浜田のアクアスから内陸へと入っていく。
日本海側は基本、穏やかな山容が続く。
広島市周辺とはえらい違いである。
丘を上ったり、下ったりを繰り返しながら、徐々に高度を稼ぎ、広島県境へとむかっていくのだ。
この辺はken2さんと一緒に走る。
みんなとトレインを組んで、広島を目指す。
ついたり、離れたり。
坂では早い人たちが先行していく。
わしは脚が売り切れ状態なので、無理はできない。
ほかにできることといえば。
カメラを後ろに向けて写真を撮ってみたり。
ken2さんのケツを撮ってみたり。
こんな風景の中を走ってました!
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撮影、Yさん |
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撮影 Yさん |
そして帰路第一の目的地、有福温泉(江津市)に到着した。
前回、「浜田地獄」と書いたが、われわれは一旦、江津市に入ったのだ。
温泉街の手前で一息。
有福温泉か。
仕事柄、地方版の記事ではよく見かけていたが、訪ねるのはこれが初めてだ。
山に囲まれた古くからの湯治場だ。
今回の目的地は名物の善太郎餅。
ヨモギを使った一口サイズの小さなお餅だ。
店内も店構えもいい雰囲気だ。
コーヒー処もあったので、もっとゆっくりと訪れてみたいな。
ご店主が気を利かせて「水をついてあげるよ」と声をかけてくれた。
お言葉に甘えて、ボトルに水を補給してもらう。
有福水、おいしゅうございました。
店の隣りには「やよい湯」という公衆浴場も。
さすがに入浴する余裕はありませんでした(^_^.)
休憩後に再出発。
この時点で午後2時過ぎ。
まだまだ広島は遠い。
次の目標は美又温泉。
田舎道を淡々と走る。
分かりにくい。
われわれはこの道すがら再び、浜田市に戻っていた。
いつ戻ったかなんて、全く覚えていないが。
分かりにくい交差点では、自転車を停めて後続を待つ。
八重桜がちょうど満開だった。
ようやく美又温泉に到着。
ここから二手に分かれる。
わしたちは県道5号線で、広島へ。
この道は前回の浜田往還の帰路だ。
なんとなく覚えている。
浜田市今市に着く。
ここは昨年のライドでも休憩を取った場所。
今年もとらないと。
と、昨年は営業していたスーパーが閉店している。
まじ~~。そろそろ固形物がほしかったのに。
これはみんなかなり落胆していた。
山間部で進展する過疎高齢化。
地域のお店も続々とシャッターを下ろしていく。
やむ得ぬこととはいえ、辛い。
ちなみに前回、ここを通過したのが午後2時ごろ。
今回は午後3時半ごろ。
急がないと日が暮れる!
ここから激坂を上る。
県道5号をはずれ、7号に入る。
現在地は浜田市旭町。
まだまだ浜田市は終わらない。
途中から、わし、ken2さん、おかもっちの3人旅。
「この道であっているんですかね~」とか言いながら、べダルを回す。
地味にアップダウンが続く。
足をくるくる回していくしかない。
できるだけ、力は入れない。
入れるとピキッと来そうだからだ。
丘をいくつか越える。
3人旅なのだけど、分かりにくい交差点では、先行グループの方が待っていてくれて、非常にありがたい。
なんとか、付いていけたらと思うのだけども、かなわぬ夢。
八戸川沿いを上っていく。
平坦に見えて実は上っている。
おかもっちの様子がおかしい。
急に減速したのだ。
本人曰く「力が入らない」とのこと。
ken2さんが並走して、背中を押す。
なんとかスピードに乗るがまた失速する。
わしも助けたいのだが、そこまでの元気はない。
あともう少しで瑞穂だ。
夜勤明けでの参加で、よくここまで頑張ったというべきだろう。
この先の三坂峠はこの様子では難しそうだ。
仮に走れたとしてても、時間がかかりすぎて、全体の進行に影響を及ぼしそうだ。
「残念だけどDNFしてサポートカーに載せてもおうか」と引導を渡した。
大丈夫、次がある。来年がある。
今度は完走しよう。
ようやく浜田市が終わった。
実に長かった。
邑南町に入った。
午後4時半、そろそろ日も翳ってくる時間だ。
というわけで、おかもっちはリタイヤ。
約150キロ。お疲れさまでした。
さあ、広島県境の三坂峠へクライムオン!
さあ、広島県境の三坂峠へクライムオン!
文字通り、ここからが後半の山場だ。
つづく
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