2015年5月8日金曜日

浜田往還2015 その4



浜田のアクアスから内陸へと入っていく。


日本海側は基本、穏やかな山容が続く。


広島市周辺とはえらい違いである。


丘を上ったり、下ったりを繰り返しながら、徐々に高度を稼ぎ、広島県境へとむかっていくのだ。


この辺はken2さんと一緒に走る。


みんなとトレインを組んで、広島を目指す。


ついたり、離れたり。


坂では早い人たちが先行していく。



わしは脚が売り切れ状態なので、無理はできない。


淡々と上っていくだけなのである。


撮影 ken2さん

撮影 ken2さん



ほかにできることといえば。




カメラを後ろに向けて写真を撮ってみたり。





ken2さんのケツを撮ってみたり。

こんな風景の中を走ってました!


撮影、Yさん
撮影 Yさん





そして帰路第一の目的地、有福温泉(江津市)に到着した。



前回、「浜田地獄」と書いたが、われわれは一旦、江津市に入ったのだ。


温泉街の手前で一息。






有福温泉か。


仕事柄、地方版の記事ではよく見かけていたが、訪ねるのはこれが初めてだ。


山に囲まれた古くからの湯治場だ。








建物もいい感じにエイジングされている。


今回の目的地は名物の善太郎餅。


ヨモギを使った一口サイズの小さなお餅だ。





一個75円なので、希望者で2個ずつ頼む。


店内も店構えもいい雰囲気だ。


コーヒー処もあったので、もっとゆっくりと訪れてみたいな。


ご店主が気を利かせて「水をついてあげるよ」と声をかけてくれた。


お言葉に甘えて、ボトルに水を補給してもらう。


有福水、おいしゅうございました。





店の隣りには「やよい湯」という公衆浴場も。


さすがに入浴する余裕はありませんでした(^_^.)





休憩後に再出発。


この時点で午後2時過ぎ。


まだまだ広島は遠い。





次の目標は美又温泉。


田舎道を淡々と走る。


分かりにくい。



われわれはこの道すがら再び、浜田市に戻っていた。


いつ戻ったかなんて、全く覚えていないが。


分かりにくい交差点では、自転車を停めて後続を待つ。


八重桜がちょうど満開だった。






ようやく美又温泉に到着。







ここから二手に分かれる。


わしたちは県道5号線で、広島へ。


この道は前回の浜田往還の帰路だ。


なんとなく覚えている。





浜田市今市に着く。


ここは昨年のライドでも休憩を取った場所。


今年もとらないと。







と、昨年は営業していたスーパーが閉店している。


まじ~~。そろそろ固形物がほしかったのに。


これはみんなかなり落胆していた。


山間部で進展する過疎高齢化。


地域のお店も続々とシャッターを下ろしていく。


やむ得ぬこととはいえ、辛い。


ちなみに前回、ここを通過したのが午後2時ごろ。


今回は午後3時半ごろ。


急がないと日が暮れる!





ここから激坂を上る。


県道5号をはずれ、7号に入る。


現在地は浜田市旭町。


まだまだ浜田市は終わらない。





途中から、わし、ken2さん、おかもっちの3人旅。


「この道であっているんですかね~」とか言いながら、べダルを回す。


地味にアップダウンが続く。


足をくるくる回していくしかない。


できるだけ、力は入れない。


入れるとピキッと来そうだからだ。





丘をいくつか越える。


3人旅なのだけど、分かりにくい交差点では、先行グループの方が待っていてくれて、非常にありがたい。


なんとか、付いていけたらと思うのだけども、かなわぬ夢。





八戸川沿いを上っていく。


平坦に見えて実は上っている。


おかもっちの様子がおかしい。


急に減速したのだ。


本人曰く「力が入らない」とのこと。


ken2さんが並走して、背中を押す。


なんとかスピードに乗るがまた失速する。


わしも助けたいのだが、そこまでの元気はない。


あともう少しで瑞穂だ。


夜勤明けでの参加で、よくここまで頑張ったというべきだろう。


この先の三坂峠はこの様子では難しそうだ。


仮に走れたとしてても、時間がかかりすぎて、全体の進行に影響を及ぼしそうだ。


「残念だけどDNFしてサポートカーに載せてもおうか」と引導を渡した。


大丈夫、次がある。来年がある。


今度は完走しよう。





ようやく浜田市が終わった。


実に長かった。


邑南町に入った。


ようやく瑞穂インター前に到着した。







午後4時半、そろそろ日も翳ってくる時間だ。


というわけで、おかもっちはリタイヤ。
サポートカーに載せてもらえる事になった。ありがたや。


お疲れでした!


おう!おれの分まで頑張れ!



150キロ。お疲れさまでした。

さあ、広島県境の三坂峠へクライムオン!


文字通り、ここからが後半の山場だ。





つづく

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