どうも、たっかんです。
BRM1008広島600指宿・諫早・小倉、39時間42分で認定完走してきました。
九州を南から北へと縦断するというサイクリスト的にはロマンあふれるコースだ。
縦断という響きがいい。
四国一周しかり琵琶湖一周しかり、自転車乗りは切りのいいのに惹かれる。
出発点は鹿児島県の指宿市。
熊本、佐賀と北上する。
長崎県諫早市を回り、福岡県北九州市小倉がゴールの600kmがコースである。
出発地の鹿児島は父の出身地。
指宿は子どものころ家族旅行で訪れた思い出のある場所だ。
今季すでにGWに600kmは完走していたのだが、ぜひ走ってみたいとエントリーしたのだった。
今回のコース |
10月7日(土)、新幹線で広島から鹿児島へ移動する。
久々の輪行。ちなみに新幹線輪行は初めてだ。
近場なら自由席でもいいが、距離もあるし、大型荷物スペースのある指定席を予約した
広島駅の新幹線口で輪行スタイルに換装する。
今回が実戦初投入になるPEKOさんお手製輪行袋だ。
モンベルのバーサライトバックパック40リットルを背負う。
これも今回の旅用に購入した。
バーサライトバックパック40リットル |
スマートEXで指定席券をスイカに設定したはずなのに、改札で入れない。
古いIDが残っていたようだ。
別のIDを入れてなんとかなった。
早めに行っといてよかったわ。
ホームに着くと、なんか見覚えのある風貌の人が、似たような荷物を持ってたたずんでいる。
お、こなきさんじゃ |
前日から指宿入りするのは知っていたけど、まさか同じ便とは。
オラ、俄然楽しくなってきたぞ。
バイクは席の裏に |
というわけで鹿児島中央駅までの2時間半もあっという間。
同列のA席とD席でX(旧ツイッター)を投稿しあって、楽しんだのであった。
わしはA席、こなきさんがD席 |
鹿児島中央駅でいったん改札を出て、土産物を買い、昼食を取ることにした。
駅構内はさつま揚げの店が幅を利かせていたけど、日持ちがしないのが難点。
なので鰹節系の土産を選んだ。
結果、大当たり。鰹節の燻製はうまい。
今も晩酌のあてになっているという。
ランチはラーメン店に行列ができていたので、とんかつ屋さんへ。
黒豚とんかつをオーダーしたが、正直違いがよく分からなかった。
黒豚のとんかつ |
30分以上待って、在来線の指宿枕崎線に乗る。
2両編成の車内は混雑している。
ずっと立ちっぱなし |
結局、指宿までの1時間半、立ちっぱなしだった。
天気予報はあすから雨。
だが車窓から見る空はどんよりとした曇り。
時折、雨もぱらついてくる始末だ。
指宿駅はローカル駅で、交通系カードが使えない。
観光地だが、駅前の商店街はどことなく寂しい空気が漂う。
指宿駅前、国体に参加するらしいアスリートがいっぱい |
輪行解除して、向かうは名物の砂むし温泉「砂むし館砂楽」である。
自転車なら5分ちょっと。
砂浜の簾がかかっている場所が砂むし場 |
温泉で温められた砂に埋まって入浴するというユニークな施設だ。
浴衣に着替えて、砂浜に仰向けに横たわり、砂をかけてもらう。
実際に砂に埋まっているのは10分ちょっと。
だけど大地のパワーを体感でき、元気をもらった。
その後、砂にまみれた体を温泉で流してさっぱり。
1500円ちょっとかかったけど満足してしまった。
湯気が噴出している! |
こなきさんは駅前のホテルへ。
わしもゲストハウスにチェックインした。
部屋は二段ベッドが二つに3人。
みんなサイクリストだった。
3連休の初日なので、泊まれるだけでもありがたい。
二段ベッドの上なんていつ以来だろう |
ベッドメーキングを済ませて駅前の郷土料理店へ向かう。
地元の方にも人気らしく、繁盛していた。
駅前の青葉さん |
こなきさん、初対面のきんたチャリさんと合流して夕食会だ。
剛脚ランドヌールである、関西在住のきんたチャリさん。
神戸発のフェリーで朝のうちに宮崎入りし、ライドと輪行を組み合わせて指宿入りしたという。
おじさんたちの集いが始まる |
今夜の宿は?と聞くと「野宿なんです」という。
それから600km走るとは…。すごすぎるぜ。
キビナゴやらさつま揚げやら黒豚さんやら地鶏やら鰹のたたきやらをオーダーして腹いっぱいに。
キビナゴ |
さつま揚げ |
鰹のたたき |
焼酎が一杯320円という安さにも驚き、結局3人で9000円ちょっと。
コスパも素晴らしく大満足だった。
隣の席のご夫婦とも話に花が咲く。
鹿児島市から移住し、温泉付きの家にお住みだそうな。
素晴らしいな。
明日は雨が降りそうだけど、厳しい戦いに向けて英気を養えたのであった。
つづく
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