2016年11月3日木曜日

BRM1030高宮200キロ その2

10月30日午前5時半、安芸高田市高宮町の温泉施設「たかみや湯の森」。
まだ真っ暗なのにヘッドライトを付けて、ごそごそしている大人たちの姿が。
AJ広島主催としては最後になるBRM1030高宮200kmが始まるのだ。
撮影・こなきさん

真っ暗どころか、深い霧もかかっている。
ヘッドライトの光に、霧が流れていく様がはっきりとわかる。
気温は5度。寒い。
もう冬じゃん。

長袖のアンダーシャツ、半そでジャージだけでは耐えられない。
念のため車に積んでいたゴアテックスのストクルのジャケットを羽織る。
生地がしっかりしているので、防寒具の役目を果たしてくれる。
オルトリーブのサドルバッグに突っ込んでいた指あり手袋を着ける。
下はビブショーツに、パールさんのレッグウオーマーを装着。
レッグウオーマーは終日外さなかった。

きょうのパートナーはおなじみのケーキさん。
直前に体調を崩していたので心配していたが、なんとか出走できるようだ。
咳が残っているので、首回りに巻くバフが二つあったので一つ貸す。

サドルバッグの中には、補給食のおにぎりが三つ入っている。
ソイジョイも3本ほど。
今回、PC1のポプラ粕淵店が改装中のため、急きょ有人PCに変更されたのだ。
ただでさえ、店の少ない山間部。これは痛い。
補給が順調でなければ痛い目に合うのは、これまでの経験で実感した。
準備だけは怠りなく、ね。

今回の愛馬は安定の初号機ウノさんだ。
最近、ハンドルの動きが渋いので前日、ウエキさんに持って行ったのですが、入院が必要だということが判明。
今回は間に合わないので、現状で走ることにした。
今年はハードな条件で走り続けてきたからね。
このへんでリフレッシュしてもらうか。

車検と受付を済ませる。
ケルビムやらランドナーやらミニベロやら。
いろんな自転車があって楽しいわ。


そしてT代表たちによるブリーフィングが。
AJ広島名物、ドローンによる空撮も予定されているとか。
これは楽しみだ。

今回出走したのは、女性を含む23人だ。
出走時間の午前6時が近づくにつれ、空が青くなってきた。
さて、どんな旅が待ち受けているのか。

湯の森の入口まで移動する。
GPSのスイッチを入れる。
午前6時。
200キロ、制限時間13時間半の旅が始まった。
撮影・こなきさん

撮影・こなきさん

霧にけぶる道を走り出す。
ケーキさんは指切りグローブだったので、手が冷たいらしい。
日が昇って暖かくなるまでどうか我慢してくだせえ。


わしは我慢できるレベルだ。
農道の軽いアップダウンをこなす。
雪じゃないよ。霧の粒がフラッシュで光っているだけです

左折して国道433号を江の川沿いまで一気に下る。
これは快走路。
車もいないし。
ただ寒いけど。

冷気がのどを刺激するらしく、ケーキさんの咳が定期的に聞こえる。
下り坂が終わった。
三江線の踏切を越え、江の川に架かる橋を渡る。


三次市作木町に入る。
国道375号に合流する。

すぐトンネルに入る。
うほ、暖かい。
外とは2~3度明らかに違う。
ケーキさんもお喜びのようだ。

が、トンネルを抜けると、また寒くなる。
このコース、何個かトンネルがあるので、その繰り返しだった。
広島、島根県境をまたぐ両国トンネルは長さ3233メートルもある。
越えるのに時間が掛かったが、暖かくてありがたかった。

江の川の下流部へと下る快走路が続く。
江の川では川船をずいぶん見かけた。
今の季節だから川カニ漁かな。
しっかりした船着き場もあって、川での漁が生活に浸透しているのがわかる。

そして、このコースで楽しいのが時折現れる橋だ。
どの橋も工法が異なっており、バラエティ豊か




地元の人は橋を見ただけで、今どこにいるのかわかるのだろうな。
走っているうちに霧も消えた。
晴れ間が広がってくる。
撮影・カタヤマさん

撮影・カタヤマさん

撮影・カタヤマさん

副代表がパスしていく。
足元がすごい(^.^)

道の駅グリーンロード大和が見えた。
走り出して1時間が経過したし、休むとしますか。
ほかの参加者の自転車も止まっている。
軽く補給をする。
今回は補給をしっかり取るのを心掛ける。
モリリンさんが差し入れてくれたエナジーバーをmgmg。
ありがたや、ありがたや。

トイレも含め10分ほど休んだ。

走り出す。
日が昇ってきた。

これまでとうとうと流れてきた江の川は、ダムのバックウオーター部分になり、流れがゆるやかになる。

粕渕が近づいてきた。
グランフォンドを3度走ってお馴染みの風景だしね。
グランフォンドは左岸、今回は右岸だけど。
小さなトンネルをいくつか過ぎる。

AJ広島の旗が見えた。
午前8時、48.45キロ地点、PC1ポプラ邑智粕渕店に到着した。
撮影・カタヤマさん

つづく

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