大田のPC3で昼休みだ。
ここは体調を考えて、ゆっくりと休んで昼食を取ろう。
冷やし中華、コーラ、水2リットル、氷500グラムを購入。
日陰に陣取ってほかの参加者さんと一緒に休む。
さすがにみなさんお疲れのようで。
Facebookをチェックしていると、石見グランフォンドで苦楽を共にした地元在住のガッキーⅡさんことウメさんが応援に来てくれるとのこと。
おお、それはうれしい!
次の通過チェックになる石見銀山で待ってくれるとのこと。
時計を見て「1時過ぎになりそう」と書き込み。
頑張ってたどりつかなくては。
冷やし中華をコーラで流し込む。
200キロ走ったが、幸い食欲は落ちていない。
これならなんとか走れる。
ボトルの水を足や手にかけて冷やす。
が、ゆだっているので、爽快感はない。
氷をボトルに移し変える。
さきほどの前走者さんことTさんは首筋に氷を当てて冷却。
血管が集まる場所を冷やすと効果があるとのことです。
尻に根が生えないうちに灼熱の路上へと再スタートする。
太陽は中天にいたり、頭上から容赦なく照りつけ、足元のアスファルトからは熱風がもあ~と遠慮なく立ち上る。
だが、わしを待っている人がいるなら進まざるを得まい。
視界のチラチラもなくなったし。
大田の市街地を離れ、石見銀山へと向かう。
ここは石見グランフォンドで走った道そのもの。
さすがに3回目なので覚えている。
しかし今回は暑さと南西風がプラスされ、もっとも厳しく感じる。
道の両側の木々も緑の色が濃い。
えっちらおっちら走っていると、軽自動車が横についた。
「もうすぐなので、大森で先に待っていますね」
とのこと。
もうちょっと頑張るぞ!
ペダルを回す足にも若干だが、力が入る。
石見銀山トンネルの手前で右折する。
大森の町に入っていく。
江戸時代から続くのであろう、木造の年期の入ったシックな建物が続く。
いい町並みだ。
銀山で栄えた往時をしのばせるな。
ブルベじゃなかったらゆっくりと歩いて見て回るところだけど。
せめてペダルをゆるゆると回し、写真を撮りながら進もう。
家々の軒先にかかる影が濃い。
レンタサイクルの観光客が通り過ぎる。
不審者を見る目で見られている気がするのは自意識過剰ですか?
eTrexさまのお導きによって、コースミスすることもなく、204キロ地点の第4PC石見銀山駐車場に到着した。
第3PCからは10キロ足らずだったけど、遠く感じたなあ。
時間は午後1時前。
撮影・愚弟さん |
![]() |
撮影・23malさん |
他の参加者さんが木陰で休んでいる。
向こうのほうにはゆるキャラのきぐるみも。
中の人、わしらに負けず劣らず過酷じゃ。
そして、ウメさんも待っていてくれた。
仕事を抜けて、応援に来てくれたのだ。
わしよりも速いお方も応援されたとかで、長らくお待たせしました!
遠方の地で知った人に会うのが、これほどうれしいとは。
特に今回は単独参加で孤独に走っていたので、うれしさが増す。
さらにうれしいサービスが。
スタッフの差し入れだ。
冷やしたミカンやブドウ、トマトが実にウマい。
甘さが細胞の一つ一つに染み入る。
そして、AJ広島謹製のエマージェンシー冷却装置降臨!
ウメさんに頭からドバーとぶっかけてもらう。
よっぽどフォトジェニックだったのね。わし。
さまざまな角度からぶっかけシーンをお楽しみください。
撮影・愚弟さん |
![]() |
撮影・カタヤマさん |
これでかなり冷却できた。
涼しくなった。
クールダウンできた。
猛暑だったけど、積極的に掛け水をしていたので、何とか熱中症にならずに済んだのだろう。
後続のTさんも頭からドバー。
わしより長時間かけてもらっていました。
これでかなり生き返ったのでは。
ありがとう。ウメさん。
元気をもらった。
これでまた走れます!
ウメさんにお別れのあいさつをして出発。
残り96キロ。
前に進もう。
つづく
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