BRM503広島 須波・太平洋600キロ その２

GWの楽しい思い出が今回の600ブルべ。

昨年、ガチオ君と一緒に600を初完走したわしだが、相棒のケーキさんが「600を走りたい」と言うので参加を決めたのだった。

別に無理しなくてもいいと思うのだが、やりたいのならしょうがない。

今年もSRを目指しますか。

ブルべの楽しみの一つが準備にあると思う。

これからの事態にどう立ち向かい、うまく対処していくか。

そのためには新たな道具の投入が必要なのは言うまでもない。

今回、わしが投入した新兵器の一つがモンベルのフロントバッグ。

紙屋町のモンベルで買った。

これね。

斯界では、定評のある一品だ。

陸戦化、いやリクセン化というキーワードも飛び交うが、今回は通常モードで使う。

で、使い心地ですか？

今までなんで使ってなかったのよ！

と己の不明を恥じるばかりである。

この位置にバッグがあるいうのは実に便利なのだ。

サイコン給電用のモバイルバッテリーを入れる。

シャモワクリームの小分けケースを入れる。

道々のコンビニで買ったおにぎりを入れる。

左右のポケットには、予備の替えチューブ、ソイジョイのバー、折り畳みタオルを入れておく。

アクセスしやすいし、実に便利。

われわれランドヌールには実に心強い。

結わえ付けが甘かったのか、時々、前タイヤで擦ってしまうのが欠点だが。

そう新たな装備はロマンだ。

きっと強くなるに違いない。

きっと速くなるに違いない。

そう信じて、新兵器に手を出すのだ。

信ずるものは救われる、かな。

先に行こう。

午前6時には出発地点である三原市の須波海浜公園に到着。

いつもながらケーキさん、送迎ありがとうございます。

600キロを走り抜こうという、ちょっとヘンタイで、それでいて冒険心にあふれた素敵なレディース＆ジェントルメーンがわらわらといらっしゃいます。

GW開催なので、遠征組も目立ちます。

中には、この会場で見たっきり、再び会えない人も多々いらっしゃいます。

日本最速ランクのランドヌールさんもいらっしゃいましたね。

今回の出走は44人。エントリーが55人だったので、まずまずの割合かと。

ここから明日、何人が帰ってこられるのか・

かつて日御碕300でヘトヘト具合を競ったツネさんの姿も。

ツネさん今回はぶち速くて、道中全くお会いできませんでしたね。

いいんです。わしは時速15キロおじさんと一緒に走るから( ;∀;)

イエーイ！（こなきさん撮影）

ミニベロで出場されている方も目立つ。

おなじみ尾道のNAGIがある。

中には見たことのないカーボン製のミニベロも。

なんでも試作品のワンオフものらしい。

フロントギアはシングルで58Tというまことに漢らしいもので、会場の好きモノたちの耳目を集めていたのだった。

そうそう今回のブルべ、AJ広島による愛称があったのだったよ。

その名も「なんちゃって１２００！！　ついに行くぜお！！」だ。

なんと3日出発のこの600キロブルべに引き続き、5月5日からも須波をスタートして中国山地をめぐる600キロが予定されており、続けて走ると1200キロというPBPクラスの超超ロングライドが体験できるというアンビリーバボーな企画なのだった。すご～～い。

まあ、わしたちは仕事の関係で、片方参加するのが精いっぱい。

しかし、万難排してゲットした休み。

心行くまで楽しまんといけんよね。

ちなみに今回のコース図がこれね。

三原市の須波海浜公園を出発し、尾道から橋でしまなみ海道へ。

愛媛県今治市から西条市へと向かう。

131キロ地点、ここにPC1がある。

西条市から急峻な四国山地を越えて、高知県へ。

渇水時の映像で有名な早明浦ダムの近くを通り、大豊町へ。

そこがPC2。221キロ地点だ。

そこから南下し、南国市へ。

254キロ地点にPC3がある。

ここに至って、四国を横断したことになる。

太平洋岸沿いを走り、須崎のPC4へ。

ここが304キロ地点で、ようやく折り返しになる。

北へ向かい山々に分け入って行く。

334キロ地点の仁淀川町にPC5。

酷道として知られる国道439号の矢筈峠を越える。

高知県から愛媛県へ。

PC4は愛媛県久万高原町。

430キロ地点。

最後の三坂峠を越えれば、残りは平坦基調。

松山から今治へ。

しまなみ海道を通って、楽々ゴール。

という目論見だったのだ。

目論見はあくまでも目論見であり、実践とは異なる事象である。

という、当たり前の事実を否が応でも実感した40時間だった。

AJ広島代表がコースの注意点を説明する。

しっかりと記憶する。忘れるけど(^-^;

そして午前7時、600キロの旅が始まったのだ。

つづく。