天空の駅「宇都井」 |
午前8時前、天空の駅「宇都井(うずい)」に到着したTBCの一行。
おお、改めて見ると、やっぱ高い。
駅のホームの場所は高さ20メートルにあり、日本一だそうな。
ホームにたどり着くには、116段もの階段を上らなくてはならない。
エレベーターはない。まじか。
そびえる階段棟。
既視感ありすぎ |
なんか既視感があるぞ、この構造。
そう昭和年代に数多く建てられた公営住宅の階段そのものじゃないか。
3、4階建ての住宅からそのまま階段を抜いて、鉄道の高架に取り付けたって風情なのだ。
という訳で階段を上る。
なぜか自転車を背負っている。
よいしょ、よいしょ(撮影・管理人さん) |
記念撮影のためならしょうがないではないか。
階段の壁には、地元の子どもたちの「あと●段」という激励メッセージが貼られていて、和む。
ぐるぐると階段棟を回って、ホームに到達した。
眼下に広がる、谷間の山里の風景。
高架の下に巣でも作っているのか、ツバメが足元を頻繁に飛び交う。
次に三江線が来るのは午前8時14分、三次行きだ。
20分近く待たないといけない。
撮る人を撮る |
けつが汚れている?(撮影・管理人さん) |
あれこれgdgdしていると、時間は過ぎる。
と、江津側のトンネルから風が吹き出してきた。
トンネル出口の木々が揺れる。
来たよ! |
にわか撮り鉄の人たち |
三江線がやってきた!
なんと2両編成の列車じゃないか。
結構、人乗ってますね |
一日4便しかないですもんね。 |
江津から三次まで、三江線全線を通しで走る貴重な便だけに、お客さんが多い。
たぶんほとんど乗り鉄の男性。
サイクルジャージ姿のわしらがホームにいるのを怪訝そうな表情で眺めている。
手を振ってみるけど、応えてくれる人はいない。
わかるぜ。みんなシャイなんだな。
誰一人乗ることも下りることもなく、列車は動きだす。
さよーならー。
務めを果たし、地上に戻る。
階段大変。
でもいい経験だった。
よいしょ、よいしょ、再び(撮影・管理人さん) |
再び走り始める。
次の目的地は道の駅グリーンロード大和だ。
緑濃い旧道をしばらく走り、国道375号に合流。
ここからは快走路だ。
また鉄橋をくぐる |
20分ほど走って、8時40分ごろに道の駅に到着!
と、駐車場の奥にテントが設置されていて、手招きする人が。
「こっちですよ~」
そういや今日、この界隈でやまなみ街道クライムライドというイベントがあったんだった。
「いやいやぼくらは違うんで。江津まで走るんです」と事情を説明。
「頑張ってね。次はよろしくね~」と笑顔で送り出してもらったのだった。
いずみんの本領発揮はまだまだ(撮影・管理人さん) |
ほな行ってきまーす(撮影・管理人さん) |
そして管理人さんともここでお別れだ。
確かに管理人さんのカメラによると、わしたちが出発してから10分も経たないうちにイベントの参加者が到着したようで。
そりゃ間違えるわいな(^_^)
まだまだ続く江の川。
浜原ダムの湛水部が始まる。
江の川は橋が多い |
ダムの湛水部が始まる。水多いね |
快走は続く |
いんちょさんのペースも上々。
30キロ台の快速トレインが続く。
小高い場所へ。
ここからの景色が素晴らしい。
山の緑と、空と川の青と、民家の屋根に葺かれた石州瓦の赤褐色。
コントラストが実に鮮やかだ。
ビューチホー |
トンネルを抜けると、粕渕へ。
いつものローソン・ポプラに滑り込む。
ここまでで約60キロ。
おっくん登場! |
自転車を停めて一休みする。
どうやら、おっくんはここから合流して自転車に乗るみたい。
補給をとってのんびりしていた、わしたち。
ふと時計を見ると9時半過ぎ。
まだ江津まで50キロはある。
そういえば11時半には現地に到着の予定。
あと2時間。そろそろ出ないとやばくね。
どうやら宇都井駅に寄り道したのが響いて、時間が押してきたらしい。
行きますか!
粕渕から川本方面へ。
道は国道375号を離れ、県道を行く。
県道へ |
朝方の曇天がうそのような晴天。
気温も30度前後に上がり、厳しい条件になってきた。
日差し強い |
当初はわしとおっくん、オレンジさんの3人が先行。
時速20キロ台後半のゆっくりペースで走っていた。
が、まもなく後方から、いんちょさんたちが猛追しパスしていく。
わしも頑張って、いんちょさんトレインに追随する。
暑さとあいまってか、心拍数が上昇。
140~150前後で推移している。
さっきまでが120~130前後だったので、結構しんどい。
ただ県道なので時折、道が狭くなるのが救い。
スピードダウンして脚を休めることができる。
おや前方にカメラを構えた男性が。
後半のサポートを担当してくれる仙人さんだ!
道狭い。車の人ありがとう(撮影・仙人さん) |
写真ありがとうございます!
いやあ元気でるなあ。
川本の街に入る。石見グランフォンドで見覚えがある。
いい雰囲気の街並みだ。
日陰があると休まる。
川本の街並み |
再び始まる快走路。
いんちょトレインはさらに加速。
35キロ以上の高速巡航となる。
うわ~。まじか~。
顔で笑って、脚も笑って(撮影・仙人さん) |
心拍は150を超え、160も超える。
なんとか付いていくが、これはきつい。
ゼーゼーハーハー。
どきどきどき。
胸のときめきが収まる時がない。
気温も30度をオーバー。
江津まで26キロか。
そろそろ飲み物休憩にしますか。
江津まで26キロ。半分来た。 |
右手に赤い物体が見える。
自販機だ!
日本の田舎道って素晴らしい。
木陰でひと息つくわしたち。
ロボコンじゃなくて良かった |
木陰がうれしい |
仙人さんとも改めてごあいさつ。
まもなく、おっくんとオレンジさんの第2陣も到着した。
仙人さん乙です |
さて、ここでおっくんの装備を拝見しよう。
おお、アピデュラのサドルバッグとフレームバッグじゃないですか。
フレームサイズがでかいから、余裕ですね。
クロモリフレーム。シュッとしている(撮影・仙人さん) |
これ余裕で2泊3日走れるやつ。
一体何を入れているのだろう。
夢と希望とロマンかな?
さあ行きますか(撮影・仙人さん) |
10分ほど休んで、冷たい飲み物を飲む。
じゃあ行ってきま~す!
頑張るか!(撮影・仙人さん) |
道は続く(撮影・仙人さん) |
つづく。
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