2017年7月9日日曜日

BRM610広島 岩国・角島400km その6

午後11時6分、252キロ地点のPC3ローソン美祢インター店に到着。
締め切りは0時52分なので貯金は1時間44分ある。
ちなみに昨年は11時30分着だったので、24分勝っておる。
昨年に比べ、特牛以降をいいペースで走れたおかげだな。


ここのローソンはイートインできるカウンターがあるので、ランドヌールには非常に優しい。
わしらもこの時間帯の定番となってきた豚汁やむすびをいただき、エネルギーを補充する。
イタダキマース

そろそろ眠気がわしらに迫っている。
いかに耐えられるか。


280キロ付近の山口市内の某所で、仮眠を取る計画だ。
あと30キロ。


25分ほど休んで、国道435号を東へと走り出す。
田舎道を延々と走る。
昨年休んだトンネルに差し掛かるが、今年は休まない。
美東町で右折すると、大峠への上りが始まる。
しばらく、ゆるい坂が続くのでそこそこのペースで走れる。
川沿いを上っていく。
星は見えないが、代わりに頭上の木々の枝葉が伸びているあたりを、ホタルがゆらゆらと舞う。
6月だなあ。


いくつかトンネルを過ぎると、次第に上りがきつくなる。
ギアを一番軽くして、脚に負担をかけないように走る。
時速10キロ以下でいーか。
そろそろ美祢市も終わる。
また例の看板が。
さよなら美祢市

標高300メートル。
なんとか上り切った
鳳翩山トンネルの入り口にたどりついた。
トンネルを通過。
ここから山口市内まで下り坂。
止まって、ストクルを着込む。

深夜の怪しいオヤジ


午前1時、真夜中のダウンヒル。
下り坂が長く感じるなあ。
吉敷の街の明かりが見えると、安心する。


国道9号に合流する。
これまでの田舎道から一転、コンビニがあり、コインランドリーがあり、すき家がありと、街並みが随分と明るい。
そして午前1時15分、県庁前の「高級ホテル」にチェックインする。
四方を囲まれ、ベンチがあり、隣にはトイレもある。
申し分ない。
この時間だと人の往来もない。
しばしお邪魔します。
今回の豪華ホテルにチェックイン!

2時出発を目指すことにする。
もう少しゆっくりしたいのは山々だが、先行き、まだ山々が残っている。
ジャケット脱ぎ、半袖ジャージを脱ぎ、シャツも脱ぎ、乾いたシャツに着替える。
これで安眠できる。お休みなさい。
ケーキさん気を失う
わしも死亡

・・・・・・
・・・・・・
・・・・・・


起きた。
まだ寝たい気むんむんだが、しょうがない。
トイレを済ませ、装備を着用する。
半袖ジャージが汗で濡れているのが、不快だけど替えはないし、そのまま着る。
脚に履いたレッグカバーは汗の塩分が乾いて、白くなっている。
さあ、行くか。
脚はシオシオ


宮野方面へ進む。
トンネルを抜け、右折して国道375号へ。
仁保峠へ行く。
まっくらやねえ


前方にバイクが見える。
なんか、音が聞こえる。にぎやかだぞ。
おおお、Oカさん!
頑張ってください!
互いにエールを送りあう。


仁保峠を越えて、仁保に入る。
深夜なので、ラーメン屋さんも道の駅も営業していない。当たり前。
荷卸峠が始まる。
右手には中国自動車道が見え、時折、大型車がうなりを上げて走って行く音が聞こえる。
のたのた。はうように上る。
延々上り続けること約30分。
ようやくピークだ。
またストクルを羽織る。
ケーキさんはそのまま下るというので、先に行ってもらう。
追いかけますけえ。


ご覧の通り、今回のウノさんはライト3本態勢である。
ウノさんの艦橋部。TTポジションとったらアタマ支えてくれる(嘘)


eTrexにあるのが、Ravemen社のPR600という最高600ルーメンのライトである。
今回は見通しの悪い下り坂だけ、全力モードで点灯。
通常はロービームの50ルーメンモード(10時間持つそうな)で、バイクの近辺を照らして使っていた。
午後9時ごろから使い始めたが、4時間ぐらいで充電が半分になったことを示す赤ランプが点灯。
でもそこから夜明けの5時ごろまで点灯していたから、まずまずの持ちではなかろうか。
もちろん、これに加えて安定のVolt300を2本付けて、メインライトとしていたけどね。
ケーキさんのVolt1600ほどじゃないけど、まあまあ明るかった。
次の300でも頑張ってもらおう。


さすがに差がついてしまって、下り坂の途中ではケーキさんに追いつけなかった。
下りたところで合流。
徳地の街を目指す。


佐波川沿いを走ることしばし。
橋を渡って街中へ。


午前3時23分、304.9キロ地点のPC4、ローソン徳地堀店にチェックインしたのだった。
着いた!

つづく。

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