200キロの旅の始まりだ。
まずは大田市街地を目指す。
これを数回繰り返しているうちに二人の姿は見えなくなった。
追いつこうとするなら、必死こいてペダルを回さないといけないけど。
ま、まだその時ではない。
25~30キロのサイクリング速度で走っていく。
大田の街中は、まだ朝早いというのに、街角に人が立っていらして、「がんばれよ~」って声援を送ってくれる。
これは本当にうれしい。こっちも手を振って「ありがとう!」って返答する。
ことしは昨年よりも声援を送ってくださる地元の人が多かった気がする。
事前のPRに力を入れられたのかしら。
それとも10年経って市民にもすっかり定着したってことかしら。
市街地を抜ける。徐々に巡航速度が上がってくる。
朝の光がまばゆい。
出発から約40分。銀山トンネルを通過。
どうやら当初はトップ集団を走っていたらしい。
わしと同じペースで走ってきたTBCのウメさんとともに4人集団を形成。
農作業中のおばちゃんから激励をもらう。
前日の雨の名残か。
午前8時半前。
第1CP(28キロ)の高山そば道場に到着した。
昨年とほぼ同じペース。
やはり1番スタートは違う。
時間が遅くなると混雑すると評判のそば道場だが、この時間はまだ大丈夫。
食べ終わる頃には列ができ始めていた。
ここからはほぼ下り基調。
だが、この区間、実に厳しかった。
前回とは一つ違う谷筋を下った。
だが新しい道に見えて、小さな石ころが道路に転がっていたり。
ところどころに砂利道があったり。
不明峠の湯来側みたいな道があったり。
パンクで止まっているバイクも多く見た。
わしも小石を踏んで、はじいてしまった。
となりで、おかもっちの「イデッ」という声。
どうやら直撃したらしい。
すまん。わざとじゃないから。
後続に「砂利~~!」と声をかけながら、速度を抑えて下っていく。
今回のわしのタイヤはミシュランPRO4エンデュランスの25C。
耐久性重視のラインナップだし、25Cだし、23Cよりは少しは安心か?
幸い、仲間たちはパンクトラブルに見舞われることがなかった。
本来、下りはラッキー区間なのだけれど、ここでは予想以上に気を使ってしまった。
第2CPの桜江(47.5キロ)に到着。
時間は午前9時20分ってところ。
小学校跡を利用したコミュニティ施設だ。
揚げたて!のコロッケ!
おそらくトップ集団であるTBCの山さんたちとも一瞬の邂逅。
つづく
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