9月21日(日)
きょうは湯来ヒルクライムの日だ。
7月の飯南ヒルクライムに続き、わしのヒルクラ2戦目だ。
昨年から始まった湯来ヒルクライム。
広島市内で唯一の自転車レースだ。
初回はゲストに世界の新城幸也選手が来るというサプライズで、広島のロードバイクファンにうれし涙をちょちょ切らせた伝説の大会だ。
わしも行きたかったな~~。
今年は会期を2日間に拡大し、ステージレースとして行われた。
初日は広島市佐伯区湯来町南部の阿弥陀山で、2日目は昨年の会場、旧天上山林道で実施された。
わしは2日目の天上山コースにのみエントリーした。
表彰は2日間通しでないとしてもらえないらしいが、わしには関係のない話だし。
5時半起床。
日の出とともに車で会場へ向かう。
途中、ボトルとグラブを忘れて2回も取りに戻ったのは秘密だよ。
着いた。
クアハウス湯ノ山だ。
いつもなら自転車で来る距離だけど今日は特別だ。
時間がたつともともに坂バカのみなさんが続々と到着する。
前回は100人以上が参加した大会だったが、今回は告知が約1ヶ月前と遅かったせいか、2日間で延べ参加者数が約60人とこじんまりした規模だった。
おなじみken2さん、宮トラフィニッシャーにしてSRのガチオ君も参戦。
ともに昇天を誓い合う。
ガチオ君は弐号機、黒王号?を得ての参戦だ。
わしもおなじみウノ君で。
ゼッケン番号69。ロックな走りを見せたろやないか!
開会式後、数台ごとに分かれてスタート地点に移動する。
スタート地点では、ご近所KOMのはっち君が極楽寺経由で応援に来てくれていた。
気合が入るなあ。
 |
撮影・はっち君 |
収穫を間近に控えた田んぼの中でスタートを待つ。
ゼッケン順に10人ずつぐらいで走るので、わしの組はしんがりだ。
40歳以上のマスターズクラスに出るヘンタイさんたちと一緒に走るのだ。
午前9時。いよいよスタート。
前の組が1分おきにスタートしていく。
いよいよわしたちだ。
緊張感が高まる。
スタート!
 |
撮影・はっち君 |
脚を回す。
まもなく集団の速い人たちがパスしていく。
付いていきたいが、じわじわと離される。
3キロ地点までは渓流沿いの区間だ。
ここが地味につらい。
心拍150台をキープして脚を回していく。
お堂をすぎ、山岳の九十九折り区間に入る。
最初こそ斜度があるが、まもなく若干緩やかになる。
心拍が若干下がる。
前の組から下がってきた人を2,3人抜かす。
熊よけのベルをつけた人も。
九十九折りが終わり、尾根に出た。
この前後、3人で集団になった。
前の集団から下がってきた、赤ジャージさん、チームスカイさんだ。
赤ジャージさんはすごかった。
いったんわしが抜かしたのだが、踏みとどまってまた上がってきたのだ。
ヒルクライムはいったん気持ちが切れるとそこで終わり。
なのに、また追い上げれるのはすごい精神力と思う。
6.5キロ付近からコースは尾根区間に入る。
ここは九十九折り区間よりも斜度がきつい。
路面もやや荒れる。
アスファルト舗装にひびが入り、そこから雑草がのぞいているような場所もある。
このしんどい区間、集団で走れたのが、実に大きかった。
時に「がんばりましょう」と励ましあったり、時に「抜かされまい」と回したり、時に「隣りも同じようにしんどいはず」と、脚を緩めるのを思い直したり。
一人ではこれだけ頑張れなかった。
一緒に走ってくれたからこそ、わしも踏ん張れた。
気持ちが途切れなかった。
これがレースなのだろう。
競い合うことで自分が思っている以上の力が出る。
8.3キロ地点。ピークだ。
ここから下りに入る。
下りは追い越し禁止。
3人がもつれるようにして、コースを駆け下りる。
いったん上り返しがある。
それが終わるとまた下りだ。
そして最後の心臓破りの坂だ。
距離は300メートルぐらいなのだが、もう地獄だ。
40キロ以上出ていたスピードが一気に10キロ前後に落ちる。
体感速度としては歩いているぐらい。
最後の力を振り絞る。
最初にチームスカイさんが遅れた。
赤ジャージさんは落ちない。
ゴールが見えた。
赤ジャージさんとほぼ横並びになる。
かっこいいわしの写真をありがとうございます<(_ _)>
 |
撮影・湯来のまゆみさん |
 |
撮影・湯来のまゆみさん |
 |
撮影・湯来のまゆみさん |
 |
撮影・湯来のまゆみさん |
ダンシングできる余力はない。
懸命に脚をけるように回す。
ハンドルを引っ張り、体をまるめ、必死に進む。
「前へ、前へ」
ほんの時速1,2キロだけど、わずかに加速する。
どうにか赤ジャージさんをかわす。
ゴールを走り抜ける!
やった!
走りきった!
と、胃が裏返るような感覚がやってきて、もどしそうになる。
やばいッ!
が、なんとかのどの奥あたりで、お帰りいただく。
ふう、助かった。
まだ気分は悪いけど、惰性で記念碑まで走りついた。
終わった。
最後まで出し切った。
本当にうれしい。
最後まで自分に負けなかったのが、素直にうれしい。
途中であきらめなくてよかった。
自転車を降りて、ちゅうりん木にかける。
赤ジャージさん、チームスカイさんと握手する。
本当にありがとう。
頑張れたのはお二人のおかげだ。
先にゴールしていたken2さん、ガチオ君とも、こぶしをぶつけて、健闘をたたえあう。
後で知ったのだが、わしのタイムは42分32秒。
これまでの試走で出していた結果を5分も上回っていた。
すごいな。これがレースか。
肝心の順位はマスターズ19人中15位だった。
人数は少ないがレベルが高いのでは。
30分台が12人もいて、トップ31分台だった。
総合1位は30分9秒。
昨年の28分台には届いていないが、たいしたものだ。
ともかくも出し切ったよ。
地元の女性たちが振舞ってくれたソーメンをいただく。
山頂でソーメンを食べられるとは思ってもみなかった。
おいしゅうございました。
ken2さんも出し切ったのとのこと。
ただそれでも、自分より速い人がたくさんいる、ということに悔しさを感じていたようだ。
ここで満足しないのが素晴らしいね。
これが次への向上心へとつながるのだろうから。
預けていた荷物に入れておいたウインドブレーカーを羽織る。
グループに分かれて下山する。
いつもは長くてしんどいダウンヒルだが、大勢で下りると楽しかったな。
クアハウス湯の山で着替え、閉会式のある湯来温泉へ。
湯来ロッジで一風呂浴びたのだが、本当にいい気持ちだった。
他の参加者と湯船で自転車談義できたのも、楽しかったな。
閉会式もチャリティーオークションがあり、楽しませてもらった。
新城幸也選手がツールやジロでつけていたゼッケンとか、レアすぎだよ。
落札価格は秘密♥
わしはチームUKYOのサイン入りレーミクイラストボトルをゲット。
これで500円はお得でした(^_^)/
 |
ぼくのは右のボトルね |
秋の日の一日を本当に楽しめた。
イベントの実行委員会のみなさん、準備やおもてなしをしていただいた湯来のみなさん、応援してくれたみなさん、写真を提供していただいたはっち君や湯来のまゆみさん、本当にありがとうございました。
また来年も参加したいと思わせるステキなイベントでした。
さあ次はどこへ走ろう。