさま、お疲れさまでした!
遠い島根、鳥取の地で開催するのは大変だったでしょう。
今回は撮影班が特に頑張ってくれていたので、動画の仕上がりが楽しみです。
ということで今回の300キロの報告は終わり。
詳細版は勘弁してつかあさいって、十分詳細だよね。これで。
(完)
ウエッティーなブツを拾ってくれてありがとね。(AJ広島の動画を観たので)
返信削除大阪のおばちゃん風のケーキさん。いつもシェーのケーキさん。
おもしろすぎ。
過酷な300。お疲れさまでした。
くるぱんさん、寒いのも厳しいが暑いのも厳しい。
削除ハードな一日でした。
が、人権のある仮眠スペースを押さえていたので、終了後速やかに体力回復できました。
こなき氏のブログ、AJ広島の動画と合わせてみれば楽しさ倍増ですね('ω')
次は松江200だぁぁぁぁ。
返信削除あたしもお手伝いにいきたーーーい。
松江で一泊して帰りますか。おいしいおでん屋ありまっせ('ω')
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