ここ「のぶや」から次の目的地はちょっと遠いみたいだ。
ここまでの距離はわずか13.5キロ。
それなのにもう2杯も食べている。
これから、わしらは一体どうなるのか。
道は基本的に下り基調なので、楽ちん。
んで、ところどころに普通の人では感じられないほどにゆるい坂が現れるという仕様なのだ。
ところが、その微妙な坂を感じ取れる素晴らしい高感度センサーを実装した人が約1人。
そう、上司Kである。
「坂はないと言うたやないか~~~」と関西弁で毒づきながら、ペダルを回す。
いやあ、実にいい姿を堪能させていただきました。
これは明日への糧になる。かな?
で、軽いアップダウンを越え、次のうどん店に到着。
川沿いのなんてことはない一軒家っぽいけど、周囲にはえらい数の車が止まっている。
えらそうな運転手付きの車もやってくる。
ほんで、パニヤバッグを付けたツーリング仕様の自転車が止まっている。
どうやら有名店らしい「山下うどん」である。
ちょうど昼時とあって店先には長蛇の列が。
ま、ここをパスするという選択肢はないわけで、おとなしく待つ我々であった。
そしていよいよ店内へ。
期待は高まる一方だ。
薪で燃やす昔ながらの釜がある。
小さい五右衛門風呂みたいなもんだ。
白い湯気がもうもうと立っている。
そしてその周囲を取り囲むおばばたち。
おお、これは高まる。
天ぷら類も充実している。
後々のリサーチだと、芝エビの天ぷらがうまいということだったが、今回はなぜかコロッケに。
そして釜あげの温かいのを頼む。小がわずか180円。
なんて財布に優しいんだ。
ちょっと薄暗い店内に昭和感の香るファニチャー。
もうイニシエテイストぷんぷん。
たまりませんわ。
着席してうどんをすする。
ん、いりこ!!
この出汁は、うんまい。
うほ!
口内にいりこの大群が攻めてくる。
そして、その猛攻をがっちりと受け止める、釜あげのうどん。
うまいわ~~。
ここいい。
前の2店はきれいなうどん店だったが、ここはネイティブな感じがよかった。
うどんっていいなあ。
ま、考えてみれば広島のお好み焼きだってそうだよね。
きれいな大箱もあれば、民家の軒先でやっているのもある。
その地方に根差しているがゆえに、いろいろな形があるのだろうな。
さ、次へ行きますか。
つづく
高低差があったら、すでに坂だっちゅ~の(^_^;)
返信削除>Kさま。
削除平野育ちの人は敏感なんですかね~(^_^;)