瀬戸内の海は実に気持ちいい。
飯を食べたら、いい風景が待っている。
楽しみだ。
倉橋の集落を抜ける。
お店に到着!
「かず」というこの店、向かって右側が日本料理屋さん、左側が喫茶店になっている。
中で厨房は共通しているというユニークなつくりだ。
わしらは喫茶部にご入店。
結構にぎわっており、わしたちが食事している間も、お客さんが途切れることはなかった。
わしとバリさんはカキ丼850円をオーダー。
ケーキさんはここまできて、唐揚げ定食。
カキ丼は親子丼のカキバージョンだ。
ぷりんぷりんの大粒カキが四つ入っていた。
おいしゅうございました。
そうそうカキうどんもいいらしいよ。
ちょっとばかし走って名勝の桂ケ浜へ。
きれいな砂浜が広がっているのだ。
そばには日帰り温泉もある。
砂浜に出た。
海面がキラキラと光っている。
きれいやなあ。
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撮影・ケーキさん |
広島の人は、海って南にあるもんだと思っているから、この風景は当たり前だけど、そうでないt地方もある。
太陽はぽかぽかと暖かい。
自販機で買ったコーヒーを飲む。
のどかだなあ。
のんびりと昼寝でもしたい気分だ。
オヤジ3人、しばし寛いでから動き出す。
二人は近くの桂ケ浜の日帰り温泉へ向かい、トイレへ。
きれいなシャワートイレだったらしく、満足げな顔で戻ってきた。
さぁ、出発!
桂浜の集落を抜ける。
人通りが多い。
しかも喪服姿。
ああ、斎場があるのだな。納得。
来た道を戻る。
オヤジ3人衆ではあるが、平地ばかりも面白くないので、一つはヒルクライムを入れることが多い。
きょうのターゲットは「火山」である。
「かざん」じゃないよ。
「ひやま」って読むらしい。
標高は408メートルとか。
途中まで自転車でも登れるらしいので、いざレッツラゴー。
行ってみないとわからないしね。
浮気じゃなかった、宇和木トンネルの下まで上って、旧道に入る。
結構な斜度じゃね。
車が来ないのが、ありがたい。
切通しを抜けて、ちょっと下ると右へ曲がる道がある。
ここからが火山の真骨頂のようだ。
火山の裏から、北側を巻くようにして上っていく。
斜度がきつい。
STRAVAでは松原1035climbというセグメントが設定されている。
1.7キロ、標高差201メートル、平均斜度がなんと11%!
これは厳しい!
体重50キロ台のやせ形のバリさんがするすると上っていく。
体重60キロ台のわしとケーキさんは重力に抗いながら、じわじわと上っていく。
ふつう、カーブが終わると、ちょっとゆるい斜度が現れたりするのだが、無慈悲なこの坂にはそういう常識は通じない。
ただ、ただひたすら未来を信じて、脚を動かすしかない。
そう、回すのではない。
動かすしかできないのだ。
きつすぎる斜面は精神を次第に蝕んでいく。
「無理しなくて、脚ついてもいいよね~~」
「まっすぐ上らなくてもいいよね~~」
とかだ。
そうだ。まっすぐ上らなくてもいいのだ。
とういう訳で、ジグザグに上っていく。
あの娘とスキャンダルである。
あ、ジグザグハートの子守唄だった。
平均11%の坂ってのは、それほどない。
われわれの快挙を知った先輩(江田島赴任経験あり)は「え、あそこを自転車で上るの!」と絶句されていたほどなのだ。
ぜえぜえハアハア。
ようやく最後の直線だ。
先行したバリさんが激励しているのが聞こえる。
もう、何が何だかわからないよ。
ただ一緒に走るケーキさんよりは早く行きたいなあ、といやらしいことを考えて、足を必死に回す。
ここの直線は長かった。
はふ~~。駐車場に到着だ。
撮影・ケーキさん |
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撮影・ケーキさん |
テーブルも設けられ、結構眺めがいい。
一息つく。
標高約350メートルだ。
隣のテーブルに、登山客がいらっしゃたので、話を聞く。
どうやら、もうすぐ歩けば山頂につくらしい。
これは行ってみないと!
ということで、わしとバリさんのSPDシューズ組が山頂に登ることに。
ケーキさんはSPD-SLシューズだったので断念。
しばし待っていただくことに。
では、では行ってきまーす。
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撮影・ケーキさん |
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撮影・ケーキさん |
つづく。
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