午後4時。日がかげってくる。
ひとまず国道191号を島根県境へ向かって走る。
風景は広々として気持ちいいのだが、道路の舗装状態が悪いのが残念な感じだ。
ほんの数分平地を走っただけで、島根県境に着く。
ここからは下り坂になる。
匹見川、高津川沿いに益田市までほぼ下りが続く。
匹見峡温泉まで24キロ。
写真を撮るだけだ。
おかもっちは気分が高揚しているらしく、停止するたびに撮影→FBに投稿を繰り返している。
八幡高原191スキー場を横に見て、八幡湿原方面へ。
「カキツバタの里」という看板がある。
確かに田んぼのあぜに青紫色の花が目立つ。
しばらく行くと、広々とした休耕田に一面のカキツバタが。
小さなステージもできている。
どうやら日曜日に祭りがあるようだ。
湿原方面へ向かう。
実に清清しい。
本来こういう道は、若い頃に若い女子と訪れ、キャッキャウフフしながら走るのが王道なのかもしれない。
が、今となっては遠くはかない、かなわぬ夢。
オヤジ同士でも十分ぢゃないですか。
二川キャンプ場を過ぎ、小さな峠まで登って引き返す。
途中、倒木があったが、自転車なので脇をすり抜けられた。
ここも木々で覆われ、実に涼しい。
湖畔なのでダムの堰堤まで平坦基調だし。
初心者でも楽しめるんじゃなかろうか。
別荘地や正直村という喫茶店を過ぎ、堰堤に到着した。
入り口から6キロといったところ。
路面はまあまあ。
ダム湖の流れ込みには橋がかかっているのだが、その継ぎ目が段差になっているのが要注意だ。
路肩の小さな落石にもね。
あれを踏むと一発でパンクだし。
ダム堰堤で記念撮影。
水はかなり減っていた。
水はかなり減っていた。
堰堤を通って対岸に渡る。
この道は191号に通じているのだが、この日は渡った場所で通行止めになっていた。
ここを通れると、ダムを周回できてもっと楽しいだけど。
来た道を引き返す。
森の中には「ケキョケキョ」というウグイスの鳴き声がよく聞こえる。
日が傾き始めると、涼しさが増す。
この日のポタリングは2時間で休み休み走って30.9キロ。
のんびりペースだった。
サイトに到着。夕食の支度を始める。
おかもっちは焚き火台の前に陣取り、大人の火遊び。
日が暮れてきて、いい感じ。
周囲のサイトは家族連れが多いのだけど、みなさんもすでに夕食タイムのようだ。
うちはまず、ちび鉄板の焼肉で軽く腹ごしらえ。
その後、スノピのコンボダッチデュオの鍋でトマトシチューを仕込む。
鶏のもも肉を適当に炒めて、家で下ごしらえしたジャガイモ、タマネギ、人参をぶちこむ。
カドナのパンを焚き火であぶって、一緒にいただく。
シンプルな料理で、味はみなさんの想像通りなのだけど。
だけど、うまい。
ビールが進む君。
空はすっかり暗くなり、星が瞬き始める。
自宅周辺とは桁違いの星の数。
おかもっちは「泊まりたいけど、アバラがなあ。イテテ」と連発しながら焚き火に夢中。
焚き火は面白い。
構いすぎると、消えたり、早く燃え尽きたりする。
適度にほっといて、火が育つのを待つことも必要だ。
広葉樹は火付きは悪いが、いったん燃え出すと、長く燃え続ける。
針葉樹はパッと燃え上がるが、すぐに火勢が衰える。
生乾きの木は、火の周囲に置いて乾かすと次第に燃え始める。
ゆらゆらと揺れる炎は、いろいろな事を示唆してくれる。
かといって実生活では何の役にも立っていないが。
9時半になった。
おかもっちに「夜も遅いし、帰りんさい」と引導を渡す。
構いすぎると、消えたり、早く燃え尽きたりする。
適度にほっといて、火が育つのを待つことも必要だ。
広葉樹は火付きは悪いが、いったん燃え出すと、長く燃え続ける。
針葉樹はパッと燃え上がるが、すぐに火勢が衰える。
生乾きの木は、火の周囲に置いて乾かすと次第に燃え始める。
ゆらゆらと揺れる炎は、いろいろな事を示唆してくれる。
かといって実生活では何の役にも立っていないが。
9時半になった。
おかもっちに「夜も遅いし、帰りんさい」と引導を渡す。
わしも炎を肴に焼酎をちびちびとなめて10時には就寝。
アウトドアは早寝早起きが基本だし。
おやすみなさい。
おやすみなさい。
つづく
0 件のコメント:
コメントを投稿