四国一周1000km。
実にハードな旅だった。
わし史上初の1000km超えの自転車旅だった。
結果は制限時間の75時間に間に合わず、77時間30分で時間外完走。
いや間に合わなかったので、記録上はDNFだね。
悔しいがしょうがない。
これがわしの力なのだから。
体へのダメージも大きかった。
丸1週間は腰にしこりが残っていた。
そして4か月を過ぎたが、いまだに右足に軽いしびれが残っている。
専門医であるRyuutaさんによると、モートン病っていうらしい。
足を不自然に圧迫していたのね。
まさしく疲労の未体験ゾーンだった。
今回の1000km、オダックス近畿主催のブルべだった。
普段は地元のAJ広島をメインに走っているわし。
近畿ブルべは初参加だ。
今回は1000kmということで、DiscordというチャットアプリをPCの認証に活用するという。
運営の流儀が違うようで、ちょっと緊張する。
自転車は愛車ピナレロ・ウノさんの超長距離仕様。
今回の1000kmのためにDHバーを装備したのだ。
かっこいい |
モリリン、ご協力いただきありがとう。
午前7時半、広島市の自宅を出発した。
快晴。この天気がしばらく続いてほしい。
山陽道、瀬戸大橋、高松道を通って11時前に徳島市内に到着。
瀬戸大橋を渡る |
目星を付けていた一日400円のパーキングに車を止める。
4日分前払いで1600円。安いもんだ。
出発地のアクアチッタパークまでは10分ぐらいの距離だ。
12時過ぎに到着した。
アクアチッタパークは港の倉庫を再開発した区域らしい。
広島でいうと、宇品や尾道U2みたいなもんね。
パークはその一角の空き地だ。
参加者で、はやくもにぎわっている。
祭りが始まる |
同じAJ広島のジャージを着ている、ハムタロさんとあいさつ。
健闘を誓いあう。
受け付けを済ませ、ブルべカードをもらう。祭りがはじまるよ~
— たっかん@BRM315広島300km呉 鞆の浦 今治 松山 (@BeerRM1125) October 12, 2024
チャリダーの撮影隊もおりんさる。
安全第一で、楽しんできます! pic.twitter.com/YKWMBX3sXM
四国一周だけにお遍路さんがモチーフになっているね。
同行二人、よろしくお願いします |
弘法大師さまとともに安全に完走したいね。
2回分の着替えを入れたドロップバッグ(1000円)をスタッフに預ける。
100人規模が参加するだけあって、長蛇の列だ。
NHK-BSの自転車番組「チャリダー」ロングライド部のみなさんも参加していた。
むっちゃにぎやか |
あわただしくブリーフィングが終わり、13時にスタートした。
市街地を過ぎ、郊外へ向かう。
最高の天気 |
鳴門を過ぎると、右手に瀬戸内海が広がってくる。
わいを抜いていく14時組?のチャリダー隊 |
この界隈は魚介類の店が多い。
店先には、いけすが置いてある。
サザエなんかいいよね~。
序盤は車はそこそこ多いが、コースが穏やかで走りやすい。
快調に進む。
徳島県から香川県に入る。
うどん県に入る。パイセンお邪魔します |
この日は土曜日、各地で秋祭りが開かれていた。
子どもたちが引く神輿や山車を見かける。
法被を着た若い衆がトラックに乗って行きかう。
荷台に人は・・とか無粋なことは言わないよ |
15時28分、52.8km地点のPC1道の駅みろくを通過する。
ここは有人なのでブルべカードにシールを張ってもらい、自分で時間を記入する。
うどん県らしく、ロードサイドにうどん店も多い。
うどん! |
広島のお好み焼き店よりも多く感じた。
昼過ぎなので、開いている店は少ないが。
丘陵地帯を進む。
日がだんだんと落ちてきた。
撮影バイクを従えたチャリダーさんに抜かされる。
二人乗りで、撮影に支障がないよう後席が高くしてある。
レースとかで見るやつね! |
視点が高いので、カメラマンは怖いだろうなあ。
そしてチャリダーさんが1000km走るということは、彼らスタッフもまた1000km走るということ。
お疲れさま過ぎるわ。
まあ、わしらは好きでやっているのであれだがね。
金刀比羅宮のそばを通過する。
金毘羅さん、ここは初めて |
いつかゆっくりと参拝したいものだ。
完全に日が落ちた。
18時過ぎに道沿いのコンビニで補給した。
この界隈でも祭の音が聞こえた。
19時過ぎに観音寺市を通過。
大きな明るい山車が何基か連なっている。
闇に浮かぶ「ちょうさ」 |
市HPによると「ちょうさ」と言い、同市内だけで118台もあるとか。
10月は週ごとに各地で祭があるという。
大人も子どもも多くの人が「ちょうさ」を取り囲み、お囃子の音でにぎやかだ。
いいなあ。子どものころの最高の思い出になるよね。
大人になって、ふとこの日のことを思い出し、身もだえするような郷愁を覚えるのだろうね。
こんな子ども時代を過ごした人たちは幸せだよ。
20時、四国中央市の大王製紙工場そばを通過した。
パイプの生き物らしさよ |
くさい。昔、大竹とかで嗅いだ独特の臭いだ。
この界隈、大王製紙の関連なのか大王を冠した企業が多い。
ダイオーロジスティックやら大王海運やら。
ダイオウイカも一員なのかしら。
古い町並みを通る。
サイクリングロードに入るようだが、入口がわからない。
居合わせたランドヌールたちと道を探す。
商店の裏側に道を見つけ、なんとか走り出す。
わし一人では無理だった。こんなのがブルベの楽しさだね。
道は別子銅山につながる昔の線路跡らしい。
サイクリングロードを行く |
車止めがそこかしこにあって走りにくい。
21時26分、164.2km地点のPC2滝の宮公園に到着した。
チャリダーのみなさんと一緒 |
ブルベカードに自分で時間を記入してチェックしてもらう。
PC2滝の宮公園到着、21時26分 pic.twitter.com/ah1LTIcj94
— たっかん@BRM315広島300km呉 鞆の浦 今治 松山 (@BeerRM1125) October 12, 2024
トイレを済ませて出発した。
しばらく何人かのパックになって走った。
新居浜から伊予西条へ。
単調なコースでこの辺はあまり覚えていない。
オダ近のレジェンド勢を引きつれた、よねだっくさんのパックに会った記憶がある。
今治の街を抜ける。
この辺の風景は見覚えがあるなあ。
日付が変わって10月13日(土)0時4分、210.1km地点のPC3ローソン今治波止浜店に到着した。
おなじみのローソン |
ここは無人チェックなので、レシートを受領してブルベカードに時間を記入する。
30分休憩し、補給を済ませて再出発する。
今治から松山へ。慣れ親しんだ海沿いの道である。
伊予北条からは左折して北条バイパスには進まず、直進する。
ん?真夜中なのにカンコンカンコンと甲高いお囃子の音が聞こえる。
結構な音量である。
しかも複数個所から。
道端の広場に神輿が置かれ、若い衆がたむろしている。
ここも秋祭りらしい、
夜通し鳴らすのか。
だとしたらすごいな。
近所から苦情が出ないのかしら。
と、よそ者は考えるが、地元の人はこれでいいのだろう。
でも寝られないよね。これじゃあ。
松山の市街地に入った。
分かりにくい道を進む。
午前3時19分、242km地点のPC4天山トロン温泉に到着したのだった。
松山の不夜城 |
(2日目につづく)